
ホンジュラスの国民が、国を捨ててアメリカに移民しようとしていることは、ホンジュラスの政治が国民のものとなっていないということである。
国を捨てるという決断は大変な決意であろう。
他国では移民できたとしても最下層の生活を強いられることになろうが、それでも移民するということは、国家というものが崩壊していることだ。
アメリカのトランプ氏はどうするか。
いままでのスタンスからするならば、移民をみとめないということになろう。メキシコとの国境沿いに移民防止の柵を設置しようとしているのであるから。
伝聞によると、中米の貧困は想像を絶するレベルと聞く。
データ
アメリカ/CNN 2018.10.23
(CNN) 中米ホンジュラスから米国を目指して北上する集団が隣国グアテマラを通過し、同国とメキシコ南部との国境に到達した。20日には猛暑の中、数千人が国境の橋に詰めかけた。
移民らはホンジュラスの貧困や暴力から逃れようと今月13日に出発し、15日にグアテマラ入りしていた。
ホンジュラスのエルナンデス大統領は同日、グアテマラを訪問してモラレス大統領と会談し、移民集団を帰国させる方策を話し合った。
エルナンデス氏が会談後の記者会見で語ったところによると、これまでに少なくとも1人の移民が車から落ちて死亡した。同氏は「ここ数日の展開は未曽有の事態だ」と述べて危機感を示した。
国境の橋では20日、数十人がホンジュラス国歌を歌い出す場面もあった。胸まで水につかりながら川を渡ったり、橋からはしご伝いに即席のいかだへ乗り込んだりするグループもいた。
19日には一部のメンバーが入国ゲートを強行突破しようとしたが、メキシコ側の機動隊が催涙ガスや発煙筒でこれを阻止していた。