米専門家ら「文大統領の鉄道・道路連結発言、米国を怒らせるだろう」
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[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] 2018年08月19日10時30分
年内に南北の鉄道と道路の連結着工が目標という文在寅(ムン・ジェイン)大統領の発言が米国政府を怒らせると米国の専門家らが指摘した。
米政府系ラジオのボイス・オブ・アメリカ(VOA)は16日、北朝鮮の非核化や人権状況に明確な変化がないのに経済協力を強調するのは韓米同盟にも誤ったシグナルを与えかねないと報じた。
文大統領は15日の光復節の祝辞で「板門店(パンムンジョム)宣言で合意した鉄道・道路連結は年内に着工式を行うのが目標」とし、これは韓半島(朝鮮半島)共同繁栄の始まりだと明らかにした。
これに対しブラッドリー・バブソン元世界銀行顧問はVOAのインタビューで、「文大統領の発言は対北朝鮮制裁を維持したり強化するべきと考えるホワイトハウスのボルトン国家安保補佐官のような米政府内の官僚を明らかに怒らせるだろう」と話した。
付記
やはり、休戦協定から終戦協定へ移行して休戦状態を終わらせることが先決であろう。
アメリカとしては、順序が違うだろうとということになる。
中国は、朝鮮半島の戦争状態の終結のため、休戦条約に調印した中国、北朝鮮、アメリカ(韓国は欠席)に加え、韓国を入れて4カ国にて終戦協定を結ぶべきだと主張して、その旨をアメリカに伝達した模様だ。 韓国・中央日報が報じたようだ。
当事者の中国を入れないことには話は進まない。中国としても平和になることが自国の利益につながるであろう。
北朝鮮は中国とのきずなが深いだけに中国としては、統一朝鮮に対して不安はない。
アメリカのトランプ氏の判断であろうが、関税・経済戦争との絡みでどのような決着の仕方をえがいているのであろうか。
トランプ氏は交渉のカードとして関税戦争を仕掛けたのであろうが、長期戦となればアメリカが不利と読んでいるはずだから、そのへんは計算済みであろう。