2020年東京五輪・パラリンピックまで2年となったのを機に、埼玉県朝霞市で大会の機運を盛り上げるイベントが行われた。
東武東上線の朝霞駅南口駅前広場で、大会までの日数を知らせるカウントダウンカレンダーをお披露目した後、川越藩火縄銃鉄砲隊保存会獅子の会による火縄銃発砲演武が行われた。
江戸時代の甲冑(かっちゅう)姿で現れた鉄砲隊は市職員含め20人で、うち7人が火縄銃を携帯。指揮者の「撃て」の号令のもと、空へ向けて一斉撃ちやつるべ撃ち、三段撃ちなどを披露し、通行人も足を止めて見入っていた。
鉄砲隊はその後、イベントの一環でエアースポーツガンによる射撃競技体験などが行われる中央公民館・コミュニティセンターまでのおよそ800メートルを、重さ約23キロの甲冑をつけて武者行列を行った。
東京五輪・パラリンピックでは、射撃競技が陸上自衛隊朝霞訓練場(同市など)で行われる。
甲冑をつけて参加した田中幸裕副市長は、「射撃競技は伝統競技。この朝霞の地で盛り上げていきたい」と抱負を語った。
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時事通信【もぎたて便】(2018/08/02-08:00)