対空ミサイルS500、まもなく露軍に配備 するとの報道だが、優れた迎撃ミサイルを保有していることは、国防上、かなりの抑止力となる。
弾道ミサイルで攻撃してもそれが撃ち落とされるということが事前にわかれば、攻撃する国はない。ロシアの巧妙な抑止政策である。
この前のs400という迎撃ミサイルもすぐれもので、射程は400km、同時に1つの目標、例えば戦闘機などに時間差をおいて4発発射可能という。必ず撃墜できるというミサイルであった。
その性能を上回る射程600kmで、たとえば10個の弾道ミサイルが同時に発せされていてもそれをすべて撃墜できるという性能であるという。
迎撃ミサイルではロシア軍がアメリカのミサイルを性能的に上回っているのかもしれない。
自衛隊も、自国で弾道ミサイルを撃墜できる迎撃ミサイルを開発してほしいものである。
そうすれば、中国、北朝鮮、ロシア等の中距離弾道ミサイルも恐れる必要はない。
日本を弾道ミサイルで攻撃するぞという脅しが、日本には効かなくなる。抑止力である。

データ
スプートニク日本2019年03月04日
ジューコフ記念航空宇宙防衛軍事アカデミー長のウラジーミル・リャポロフ氏は、最新鋭対空ミサイル「S500」がまもなくロシア軍に配備されると明らかにした。
露紙「クラスナヤ・ズヴェズダ」のインタビューで判明した。
「S500(プロメテイ)」は次世代地対空ミサイルシステム。上空高くでミサイルを迎撃できる長距離汎用複合体だ。
「S500」は弾道ミサイルだけでなく、空力的標的、つまり飛行機やヘリコプターなどの空中の標的に加え、巡航ミサイルも迎撃可能。
「S500」の射程は600km。同時に10個までの最速秒速7kmで飛ぶ超音速弾道ミサイルを発見し、撃墜できる。
さらに極超音速ミサイルの弾頭も迎撃できる。