2022年 自閉症・発達障害児者支援セミナーのお知らせ [2022年08月31日(Wed)]
今年度第2回目の自閉症・発達障害児者支援セミナーのご案内です
「思春期のこころとからだをひもとく」と題し、 東北大学大学院医学系研究科 精神神経学分野 東北大学病院精神科 大塚 達以氏にご講演いただきます。
日時:2022年11月3日(木・祝) 10:00〜12:00(開場9:30) 場所:仙台市シルバーセンター7階 第一研修室 (仙台市青葉区花京院1−3−2) 定員:70名 参加費:当法人正会員 無料 当法人正会員以外の方 3000円

お申込みは「すぽっと171号」同封のチラシ裏のQRコードを読み込んでいただくか、サポートネットHPから入力をお願いいたします。 また、メールや電話でも受付していますので、事務局までお問い合わせください。
皆様のご参加をお待ちしております。 TEL:022-341-0885 mail:mddsnet@yahoo.co.jp
三浦
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at 10:28
不登校だったこと、話したりする? [2022年08月30日(Tue)]
先日、卒業生が遊びに来てくれました。 受験を機に、そのままやめてしまったこともあり、落ち着いたら顔を出そうと思っていてくれたそうです。
1年ぶりにあった彼のなんとキラキラしていること!!

以前、不登校を経験した子ですが、進学先の学校はとても合っているようで、 毎日がとても楽しいそうです。
普段、行き渋りのある子たちに 「嫌なのであれば、学校に無理に行かなくても構わない」と伝えている後藤ですが、
「学校が楽しい」と言わると、やっぱりうれしい。
不登校の子たちも、「行けるもんなら行きたい」と口にしますし、 その子の居場所があることが大切。 学校という多くの人が通っている場所に自分の居場所があるということが、 どれだけ本人の安心感につながるのか・・・・と思うと、 「学校が楽しい」は、「とても充実している」に聞こえてきます。
「ねぇ、今の友だちに不登校だったこと話したりする?」 と、少し踏み込んだことを聞くと 「そんな話にあんまりならないけど、隠してはいないかな」っと。 彼にとって、不登校の経験は、別に黒歴史でもないそうです。 そして学校には、不登校経験者が自分以外にもいると教えてくれました。
不登校中に全く勉強をしなかったわけではありませんが、 すごく勉強をしていたわけでもありません。 学習面で遅れているという不安が見られた時期もありましたが、 学習の差を受験勉強で解消し、志望校に合格できたというのは、本人の自信につながったようでした。
部活で頑張っていること。 休み時間に友達とどんなことをしているか。 ファッションは何で勉強しているかなどの話を聞き、 カッコよくなったなぁ!!と思うと同時に 「不登校でも焦らなくていい」を実際に乗り越えてくれたこと、 こうやって、元気な姿を見せにきてくれたことに 感謝の気持ちでいっぱいになりました。
まほろ
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サポートネット
at 09:36
人生ゲームから見える一面 [2022年08月27日(Sat)]
この日のセッションは人生ゲームでした。

セッションで時々出てくる人生ゲーム。
・お金を数える算数の要素 ・いいことだけではなく、嫌な事にも遭遇するため、その子のレジリエンス(嫌なことへの対応力)をはかる ・目先にとらわれず、先を見通す力 ・アドバイスを聞き入れる力
など、ねらいはいろいろあります。 運要素も大きく、時間もかかるため、大人数のグループではなかなか取り入れる事ができないのですが、やる度にいろいろな発見があります。
この日の発見は、お金の置き方でした。
マリオ君は、忘れ物が多く、カバンやファイルをあっちこっちに置くタイプ。 さぞ、お金の保管の仕方も雑と思いきや・・・・
-thumbnail2.jpeg)
常に自分がいくら所持しているかも把握していました。 そうか。お金のことになると割としっかりしているんだな。なるほど!!
ルイージ君は、忘れ物はしません。 来てすぐに、提出物を出しますし、どちらかといえばしっかり者ですがこんなかんじ。

本来ルイージ君には、お金の置き方を教えればできると思います。 ただ、言われなければ雑に置いてあっても平気なんだなぁということが分かりました。
どちらにしても、2人ともたくさん稼いぎ、 「またやりたいぃ!!次はなんの職業にしよう」と職業カードやお宝カードを見入っていまいた。 次はいつできるだろう♪
まほろ
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at 11:46
頑張れる理由 [2022年08月25日(Thu)]
中学2年生のレッドさんは、今プリキュアにとてもはまっています。 そして、自分が大好きなイラストを他の人に模写してもらえることも喜びの一つです。
4月の初めごろ「次のプリズムのときにね」 と、約束してセッションを終え、2週間後に渡すことになりました。
その2週間後。 意気揚々と登場したレッドさん。
チラッとイラストを見せると… 一気に表情が明るくなり、飛び跳ねて喜びます!!
セッション中は机の上に置かず、近くのカゴに入れて置いて見守っていてもらうことにも納得し、いつもより気合が入っています…(笑)
いつもだと文字を書くことに少し抵抗があるのですが、 ノリノリで字を書くレッドさん。漢字も進んで書いています。 (好きパワーすごい!!!!!!)
そして、8月のセッションの時には、 『夏休み特別バージョン』で色も付けました。 いつもの倍、笑顔になるレッドさんでした。


イラストを描きながら、レッドさんの喜ぶ顔を想像してワクワクします。 レッドさんのプリズムに来る理由の一つになっていることがなにより嬉しいなと感じました。
そして、「好き」はやっぱり何歳になっても頑張れる理由だなぁと思いました。
ほたる
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at 12:39
思い込みってこういうことだなぁ・・・・ [2022年08月23日(Tue)]
先日、スーパーでチョコレートを買いました。 後藤は、甘い物が苦手なのですが、70%以上のチョコレートは好きです。
パッと表示を見て 「お。70%でタピオカ入り♪これいいね!」(甘くないタピオカも大好き)
と思い、かごに入れました。
そして、いざ実食。
タピオカ入りだから、噛んだら中に弾力のあるもが入っているのだろうと思ったのですが、入っていません。
ん?エラー? 2個目は、口の中で溶かしてみよう。
・・・・全部溶けます。
どうなってるんだ?? タピオカを全く感じない!!と表示を見ると
チョコレート ビター カカオ70%
と書いてあります。
あれ?タピオカどこ?書いてない??あれ??
どうやら、チョコレートがきれいな球体だったこと、 ビター カカオ を一気に読んで、タピオカと思いこんだんだな・・・と。 (反対から読んだらタビオカになるし・・・)
パッと見て、思い込みを起こし、期待だけあがり、間違えに気づいてがっかり。 久々にやらかしたなぁ・・・と思いつつ、 とてもおいしいチョコレートであることに間違いはないので、 失敗体験にせず、おいしいチョコレートを見つけたうれしい出来事にしようと決めました。
ぜひ、「ちゃんと読まないと!!」と責めないでいて欲しいです。 自分で気づいているので・・・

まほろ
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サポートネット
at 14:22
ことわざアレンジ [2022年08月20日(Sat)]
グループに所属しているコマさんと、個別に振替をしました。
部屋に入ってくると、 「今日はこのゲーム持ってきた」 と、嬉しそうに出してきました。
今、はまっているというゲームについて詳しく話してくれました。 普段聞き役になることが多いコマさんですが、とても嬉しそうに話します。 夏休みはなにをして過ごしていたかなど近況も話題になりました。
そんなコマさんと「ことわざアレンジ」をしました。
ことわざアレンジとは、古くから伝わることわざを、自分が親しみのあるものに変換し現代風にアレンジするというものです。
6個のことわざにチャレンジしてもらいました。 「石の上にも三年」 「花より団子」 「目から鱗」 「猫に小判」 「猿も木から落ちる」 「鬼に金棒」
見てすぐに「え〜難しそう…」と話すコマさんでしたが、 ことわざの意味を調べてみると何やら浮かんできた様子。
「わかった!」 と、表情が明るくなりスラスラと打ち込んでいきます。 時には自分の考えた文章に自分で笑うような場面もありました。
打っては消して悩んで… 取りかかるときには難しそうな表情だったコマさんも、画面と向き合う表情はとても真剣です。
できあがったものをはがきに印刷して、綴って渡しました。 形にするとさらに雰囲気がでます!!
ことわざアレンジをやってみて、コマさんの内に秘めるセンスを少しだけ見られた気がして嬉しくなりました。

(↑コマさんが並べて撮影してくれました)
ほたる
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at 11:45
最後までやり遂げる [2022年08月18日(Thu)]
プクリンさんが、ここ数ヶ月で取り組んでいる課題は、 「たんぐらむ」。 形が違ういくつかのピースを使って、空いている形を埋めていきます。
取り組み始めた頃は、なかなか完成後のイメージがつかないようで、 分からないと、ピースをくるくると回し、 又は、ピースが形からはみ出したままで、終わりにしようとしていました。
「あれ?ここ、はみ出しているね。」 職員が声をかけると、再チャレンジ。
「ヒントをください」と、職員に求めると、 一か所だけヒントが出されます。 そのヒントを手がかりに、また、ピースの場所を考えます。
こうしたことを繰り返しているうちに、慣れてきたのか、 職員からのヒント無しでも、一人で完成することが増えてきました。
ところが「たんぐらむ」のレベルは、毎回アップ。 なかなか、ピースの位置を見つけることができません。
しかし、プクリンさんは、うーん、うーんと考え続け、 ピースを色々と動かし、最後まで完成させることを諦めません。
長い時間をかけて、難易度の高い問題を完成させた時、 「やったー!」 プクリンさんは、大喜び。 達成感に溢れた表情でした。
プクリンさんは、ちょっと難しそうだなと思ったことは、 すぐに周りの人に、手伝って貰おうとすることがありました。
でも、「たんぐらむ」は、職員からの最小限のヒントだけで、 自分の力で、完成までやり遂げようとしています。
「だいぶ、最後まで頑張れるようになりましたね。」
そんな、プクリンさんの様子を見て、 お母さんが、目を細めながら話されました。

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at 11:53
もしものアイス [2022年08月16日(Tue)]
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at 09:00
ああああああああああああ [2022年08月14日(Sun)]
ある日のプリズムの中学生グループでの出来事です。
「今日は、アルバイトをしてもらいます。 缶バッジと、ハンドソープを作るのですが、それぞれチームに別れて作業をしてもらいます」
この缶バッジとハンドソープとは、サポートネットに寄付を下さった方々へ、感謝の気持ちを込めてお送りするものです。
後藤は缶バッジチームにて、ハットリ君とカンゾウ君の作業を監督します。
缶バッジは、 ☆イラストの型抜き係 ☆缶バッジマシーンを操作する係 の2人で作成していきます。
ハットリくん、型抜き係をしながらひとつひとつに ハットリ「One hundred??」と確認を取ります。 後藤「Yes! One hundred!!Good!! 100点!!」
少し失敗すると ハットリ「マイナスOne hundred??」 後藤「うーん。80点。ぎりぎり使える」
時々 後藤「NO!ボツです」(英語は使えず)
そんなやりとりをしていました。
交代時間になり、次はハットリ君が缶バッチマシーンを担当です。 1つ目は成功。
しかし、2つ目、針の向きを確かめずにエラーを出しました。 そして、手順書を確認せずに作業に向かいます。 手順書をみるように伝えても、後藤が手順書を指さしても・・・順番を飛ばし、まだ置かなくいい段階なのに材料をマシーンに置こうとしたり、イラストを逆さまに置いたりします。
3つ目エラー
後藤「んん――――。ゆっくりでいいので、手順書通りにやって欲しいのです。次エラー出したら、型抜きに戻っていただいてもよろしいですか?」 ハットリ「確認してますって!!!」
4つ目エラー・・・・・。ん?よく見たら、成功。
後藤「すみません!!エラーかと思いましたが、向きはあっていました。すいません」 ハットリ「ちゃんと謝ってもらおう」 後藤「すみませんでした。よく見なかった私が悪いです」 ハットリ「もっと謝ってもらおう」 後藤「本当にすみませんでした。私の間違いです」 ハットリ「わかればよろしい」
5個目エラー。 6個目エラー。
後藤「すいません。ハットリ君。やっぱりこの作業は向いてないようです。型抜きに戻っていただいていいですか?この作業、材料費が高いため、エラーが出ると損失が大きいのです。カンゾウ君、缶バッジマシーンに戻っていただいていいですか??」
ハットリ「俺、くび??」 まほろ「はい。あなたは型抜きの才能があります。缶バッジマシーンのようなたくさんの手順よりも、ひとつを完璧にこなす仕事が向いているようです」 ハットリ「くびなのぉぉ!!??あああああ。おれなんかぁぁぁぁ」 まほろ「大丈夫です。型抜きの才能はばっちりです。人には向き不向きがありますから」
しかし、型抜き作業はカンゾウ君も得意で、本日分がすぐに終了。
後藤「まだ作業あります!!この説明書切りです!!ハットリ君、はさみも最高です!! そうです!!One hundred!!」 ハットリ「でも、缶バッチはくび。ああああああああああああ」 後藤「いえいえ、ひとつのことをバッチリやりこなせるハットリ君、最高です!!」
ハットリ君が、どこまで落ち込んでいるのかを図りかねるのが、 何か失敗すると「ああああああああああああ」と倒れこむ人の動画をよく見ています。 本当に落ち込んではいると思うのですが、半分、動画の真似をしていることが伺えます。

そこからも、はさみの作業は素晴らしく たくさん「One hundred!」を出していました。
向いている仕事が一番!! みなさん、アルバイトお疲れさまでした♪
まほろ
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サポートネット
at 09:00
すてきなヒミツ道具 [2022年08月13日(Sat)]
今年からプリズムに通い始めた2年生のチャンくん。
はじめてのプリズムでは、不安が強く、お母さんの姿を確認しながらのセッションでした。 ときどき 「お母さんのところにいってくる!」 と、元気をチャージしに行きます。
2回、3回と通ううちに、お母さんの所へ行く回数は減り、 お母さんによると、「今日はプリズムだよ」と声がけすると自分で準備をするようになったそうです。
ドラえもん好きのチャンくん。 水筒はドラえもん、 筆箱もドラえもん、 プリズムファイルの表紙もドラえもん。
先日、そんなチャンくんのランドセルから出てきたのが、ドラえもんのヒミツ道具。 タケコプターにどこでもドア、スモールライトなどなど。 工作も好きな彼は、自分でヒミツ道具を作っているのだそう。
画用紙や方眼紙など、普通に手に入るもので作っていますが、 どれもこれも、立派なヒミツ道具です。
どこでもドアは、開くとドアの向こう側は枠いっぱいに彼の顔。 ちょっとグラグラしていますが、タケコプターは頭にあてがって満足気。
お家で材料を集めて一生懸命作ったこと、 「プリズムの先生に見せよう」と思ってくれたその気持ちが愛おしく感じられました。
「今日は何するの?」 「これ、難しい?」 「お母さーん!」 と、まだ少し不安が見えることもありますが、 彼のいいところを「ステキ!」「いいね!」とわかってくれる人にたくさん出会って、 いつか「自分はこれでいいんだ」と思って欲しいです。

あいこ
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サポートネット
at 09:00