「世界で最も幸せな国は?」。国連の世界幸福度ランキングで2018年の1位となったのはフィンランド。
次いでノルウェー、デンマーク、アイスランドの順で上位5カ国中4カ国を北欧が占め、スウェーデンも9位だった。
他の先進国ではドイツが15位、米国は18位。日本は54位と昨年の51位から後退した。
幸福観には国民性の違いもあるので、調査結果を額面通りに受けとめるべきではないとの批判もあるようだ。
データ
2018/7/12 2:00日本経済新聞 電子版
付記
日本だけに住んでいると他の国のことがわからないが、福祉・社会保障では必ずしも幸せな国とは言えない。
北欧の国だけでなく、イギリスやオーストラリアでは子供の教育費、医療費などが無料となっている。食料品には消費税が低額に据え置かれて低所得者には暮らしやすくする制度などがある。
イギリスがEUから脱退したのは、移民の大量移住がその背景にあった。教育費無料、医療費無料、住宅貸与の保障、最低賃金の保障があるからである。
残念ながら日本に移民が殺到することはない。
