平成23年度HNS等防除訓練を実施 [2011年07月21日(Thu)]
HNS等防除訓練を実施 (独)海上災害防止センター(以下「センター」という。)では、原油・重油といった特定油、ガソリン・灯油といった特定油以外の油、ベンゼン・キシレンなどの有害液体物質(以下「HNS等」という。)の流出や火災事故が発生した際、防災措置活動を迅速かつ的確に実施し得る人材を育成すべく、本年も日本財団より助成をいただき、HNS等防除訓練を5月16日から20日までの5日間にわたり、当センター防災訓練所横須賀研修所(以下「横須賀研修所」という。) にて実施いたしました。 ※HNS:Hazardous Noxious Substancesの意 (訓練受講生28名) (開講式の様子) 本訓練は、HNS等の流出・火災現場において、高度な防災措置活動を行う人材の育成を目的としているため、横須賀研修所での座学のみでなく、洋上での油回収装置の操作訓練や、東京湾に所在する第二海堡に建設された消防訓練施設にて、火災消火訓練や可燃性・有毒ガス検知訓練、防護服や呼吸具を装着しての煙中模擬訓練など、実動を主とした訓練を行っています。 (油回収システムの操作訓練) (プラント火災消火訓練) (可燃性・有毒ガス検知訓練) (防護服・呼吸具の装着訓練) 訓練に参加した研修生からは、「日頃経験できない実践的な訓練ばかりでとても勉強になった」、「今回勉強したことを日常業務に生かしていきたい」、「訓練を受け、災害現場での中心的な役割を担う責任感を強く感じた」、「未受講な人達に早く受講して欲しい」等の感想をいただきました。 等センターでは、今後もHNS等防除訓練内容の充実を図り、海上防災体制の充実強化に寄与したいと考えております。 |