ロシアがアイヌの問題を取り上げてきたことは、千島列島の問題に絡んでくる。
樺太にもアイヌはいたが、日本の敗戦時に樺太から日本に送還されて北海道に移住したと記憶する。
千島列島のアイヌは日本の敗戦の折、日本人とともに北海道に送還されたのではなかろうか。
それでも千島列島に残っていたアイヌはロシア領のカムチャッカ半島に送られたのであろう。
プーチンがクリル(千島)民族ないしはアイヌ民族をロシアの先住民としたことは注目しておかなければならない。
アイヌは日本の先住民であるからだ。

以下引用
プーチン大統領はアイヌをロシアの先住民族と呼ぶ提案に賛成した。提案に賛同する模様は、プーチン大統領と露大統領人権評議会のメンバーとの会合の逐語記録に残されている。
引用
スプートニク日本2018・12・19
会合ではロシアに居住する民族のすべてがロシアの先住民とは見なされていない問題が取り上げられた。
同評議会のアンドレイ・バブシキン氏は、正式にはロシアの先住民とみなされていない民族として極東諸島に古代から居住するクリル民族ないしアイヌ民族を挙げた。
アイヌ民族をロシアの民族に含めるという提案にプーチン大統領は「そうしましょう。私は賛成です」と答え、さらに次のように続けている。
「アイヌを先住民族に含めることは正しいことです。」
プーチン大統領はこう語った上でアイヌは日本、米国、ロシアのどの国にも暮らしていることを指摘した。
バブシキン氏は「ロシアではアイヌはカムチャッカ半島にいます。
アイヌはクリル諸島にいましたが、のちに強制的にカムチャッカ半島に移住させられています」と補足し、その数はわずか105人であると指摘した。