北朝鮮としては、ようやくアメリカとの2国間交渉にたどり着いたのであるから、ここで交渉をまとめたいところだろう。
北朝鮮としては、段階的に非核化と、制裁解除をするということにアメリカが方針転換することを望んでいる。
非核化の完全実施でなければ制裁解除をしないというのでは話がまえにすすまないということをほのめかした、ということであろう。

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アメリカCNN 2019.04.13 Sat posted at 14:24 JST
北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長が3回目の米朝首脳会談に言及
ソウル(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は12日、国会にあたる最高人民会議で演説し、米国が外交協議の継続を望むのであれば「現在の考え方」を見直す必要があるとの考えを示した。朝鮮中央通信(KCNA)が伝えた。
KCNAによると、金委員長は平壌で開かれた最高人民会議14期第1回会議で演説。
米国に「新しい考え方で歩み寄る」よう求めた。
さらに「明らかなのは、米国が政治面で現在の考え方に固執した場合、問題解決への展望が暗く非常に危険になるということだ」とも主張した。
2月にベトナムの首都ハノイで行われた米朝首脳会談では、金委員長が制裁の全面解除を要求したことを受け、トランプ大統領が話し合いを打ち切った。
北朝鮮はその後、非核化協議の中断を示唆している。
トランプ氏は11日、ホワイトハウスで韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と会談。
3度目の米朝首脳会談に含みを持たせたものの、実現するかどうかは金委員長次第だと強調した。対北朝鮮制裁については、維持するが強化は望まない考えを示していた。
金委員長は今回の演説で「米国は首脳会談開催に盛んに言及しているが、ハノイ会談の再現のようになるのは望ましくなく、そのつもりもない」と述べた。