7月のおしゃべりサロン「ラルクママ」プリズム卒業生のお話と語らい [2023年07月29日(Sat)]
昨日、おしゃべりサロン「ラルクママ」イベント プリズム卒業生のお話と語らいを開催しました。
プリズム卒業生Aさんをゲストにお迎えし、 参加者はなんと9名!! たくさんの方が興味をもってくださいました。
まず、Aさんの幼少期〜大学に通う現在に至るまで どのような生活を送ってきたのかを伺いました。
未就学児の頃は、園ではイイ子、家では暴れる子だったため、 園の先生からは「特に問題はない」と言われていたそうです。 このように、家と外、家族の前とそれ以外の人の前で お子さんの様子がガラッと変わることに 悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。
小学生の頃は、常に何かにイライラしていたというAさん。 小学生時代を思うと、Aさんは ・自分の我慢している気持ちを話すべきだった ・自分の気持ちを話していいということを知らなかったので、 話してもいいんだよ、と教えてほしかった と、振り返っていました。
その後、思春期も重なって 周りへの反抗心、反発心も強くなってきた中学生時代。 周りの人が幸せそうだと感じることが多くなり (どうして自分は…)と悩んだり不登校になったりした時期もあったそうです。 それでも、勉強が得意な方だったこともあり受験勉強に励んでいましたが ・今思うと勉強がすべてだと信じ込んでいた ・勉強がすべてではないと教えてほしかったそうです
学校に行ってくれるなら別室や保健室登校でもいい、 特に何もせずに教室にいればいいんだから、と言われても 学校生活に悩む本人にとっては、その場にいること自体が苦痛。 そんな当事者としてのリアルな気持ちもお話してくださいました。
参加者からの質疑応答の中では、 ・フリースクールに通っていた時期は、もう学校には行かないと 自分で決めたはずなのに、どこか後ろめたさがあった
・大学に行ってよかったことは、所属しているという安心感があること
・常にイライラしていた小学生時代の自分を振り返ってみると、 「友達と遊ぶ」という当たり前のことで人間関係の練習を積むことが大切だったと思う
・不登校のときに欲しかった言葉は「今は、休んでもいいよ」 だけど、当時はどんな言葉も刺さらなかったかもしれない
・好きなことをしているとき、イライラは忘れられるかどうかについては、 最近はストレスがない、というよりストレス解消というものを最近分かり始めた。 「そういうこともあるよね」と思えるようになった
・小さい頃は漢字をノートのマスに収められなかったし、運動全般が苦手だった。 だけど、今できないことも成長と共にできるようになる。 成長してもできないものは、仕方がないこと。 大学生になった今も、母から「成長しているね」と言われる
以前は、「こうでなくてはならない」「こうしないといけない」という 気持ちに抑圧されてきたというAさんですが、 現在は「8割で合格」と思うようにしているそうです。 参加されたみなさんにも、子ども達には 完璧じゃなくてもいいんだよ、と伝えるといいとお話されていました。
参加された方の感想(一部抜粋) ・(自分の)子どもにも、人に助けてもらうこと、相談することを伝えようと思います。 ・「今も成長しているね」と言われるというお話を聞いて、成長のゆっくりな我が子の目先の悩みも、あまり深く悩まなくていいかな、と思えました。 ・ご自身のペースで成長していけるんだということを知ることが出来て、とてもよかったです。 ・苦手な事については、やらせてもムダなのかと諦めていた部分があったが、「大人になっても成長する」と聞けて励まされた。 ・今までの人生についてや想いを包み隠さずたくさん教えていただいて本当にありがとうございました。
みなさんからのたくさんの質問にも、一つ一つ丁寧に答えていただきました。 とても充実した楽しい2時間になりました。 Aさん、本当にありがとうございました。
けい
|
Posted by
サポートネット
at 12:47
みんなで考えたい 子どもがまんなかの支援チームづくりカンファレンス2023 [2023年07月27日(Thu)]
今年度、サポートネットでは日本郵便年賀寄附金助成配分事業の採択を受け、 【発達障害のある子どもたちの個々の「つよみ」を生かした支援チームづくり】 を、行っています。
テーマの実現に向けた活動の一環として、9/3(日)に 「みんなで考えたい 子どもがまんなかの支援チームづくりカンファレンス2023」を開催します。
支援が必要な子どもたちにかかわる大人たちの 情報共有や環境調整は充分にできているでしょうか。 子どもたちにとって本当に必要な支援を考えられているでしょうか。
子どもたちの未来をよりよくしていくために、 本当の意味での連携や支援チームとしてのありかたを、 みなさまと一緒に考えていきたいと思っています。
当日は、スーパーバイザーに仙台市北部アーチルの蔦森所長をお迎えします。 保護者や支援者の声を直接お届けできるチャンスだと思っています。
保護者はもちろん幼稚園・保育園・学校にお勤めの方、 福祉事業所で支援されている方、医療関係の方の参加をお待ちしております。
カンファレンスチラシ.pdf
三浦
|
Posted by
サポートネット
at 15:14
「あつい」と「つめたい」 [2023年07月20日(Thu)]
最近作った教材を紹介します!
熱いものと冷たいもののイラストを見分ける比較用の教材が完成しました。 「あつい」にも暑い、厚い、熱いと意味が違う「あつい」がありますが、 今回は食べ物と飲み物に絞った「熱い」と「冷たい」をテーマにして作成しました。
アイスやラーメン等、子どもたちに分かりやすい 「熱い」と「冷たい」ものもありますが、 あまり似た者同士になりすぎないようにしながら探していると (ケーキは冷たいでいいのかな…?)等 悩んだりすることもありました。
完成したものがこちらです!
見た目でもわかりやすいように 「熱い」は赤の画用紙、「冷たい」は水色の画用紙にしています。 台紙を斜めにしたことで見やすいように工夫してみました。
実際に使った子は、12個のイラストの中から熱いものと冷たいものを分けてくれました。 「あつい、つめたい…」と口ずさみながらじっくりと考えて取り組んでいました。
自分が作った教材が使われることになると、ドキドキしてしまいました!
まどか
|
Posted by
サポートネット
at 11:47
本の寄贈と保護者との協働療育 [2023年07月19日(Wed)]
プリズムの保護者より本の寄贈をして頂きました。 ありがとうございます。
保護者との協働療育を掲げて活動を続けているみやぎ発達障害サポートネットには、保護者の方からの寄贈本が何冊もあり、それらの本は天空図書に入っています。貸し出しをしておりますので、ぜひスタッフまでお声がけください。
スタッフだけでなく保護者の皆さんも、様々な研修に参加したり、講演会を聞きに行ったりしています。 読んでよかった本を紹介してくださったり、セミナーや研修会の情報をお知らせいただくこともあります。 今日は、NHKハートフォーラム「子どもの発達障害」の情報をいただきましたので、紹介します。 テーマは「今、大切なことと、将来、役に立つこと」
日 時:2023年7月23日 日曜日 13:30開演 終演予定:17:30 開催形式:インターネットでのライブ配信 出演予定:本田 秀夫 (信州大学医学部附属病院 子どものこころの発達医学教室 教授) 菊田 史子 (当事者の母 / 一般社団法人 読み書き配慮 代表理事) 近藤 幸男 (神奈川県 川崎市発達相談支援センター 特別支援教育士) 綿貫 愛子 (公認心理師/ 東京都立特別支援学校外部専門員、特別支援教室巡回相談心理士) 申込方法:専用の申込フォームからお申し込みください。 参加費:無料(先着1000人)
詳細については、NHK厚生文化事業団のホームページをご覧ください。
https://www.npwo.or.jp/info/28135
これからも、発達障害のある人とその家族が安心して暮らせる社会づくりのために、保護者の皆さんと共に学び続けていきます。
品川
|
Posted by
サポートネット
at 14:21
7月のおしゃべりサロン「ふわり」
[2023年07月18日(Tue)]
Posted by
サポートネット
at 15:43
新人職員研修 [2023年07月15日(Sat)]
みやぎ発達障害サポートネットでは様々な研修をしています。
今日は新しく採用になった職員の研修の様子をお伝えします。 全8回の予定で、新人職員研修を行っています。
はじめに、7/9(日)に開催した橋口亜希子さんの「不安が希望に変わるとき〜息子と歩んできた22年〜」の感想を話しました。 「保護者の気持ちを聞き、涙を流す参加者を目の当たりにして保護者に寄り添う大切さを実感しました。」 「保護者と同じ経験がないけれど、職員として何ができるのか考えるきっかけになりました。」
みやぎ発達障害サポートネットの活動目的の、 「発達障害のある人とその家族が、人格の尊厳を保ち、安心して暮らせる社会づくりに貢献すること」の第一歩が職員の人材育成です。 一緒に働く仲間が増え、みやぎ発達障害サポートネットの活動が安定して継続し、さらに広がっていくために、新人職員研修を大切にしています。
新人職員研修だけでなく、NPO法人研修や事例検討会、その他外部研修に参加し、学び続ける姿勢を全職員が持って意欲的に取り組んでいます。 学ぶことに終わりはなく、目の前の困っている子どもや保護者のために、何かできることはないか、何かいい方法はないかと毎日が学びの日々です。
これからも保護者と一緒に学び、一緒に考えていくことを大切にしながら、安心して暮らせる社会づくりに貢献するために、理解を広めていくため活動していきます。
品川
|
Posted by
サポートネット
at 09:00
オクラの収穫 [2023年07月14日(Fri)]
Posted by
サポートネット
at 09:16
「不安が希望にかわるとき〜息子と歩んできた22年〜」 [2023年07月11日(Tue)]
7/9(日)に、第1回 2023年度自閉症・発達障害児者支援セミナーを開催いたしました。
今回は『そのママでいい』の著者であり、ユニバーサルデザインコンサルタントとしても活躍されている橋口亜希子氏を講師にお迎えし、 「不安が希望にかわるとき〜息子と歩んできた22年〜」 をテーマにご講演いただきました。
当日、会場には50名以上の方が出席され、みなさん真剣な表情で橋口さんのお話に耳を傾けておられました。 はじめに、「こんなことはありませんか?」と受講者の皆さんへの問いかけからはじまりました。 その内容は、一見特別なことのようには感じない質問が20問ほど。 「一つでもあてはまるものがあった人?」と橋口さんが受講者に向けて問いかけると、ほとんどの方が手を挙げていました。 そして、「これらは発達障害の人の特徴です。発達障害の特徴は、みんなにあてはまるんです。逆に手を挙げなかった人もそのことに気づいていないということで、それも発達障害の特徴なんです」と。 発達障害の人たちの「困ってる」は、社会の「困ってる」であり、社会の課題を解決するきっかけになるという考え方に立ち、環境調整が大事だとお話くださいました。
また、「親を支えれば、子どもも変わる」という項目では、親として苦労したこと、親として助かったこと、親に欲しかった支援とはなど、ご自身の体験を交えてお話しくださいました。 息子さんのエピソードを話す場面では、それを昨日のことのように振り返り、その時の息子さんの言葉やご自身の言葉を話しているうちに、思わず涙をぬぐう場面も見られました。 受講者のみなさんも、橋口さんの話に引き込まれ涙している方も少なくありませんでした。
講演の最後には、ユニバーサルデザインの好事例として、空港に設けられているカームダウン・クールダウン室や男女共用トイレ、街中でよく見かけるようになった足跡マークなどを、紹介してくださいました。
実際に、親として発達障害の息子さんを育てたからこそ、そのリアルなお言葉や考えには説得力があり、保護者にとっては励みになり、支援者にとっては大事な視点に気づくきっかけとなりました。
橋口さん、本当に貴重なお話をありがとうございました。
今野
|
Posted by
サポートネット
at 17:00
せんたくばさみを使って [2023年07月07日(Fri)]
Posted by
サポートネット
at 11:04
これがぼくたち、わたしたちのオクラ! [2023年07月05日(Wed)]
初夏の光をたっぷり浴びて、 虹っ子のグループで植えたオクラは、スクスク大きくなっています。
でも、同じようなプランターが並んでいると、 どれがどのグループのオクラか、分からない。
プランターに、グループの立て札をつけよう。 その立て札は、みんなで作っちゃおう!
ももグループさんは、 立て札の文字を、分担して書きました。
先生の下書きをなぞったり、見本を見ながら書いたり。 使ったクレヨンの色もそれぞれ。
余白には、ハートや星、虹や線路など、描きたいものを描いて。 カラフルで元気いっぱいな、立て札の出来上がり!
他のグループも、それぞれの個性が光る立て札ができました。
これで、どれがどのグループのオクラか、すぐ分かりますね。
みんなのオクラが、この立て札よりも、 もっともっと、大きく育ちますように!
じゅんこ
|
Posted by
サポートネット
at 10:01