米国人投資家のジョージ・ソロス氏は、政治的な動きをすることでも知られている、怪物の一人である。単なる投資家というのではなく、政治に対するその影響力は無視できるものではない。
EUが置かれている状況を正確に読んでいると言えるであろう。
つい先日、ドイツのメルケル首相が訪日し、安倍首相と会談している。内密に何を話したのか興味あるところである。
アメリカの投資家 ジム・ロジャーズ氏は、第二回米朝首脳会談で経済制裁が解除されると予測し北朝鮮への大規模投資を考えているという情報もある。
ロシア・スプートニク日本
2019年02月13日 18:24
米国人投資家のジョージ・ソロス氏はEUがソ連と同じ運命をたどらぬよう、警告を発した。
ソロス氏はサイト「プロジェクト・シンジケート」に発表した「ヨーロッパよ、どうか覚醒してほしい」と題する記事の中で、この見解を述べている。
ソロス氏は、EU指導者と市民は今、EUにとって革命的な瞬間が訪れている事実に気づいていないと指摘し、今、EU市民が目を覚まさなければ、1991年のソ連邦と同様、崩壊してしまうと危惧感を表している。
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ソロス氏は、EU各国ではEU統一の維持を望まない政党により支持が集まっていると指摘し、「彼らはEUが基盤とする価値観を保つことを望まず、急進的な別のものでこれを置き換えようとしている」と述べている。
ソロス氏は、EU創設の基礎となった価値観を維持しようとする者たちを旧弊な政党システムが阻んでいるとの考えを示し、「現在の(EUの)指導部はソ連の終焉の時期の政治局を想起させる。
なぜならまるでそれが未だに現実性を失っていないかのように法令を出し続けているからだ」と分析している。
2018年9月、ハント英外相はEUがソ連へと変貌しないよう警告を発している。
ハント外相は、EUがメンバーの離脱を阻止する障害を設けようとしていることはソ連の行為を想起させると指摘していた。