ロシアとの交渉は、進展を見たようだ。
安倍首相はプーチン氏から択捉嶋、国後嶋、歯舞諸島にアメリカ軍の軍事基地を作らないということの打診を受けたようだ。
アメリカと日本が日米地位協定を結んでいることより、日本はアメリカ軍が日本領のどこにでも軍事基地をつくることを認めている。
このままでは、北方領土返還後にアメリカはそこに軍事基地を造ることができる。
したがって、この協定の見直しが必要となろう。
(この協定は日本がアメリカの植民地であるとういうことを表している。)
またトランプ氏から公式文書にて、そのことを保証することを文書にて取り付ける必要がある。
プーチン氏は自国の安全のためアメリカ軍が基地を造れないという約束を要求してくる。
日本とロシアとアメリカとは、中国の膨張に対する危惧の念では一致する。
日米同盟プラス日ロで軍事同盟を結ぶことも可能となるかもしれない。
そうなるとあわてるのは、中国ということになるだろう。
アメリカは中国の元がドルに変わる決済数かとなることに神経質になっていることも見逃せない。
ロシアは、ロシアの裏庭の北極圏に中国の砕氷船が運航していることをリスクと受け取っている。
ロシアはシベリア・極東地区を(太平洋側を)経済的に伸ばしたいと考えている。
来年、日ロで平和条約が締結できれば、北海道と樺太が鉄道と道路と天然ガスのパイプラインで連結され、日本は樺太経由で大陸とつながることになる可能性がでてくる。
アメリカから公式文書を取り付け、ロシアとは少なくとも”領土の面積2分の一という線引き”(択捉島の3分の2ロシア、三分の一日本、(国後、歯舞含む)で決着してもらいたい。
日本にとってロシアと平和条約を結ぶ最後のチャンスとなろう。
以下引用
ロシアのプーチン大統領と日本の安倍首相は、1956年のソ日共同宣言に基づいて両国の平和条約交渉を活性化することで合意した。露日首脳会談後、ペスコフ露大統領報道官が記者団に明らかにした。
スプートニク日本2018/11/15
ペスコフ氏は「プーチン大統領と安倍首相は、会談の結果、ロシアと日本は1956年のソ日共同宣言に基づいて平和条約問題に関する交渉プロセスを活性化することで合意した」と述べた。
モスクワで1956年10月19日、日本とソ連の戦争終結、外交及び領事関係回復に関する日ソ共同宣言に署名がなされた。
ソ連政府は、ソ日共同宣言第9項で、平和条約締結後にシコタン島と「ハボマイ諸島」を日本に引き渡すことで同意している。
ソ日共同宣言は、1956年12月8日に両国によって批准されたが、1960年に日米安全保障条約が締結されたのを受け、ソ連は島の引き渡しに関する義務を取り消した。