会談は不調に終わったようだ。午前中にはハノイ宣言が出ると言われていたが、それはなくなった。
やはりアメリカ国内をトランプ氏は意識して、非核化を期限付きで迫ったのであろうが、金正恩氏は準備不足ということで、継続会議となったようだ。
北朝鮮もアメリカと戦争をする覚悟で70年間すごしてきているのであるから、対米強固派は軍内部でもかなり多数いるのではないか。
つい最近強固派を50人粛清したとロシアの通信が伝えていた。
北朝鮮は70年前の朝鮮戦争のおり、中国義勇軍がアメリカの爆撃に耐えるため、北朝鮮に地下陣地を構築してアメリカ軍と戦った。
休戦後は北朝鮮はその地下陣地を70年かけて拡大、補強している。また大規模な地下都市というか防空壕を建設して住民を避難できるようにしているようだ。
その巨大な陣地に隠されている核弾道ミサイルのすべてを査察するのは事実上不可能であろう。また、核兵器の制作技術者の処遇問題もある。
2回の歓談では結論は出ないであろう。
休戦協定を終戦に持ち込みたいというのが本音であろうが中国の出方も良く分からないところではある。
データ
スプートニク日本2019年02月28日 15:43
トピック 金正恩氏とトランプ大統領のベトナムでの会談 (18)
ホワイトハウスのサラ・サンドレス報道官はトランプ米大統領、朝鮮民主主義人民共和国の金正恩労働党委員長の首脳会談を総括した声明で、両首脳は合意には至らなかったものの、「良好な建設的」会談を行ったことを明らかにした。
サンダース報道官は「両首脳は、非核化を促進するためのさまざまな方法を議論した」と述べた。
報道官は「現時点では合意に至らなかった」が、米国と北朝鮮の代表団は「今後の会談に期待している」と述べた。
