呼吸器の免疫力―肺胞マクロファージを強化 [2016年10月12日(Wed)]
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呼吸器の免疫力―肺胞マクロファージを強化
呼吸器の働き 我々は、口から取り入れた栄養素を吸収し、その物質代謝によって 得られるエネルギーを活用して生命活動を営んでいる。 この栄養素の燃焼に必要な酸素を取り込み、生じた二酸化炭素を 排出するガス交換を呼吸という。 各種器官の組織細胞におけるガス交換で血液が運んできた酸素をとりいれ、 組織で生じた二酸化炭素を排出する。 呼吸器の最も大きな特徴 この呼吸器の最も大きな特徴は、外気から酸素を取り組むため外に向かって 開放している器官であり、その結果、外敵に侵されやすい。従って 1、 呼吸器本来の役割である酸素と二酸化炭素の交換 2、 外敵の侵入という危険を防ぎ、正常な空気を肺まで送り届ける という2つの仕組みがある。 肺胞マクロファージ 肺胞は、約3億個もあり、極めて薄い呼吸上皮で覆われ酸素と 二酸化炭素のガス交換が行われる。この肺胞にあるマクロファージを 肺胞マクロファージと呼び、これが最後の免疫機能を担うことになる。 放射性物質などの有害物質を呑み込み排出する働きをするのが、 肺胞マクロファージであり、これが有害物質に負けると、 がんなどの病気にかかりやすくなってしまうのである。 現在のところ、大病院の医師に聞いたところ、体内に吸い込んだ放射性物質を、 放出する方法はないのだそうだ。 人間がもつ、肺胞マクロファージの免疫機能により、これら 有害物質に打ち勝つしかない。 従って、日本民族・日本人ーー特に東日本在住の方々ーー はこの肺胞マクロファージを強化・増強しておかねばならない事になる。 放射性物質による内部被曝の危険は、その7割くらいが呼吸器からという。 このマクロファージを増強するには、日本の伝統食品でもある乳酸菌及び乳酸発酵 した食品が有効であるが、次回に検討して行きたいと思う。 今回は、欧米で普及しているハロセラピー塩の粒子で治療効果を発揮について 触れたいと思う。何故なら、直接、肺胞マクロファージを強化する機能がある らしいからである。 以下引用 屋内の塩洞窟療法 ハロセラピーはhalotherapyと書き、haroはギリシャ語で塩、therapyは英語で 治療のことである。ハロセラピーは洞窟療法から発展してきた。 洞窟療法は地下気候治療法の事であり、東ヨーロッパやロシアで幅広く おこなわれている呼吸器疾患治療法だ。 数世紀も前から岩塩抗微気象が保健に有益であることを岩塩鉱山の鉱夫達は 知っていたらしい。1843年にポーランドの医師ボッコウスキーは、 塩の粒子で満たされた空気が呼吸器疾患に治療効果を発揮すると最初に仮定して 発表した。1958年にはクラコウ地区のヴャリチカ岩塩鉱で肺疾患患者ように 最初の塩療養所が設立された。 以来、オーストリア、ルーマニア、アゼルバイジャン、キリギスタン、ロシア、 ウクライナなどで天然の塩洞窟に洞窟治療用診療所が創られた。(中略) 作用の仕組み 塩エアロゾルは、気道内のレオロジー(粘質)的な性質を改善し、 粘膜細胞の清掃機能を正常化させる。 塩化ナトリウムは、気管支繊毛のある上皮の機能を正常化するために必要であり、 一方気管支分泌液中の塩化ナトリウムの含有量は低下する。 塩エアロゾルの作用で呼吸官の排出作用が改善され、唾液の粘度は低下し 唾液吐出が軽減される。咳が軽減され、肺の聴診状態は良好になる。 塩エアロゾルは呼吸管の微生物相に殺菌や静菌効果を及ぼし、 肺胞のマクロファージ(細菌、ウイルスを捕食する大食細胞)の食作用を刺激し、 その活力の増加や捕食官給の整備を促進させる。 ほとんどの患者の上皮細菌叢はハロセラピー治療後に正常化され、 慢性肺疾患患者の体液性や細胞の免疫に影響を及ぼす。 適応症は ハロセラピーの適応症としては次のような症状を軽減出来るとしている。 慢性気管支炎、息切れ、急性肺炎、気管支拡張症、夜間の運動後の咳、ぜいぜい音、 喫煙による咳、粘着性の綻を伴う咳、粘液の詰まり、粘膜浮腫、 風邪とインフルエンザ、副鼻腔炎、鼻腔症、鼻炎と呼吸性アレルギー、 扁桃腺炎、咽頭炎、湿疹、等 ソルトパイプ(岩塩使用) ハロセラピーの効果を簡単に体験し、治療に役立てる製品が海外では 販売されている。塩を詰めたセラミック製のパイプで、 それを毎日15−20分間吸引することにより呼吸が楽になり、 くしゃみや咳も緩和され、よく眠れるようになるという。 日本には、岩塩鉱山がないため、設備がまだないし、 医療効果が認められているわけでもないのだが、 時間がかかろうが、普及を期待したい。 <データ> たばこ塩産業 塩事業版 2010,8,25 欧米で普及するハロセラピー 東海大学海洋学部非常勤講師 橋本壽夫 大分前になるが、テレビで(東欧であったと思うが、) この岩塩鉱山の坑道に、多くの人々が、呼吸器関係 の治療の為に訪れているのを放映していたのを思い出す。 欧州は、土壌がアルカリ性であるので、酸性の岩塩は調和してよいのかもしれない。 残念ながら、日本には岩塩鉱山はないので、岩塩は全て輸入である。 ちなみに日本は、土壌が火山灰からなっているので酸性土壌である。 免疫力の強化・マクロファージの増強のために、あらゆる可能性を試し、 我々の、日本人の免疫力・病原菌への抵抗力を強化して、健康を維持し、 放射性物質などの有害物質に打ち勝っていこう。 ”黒潮 熊野は、黒潮にのる寄木や文明が海辺に寄りつく御崎である。 黒潮文明論 稲村公望より引用” |



