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ダブルハルタンカーのボイルオーバー実験 [2007年10月23日(Tue)]

 当センターでは、日本財団の助成事業として、ダブルハルタンカーの火災時の消火作業の安全性及び対応策を確立するため、ボイルオーバー(火災による油面の高温が油中を伝搬し、タンク底部の水に接して水蒸気爆発を起こし、噴出飛散した高温油に引火し火炎が急激に激化する現象)の調査研究を行っています。今回行ったいくつかの実験の中での、特筆事項を紹介いたします。

【直径80cmの模擬タンク実験】
 昨年度のボイルオーバー実験で使用した直径30cmのタンクを直径80cmに大きくし、より実際のタンクに近くして実験を行いました。
 定常燃焼中の火炎高さは約2mでしたが、ボイルオーバー発生時の火炎高さは約10mまで達しました。また、キノコ雲状のファイアーボールが発生しました。

【消火後のボイルオーバー実験】
 燃焼させた後、一旦消火し、その後にボイルオーバーが発生するかどうかの実験を行いました。この実験では直径30cmのタンクを使用しました。
 1時間定常燃焼させ原油の油温が十分高くなったこと(約350℃)を確認してから、泡消火剤にて消火しました。
 火炎面付近の温度は消火により急速に低下しましたが、原油の高温部は消火後も下層への伝搬を続け、タンク底部の水分と接触した瞬間、ボイルオーバー(高温油の噴きこぼれ)が発生し、タンク外の漏油防止槽に高温原油が溢れ出しました。

 この結果から燃焼中はもとより、消火後といえども、ボイルオーバー(噴きこぼれ)が発生する可能性があることが判明しました。
Posted by m100055 at 11:56 | 関連する成果物 | この記事のURL