付記
北朝鮮が、ミサイル実験施設を破棄したと報じられているが、この時期の報道として北朝鮮に好意的な報道であろう。
その前に、地下核施設というか実験場を爆破しているが、以前の報道で地下の核実験で、実験場の施設が崩壊の危機にあるなどということもあったのでそういう施設を爆破したともいえる。
北朝鮮は前に”実験は終わったので実戦配備する”との談話が出されていたが、核実験とミサイル実験は”実験段階は終わった”ということであろう。
北朝鮮の生き残りをかけた米朝首脳会談が始まるが、昨年までは戦争になるのではないかという観測がほとんどであったので、現況は隔世の感がする展開である。
北朝鮮の外交能力には学ぶところが多いのではないか。
安倍首相おトランプ大統領との首脳会談が行われるが、日本の外交戦略が問われるところである。
首脳会談は事前に水面下で合意事項が協議されているので、開催するということは儀式でしかないということである。”首脳会談に失敗はない”といわれるのはそのことによる。

データ
時事通信 2017・6.7
【ワシントン時事】米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」は6日、最新の人工衛星画像の分析結果に基づき、北朝鮮が北西部・亀城付近にあったミサイル実験施設を最近になって廃棄したと明らかにした。
ただ、同国指導部が「ミサイル計画の一部を中止したのか、同様の施設を新たに建設する計画なのかは分からない」という。
金正恩朝鮮労働党委員長は4月、「いかなる核実験も中・長距離、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試射も必要なくなった」と宣言。
5月24日には外国報道陣を招き、北東部・豊渓里の核実験場の施設を爆破している。
同サイトによると、亀城の施設は4月まで使用可能な状態が維持されていたが、5月第2週に解体作業が始まった。同月19日撮影の画像では、ほとんどの設備が撤去されている。
