かぼちゃ隠す?探す?
[2022年10月29日(Sat)]
虹っ子年長さんグループで「かぼちゃはどこだ?」という活動を行いました。 部屋に隠された小さなハロウィンかぼちゃを、みんなで手分けして探す、というものです。
初めの説明では、職員がかぼちゃを隠して、子どもたちで探すように伝えたのですが、 そこでイエローさんが「やらない。」と一言。
イエローさんは情報を処理する能力が高く、それこそ自立課題のプリントやパズルはいち早く終わらせます。みんなが終わるまでの間、予備のプリントも何枚かこなせる程です。
けれど、「みんなで」とか、「みんな一緒に」というワードには敏感に反応します。 説明の中にそのようなワードがあったり、課題の名前がなんとなくそういう雰囲気を醸し出したりしていると、課題名を見ただけで不安な表情をすることも多いです。
そこで、「じゃあ、かぼちゃを隠す担当やる?」と代案を提示。 すると、目をキラッキラさせて「うん!!!」一気に明るい表情になりました。
自分が隠したかぼちゃをみんなが探している様子を見ているときも、とても嬉しそう。 最後の一つがなかなか見つからず、
「イエローちゃん、ヒントちょうだい!」
と言ってみると、初めはいたずらっぽい笑顔で
「ヒントは無し!」
と言っていたイエローさんでしたが、 すぐに、
「ヒントはねぇ…椅子のところ!」と教えてくれました。
「みんなで一緒に」と言われると、なんとなく自信がなくなったり、怖くなったり、憂鬱な気持ちになったりする子もいます。 私自身も学生時代、活動内容によってはそのような気持ちになっていました。(苦手なドッチボールとか…) また、一度「やらない!」と言った手前、「やっぱりやりたい!」と言いづらいなんてことも。 もちろん、学生時代の私とは比較にならないほど大きな不安なのだと思います。
だけどイエローさんの良いところは、一旦、別の提案を聞いてくれるところです。 「Aはいやだ」の時に、「ではBはどう?」と聞くと、一度それを自分の中に落とし込んで「Bならやる」もしくは、「Bもやらない」と、きちんと応えてくれます。 それは、とても立派なことだと思っています。
今後もイエローさんの不安な気持ちに寄り添いながら、「だけど、これだったら出来そう」というものを、イエローさんと一緒に見つけて、増やしていけたら嬉しいな、と思います。

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at 13:09
親なきあと生活設計事業 [2022年10月27日(Thu)]
仙台市障害者支援課が企画している「親なきあと生活設計事業」。
ひきこもりや障害のある方が親なきあとも地域で安心して生活ができるよう、ファイナンシャルプランナーによる学習会・個別相談を行うそうです。
くらしについて・・・・食費や光熱費について・・・・貯蓄や保険金について・・・・。

学習会に参加されてから、個別相談を受けることを推奨されていて、各回毎月の市政だよりの発行に合わせて申し込みの受付を開始するそうです。 興味のある方は、こちらのPDFもご覧ください。 02_事業説明資料.pdf
まほろ
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at 14:35
プリズムアドベンチャー その2 [2022年10月25日(Tue)]
今週も台原森林公園でのプリズムアドベンチャーを開催しました。
お昼はとってもいい天気だったのですが、夕方から雨がパラパラと。 高校生はすごいなぁ・・・と思ったのが
「ちょっと雨雲レーダー見てみます」と、すぐ調べてくれて
「あと、5分でやみます」っと。 木の屋根の下で、おしゃべりしながらしばし待ちました。
教えてもらった同じお天気サイトを見ても、 雲の動きをどう見たらいいのか、 今の現在地をどうやったら出せるのか、 後藤にはすぐ分かりませんでした。 (勉強不足なだけなのですが)
しばらくすると、また少し雨が強くなったので東屋で雨宿り。 雲の動きを聞くと
「30分くらい強い雨で、そのあと弱くなります。 ただ、このまま待つと空が暗くなりますよ」と。
みんなで話し合い、暗くなるより濡れない方を選び、東屋でしばしおしゃべり。
ある程度雨がおさまったところで、歩き始め、 小学生よりもかなり遅くにゴールしました。
10月から利用開始の竹節虫君は、帰り際に 「楽しかったなぁ♪」と。
約90分のおしゃべり。 いろんな話ができて、とても良い時間となりました。
そして、こんな大きなきのこも!!!
 す、すごいっ!
まほろ
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at 11:27
えらくなんかないよ!! [2022年10月22日(Sat)]
ある日の虹っ子の遊びの場面です。
2歳半のダイ君は、虹っ子が大好きです。 そんなダイ君は虹っ子に通っているわけではなく、お姉ちゃんの付き添い。
ダイ君はいろいろな事に興味があります。 あれこれ出したい。でも、次のおもちゃで遊ぶには今遊んでいるおもちゃを片付ける・・・。 (片付けは8割くらい手伝っていますが)
出して、触って、片付けて。
忙しいなぁ。でも、ちゃんと片付けてえらいなぁ♪ と、ダイ君は「えらい」と言われるためにオモチャ出してる??くらいの頻度で遊びます。
そんな中。 飛行機の部品が一部取れました。 「あああ!!」 と言うので、 「大丈夫。すぐ直せるよ♪」 と後藤が直して元通り、ご満悦で遊んでいたのですが・・・・
バキ!!っという音とともに、『そことれる??』と思う場所が取れました。
ダイ君もやばいと思ったのかすぐに声も出さず、自分でなんとかしようとしている様子。 とりあえず、部品が折れたわけではないことを横目で確認し、ヘルプが出るまでお姉ちゃんのキョウさんとおままごとに夢中のフリをしていました。
すると 「あああーーー」と部品を差し出してきました。
後藤「直してください。ってお願いするといいよ」 ダイ「なおしてください」 後藤「はい♪直します♪」
少し直し方を迷いつつ、無事に直すことができました。
後藤「直ったよぉ」 ダイ君は無言で受け取りました。 後藤「ありがとう。って言ってもらえると嬉しいな」 ダイ「ありがとう」 後藤「ダイ君、おねがいも、ありがとうもできるのえらいねぇぇ!!」
ダイ君の背中をさすりながら褒めたところ・・・・
キョウ「ダイは、えらくなんかないよ!!」 後藤「2歳でありがとうが言えるって、えらいよ」 キョウ「いつもギャーギャー言って、うるさい。」 後藤「大きい声出したっていいじゃない♪」 キョウ「ダイはいつも怒られるようなことばっかするよ」 後藤「元気なのはいいいよね。キョウちゃんもダイ君といつも遊んであげてるんだね。優しいお姉ちゃんだね。悪く言わなくていいんだよ」
後藤「ほら、今、悪く言わなかったね。キョウさんも立派だね♪優しいねぇ」 キョウ「うん」
話を聞きながら、 ダイ君は、自分の言うべき台詞がまだすぐ出てこないために「ああああ」「ぎゃーー」で表現するのだと推測。 言いたいことがあるのに、うまく言葉が出てこないともどかしいものです。
キョウさんも、弟をしっかりさせたいお姉ちゃん。 悪気はないけど、弟のことをよく知らない先生に、正しい弟の姿を教えたくなったのだと推測。 それはそれで、彼女の正義だったのだろう。
1週間に1度の虹っ子。 利用しているキョウさんはもちろん、ダイ君も「また来たい」と思える場所であることを願い、 みんなが心地よいやりとりを心掛けていきたいと思います。

まほろ
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at 17:02
今月のおしゃべりサロン「ふわり」イベントがありました [2022年10月21日(Fri)]
先日、10月のおしゃべりサロン「ふわり」がありました。 今回は、相談支援事業所おもいやライフ 主任相談支援専門員の高橋壮さんをゲストにお迎えし、「きょうだいの思い〜親御さんに知ってほしいこと〜」をテーマにお話いただきました。

主なお話は、高橋さんとダウン症の弟さんとのエピソード。 そして、その時の高橋さんご自身が抱いていた「きょうだい」としての気持ちです。
弟のことを「こういう子もいるんだ」と特に抵抗なく過ごしていた幼少期。 同じ小学校に進学しなかったことで、なんとなく弟のことを理解し始めた学齢期。 本当は、弟と一緒にキャッチボールがしてみたいと思っていたけれど、それを言ったら親が悲しむと思い、言うことができず、大人になってからようやく口に出せるようになったそうです。もっと親に構ってほしいという気持ちを抱くこともありましたが、弟とともに成長していく中で、高橋さんは自然と「自分が家族としてできることは何だろう。」と考えていったそうです。
親は20代30代と、大人になってからの障害受容が必要だけれども、きょうだい児は物心ついた時から当たり前に一緒にいる存在なので、その分、受け止め方もまた変わってくるということや、 時々でいいので、お父さんお母さんは、きょうだい児と二人っきりの「スペシャルな時間」を過ごしてもらいたい、というお話もありました。
お話の他にたくさんの書籍を持参され、紹介していただきました。興味深い本がたくさんあり、参加されたみなさんも手に取ってご覧になっていました。

質疑応答では、きょうだい児への説明の仕方や対応についての質問が多く上がりました。それに対して高橋さんからは、きょうだい児にとっては、親に自分の感情を飲み込み、受けいれてもらうことが大切であるということ。そして、まずは親が福祉サービスを理解し、「親なき後も、きょうだい児がひとりで全てをやらなくてもいいんだよ」、ということを伝えていけたらいいですね、という回答をいただきました。
参加していただいた方の感想(一部抜粋) ・何かとお姉ちゃんには我慢してもらうことが多く、どうして話せないのか、使っているものを勝手に持っていくのかなど聞かれることもあり、対応がむずかしく感じることも多いと思っていました。親の対応を見て子どもは育っていくということだったので、自分の対応を見直したいと思いました。 ・兄弟の気持ちがよく分かりました。とても良い時間でした。 ・本人の将来について、またきょうだいの将来もどうなるか分からない不安がありましたので、その点についても聞けて肩の荷がおりたような、1人で抱えないでいこうと思えました。 ・お話の中で、弟がいて今の自分がいるという言葉がすごくささりました。マイナスだけではなく、プラスの考えをもって育児をしていきたいと感じました。
おしゃべりサロンは感染症対策を実施した上で、少人数でゆったりと開催していますので 初めての方でも、おしゃべりしたい方、おしゃべりを聞きたい方はぜひお問い合わせください。お待ちしています。
◇お問合せ 認定NPO法人みやぎ発達障害サポートネット事務局 TEL 022-341-0885
けい
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at 10:05
プリズムアドベンチャー2022 [2022年10月19日(Wed)]
今年も残念ながらコロナのためプリズム祭りの開催を見送り、代わりとして台原森林公園でプリズムアドベンチャー2022を開催しました!!!
プリズムアドベンチャーは、公園内にある様々な木々の名前をクロスワードに記入し、浮かび上がってきた問題に答えるという内容でした。 見事に正解すると、1億円(ウエットティッシュ)がもらえます(笑)
天気にも恵まれ、みんな汗をかきながら頑張って公園内を一周しました。 クロスワードに記入する必要がある木以外も、積極的に木の名前を読み上げている場面もありました。
もちろん、木の名前を集めるだけでなく、きのこを見つけたり、虫を捕まえたりと、色々な形で自然と触れ合いながら歩き進めました。

秋ということもあり、公園内には紅葉が進んでいる木も見られ、中にはその風景を写真に収めているメンバーもいました。
大人が想定しているよりもかなり速いペースで進んだグループもあれば、じっくり森の中を散策したグループもあり、それぞれの楽しみ方ができていました♪
全長3kmという長い道のりでしたが、全員無事にゴールまで辿り着くことができました。 みんな夜はぐっすり眠ることができたことでしょう (笑) 最後にもらった景品は嬉しかったかな?
今週も違うグループたちとアドベンチャーを開催予定ですが、今のところ天気がよさそうで安心しています。

このプリズムアドベンチャーが、この秋の、今年度のプリズムでの思い出になればうれしいです。
ケイタ
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at 09:16
NHK Eテレ でこぼこポン! [2022年10月18日(Tue)]
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at 09:12
今回は対面での開催です [2022年10月14日(Fri)]
11月3日(木・祝)に今年度2回目の公開セミナー『思春期のこころとからだをひもとく』を開催します。

今回は久々に対面での開催です。 オンラインで学ぶスタイルが当たり前のようになっている昨今ですが、個人的には、やはり終わった後の充実感はライブには敵わないと思っています。
次に、今回は講師に、東北大学病院の大塚達以先生をお呼びします。 私は以前、大塚先生の講話を聞いたことがあるのですが、当事者だけでなく保護者にも寄り添って診療をしておられる先生のお考えに深く賛同し、そのような先生が仙台にいてくださることをうれしく思いました。
大塚先生にお願いしたテーマは「思春期」。
誰もが通るこの時期のこころとからだの話です。親として避けたいと思えば思うほど近寄ってきて、家族に何らかの影響を与えるこの時期。いま、真っただ中にいて苦慮しておられる方も、これから数年後にお子さんが思春期を迎える方にもきっと役に立つ情報やお話があると思います。対面の開催だからこそ話せることがあると、大塚先生もおっしゃっていました。
ぜひ、この機会に参加してみてはいかがでしょうか。 まだお席には余裕がありますので、ご興味のある方をお誘いいただいての参加も大歓迎です。
お申し込みは、以下のURLからどうぞ。 申込フォームURL:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdS7IWFjpeMv-6ddZ-jfeo2ELxlVGsZA5Hor36M7Qo1OQVhXQ/viewform?usp=sf_link
お待ちしております。
村主
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at 17:06
10/14(金)おしゃべりサロンイベント開催!! [2022年10月12日(Wed)]
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at 12:46
ハートネットTV「“好き”を大切に〜発達障害の子育て〜」 [2022年10月11日(Tue)]
本日、NHK Eテレ20時〜20時半に放送される「ハートネットTV」のお知らせです。
今夜のテーマは、「“好き”を大切に〜発達障害の子育て〜」です。
(以下、NHKホームページより引用)
集団行動や感情のコントロールが苦手な発達障害のある子にとって“好き”に夢中になることは成長を促す大事な要素の1つ。さらに、発達障害を30年以上診察してきた精神科医・本田秀夫さんは「“好き”を大切に育てれば二次障害は軽減される」といいます。そこで、「数字」「道路」「ゲーム作り」が大好きな小学生たちの保護者が集まり、子育てトーク!不登校やひきこもり、うつ病などの二次障害を予防するヒントを探ります!
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信州大学医学部教授の本田秀夫先生もご出演されます。
子どもたちの「好き」を大切にすることが、どのような良い影響を生むのか。 実際に、保護者と子どもたちの体験談を聞くことで、家庭や支援の場で活かせるヒントが見つかるかもしれません。
ハートネットTVは、NHK+での配信、毎週水〜金に再放送も行われるそうです。
けい
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at 14:07