2021年度もありがとうございました [2022年03月31日(Thu)]
3月30、31日は、療育調整日とし、虹っ子・プリズムともにお休みをいただいています。
そして、2021年度の整理と、2022年度に向けての準備を行います。 職員室の配置もリニューアルしました。
放課後等デイサービスを終了し、 児童発達支援事業所「ぬくもりすぺいす虹っ子」になって1年経ちました。 コロナ禍にあり、学校、幼稚園、保育所がお休みになることもありましたが、 虹っ子はお休みすることなく、活動することができました。 これもひとえに、たくさんの方がサポートネットを支えてくださったからこそだと思います。 本当にありがとうございます。
4月から、大きく生活が変化する方もあると思います。 入学、進級だけではなく、転勤、転校など。 生活が大きく変わると、期待が高い分、不安も大きいはず。
先日、高校進学と共に入寮することになったという保護者の方より、
「受験も入寮も本人の希望を応援して見守ることができたのは、サポートネットでの学びのおかげです。支援学校に通っていた3人の当事者と保護者のかたがお話下さった勉強会の際、1人のお母様が、“子供の限界を親が決めないで下さい”とおっしゃっていたのが、今の私の心に刻まれています。」 と話してくれました。 本人が行きたい高校を選ぶことができたのも、そのために本気で勉強に向かうことができたのも、ご家族の理解があってこそ。 本当にうれしい入寮報告でした。
そして、この1年非常勤職員として、青森から時々現れていた後藤も、 4月からは常勤職員として、また旭ヶ丘で勤務します。
2022年度も、みやぎ発達障害サポートネットをよろしくお願いいたします。
まほろ
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サポートネット
at 11:48
ASDと潜水特殊捜査隊 [2022年03月29日(Tue)]
先日、中学生のグループでASD(自閉症スペクトラム)について話していた時のことです。 茶トラ君より「自閉症特性の話が聞きたい」というリクエストがあり、他のメンバーもOKしてくれたので 「ASDの特性について」というテーマのもと、本を使って説明しました。 使用したのは 「ねこはみんなアスペルガー症候群」 「いぬはみんなADHD」です。
そして、茶トラ君はこの2冊を知っていました。 読んだことはないけど、図書の棚を見て、気になっていたそうです。
しかし、いざ始まると 茶トラ「うわー――。やっぱりやめてください!!」と。
まほろ「そうか。リクエストあったから準備したんだけどな。 本気で嫌なら読みません。読んで欲しくないですか?」 茶トラ「・・・・・・(うろうろ)」
即答で「嫌」と言わないため、受け入れる心の準備が必要と判断し、 「心の準備が整ったら読むよ」と伝えました。
そして、準備ができたとのことなので、読み始めました。
茶トラ君は、耳をふさぎつつ、視線は本。
とはいえ、読み進める最中にも質問をしてきたり、前のページをめくり、読み返してみたりと、興味をもって聞いていました。 (しかし、ずっと耳をふさいでいる)
猫の本を読み終えると・・・・みんな犬の本を見つめています。 まほろ「これも、読んでいい??」と聞くと、全員即OK。
しかも、ADHDについての特性の方が共感率も高く、興味を持ってきいていました。
全て読み終えてから、 「聞いてくれてありがとう。何か質問はありますか?」と尋ねると・・・・
三毛「あ!!DCUです!!」っと。 まほろ「え?ドラマの?海上保安庁の??」 三毛「はい。そうです」 まほろ「えっと・・・もう終わりますね。最終回楽しみですね」 茶トラ「それさ・・・・ホーマック?」 まほろ「それ・・・DCMかな」
はい。 どことなくASDに似てますよね。
これからも、メンバーが「知りたい」と思う範囲で、特性について触れていければと思います。
まほろ
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サポートネット
at 10:06
バイバイじゃなくて、またね! [2022年03月25日(Fri)]
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サポートネット
at 13:27
おしゃべりサロン「ラルクママ」 [2022年03月24日(Thu)]
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サポートネット
at 10:34
けむりのように消えてった [2022年03月23日(Wed)]
書類の整理をしながら、数年前のドラゴン君とのセッションメモを読み返していました。
一晩中家出をしたときの様子を聞き取ったのですが・・・
「足が折れるくらい歩いた」と。
足が棒になるではなく、足が折れるくらいという表現から、 本当にしんどい思いをしたのが伝わってきます。
いつも話している最中に、お守りのように携えているiPodTouchが無かったので、 どうしたのかを聞いた時には
「けむりのように消えた」と。
なんでも、昨日までそれでゲームをしていたのに、 目を閉じて20分で布団から無くなったそうです。 ・・・・盗られたとは思わず、けむりのように・・・・。
学校に行きたくないという話題の時には
「学校に行かないと、力が強くなる気がする」
・・・ただ、彼は行きたくないと言いつつ、学校に行っていました。 ただ、学校に行くと無気力になるそうで。
「無気力すぎて バタッ」 (ずっと寝ているという意味です)
独特な表現に思わず笑ってしまうことがあるため、 すぐ「人に馬鹿にされた」と思っていた時期もありますが、 「笑ってもらえるは、愛されキャラになる要素満点」とし、 グループメンバーに自分が意図しないタイミングで笑われても怒らなくなりました。
今は成人し、東京で働いています。 なんと、シェアハウスに住んでいるそうで♪
最後にメモの中で気になったワード。
「授業中ちょんちょんしてくる奴が嫌い」
。。。。それは私もやだなぁ・・・。
まほろ
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サポートネット
at 12:16
思い出ポップアップカード [2022年03月22日(Tue)]
個別の子たちと、それぞれ活動を振り返りながら「思い出ポップアップカード」を作りました。
紙に切り込みを入れ、切り込みのところを折り込んだら台紙に貼り、シールでデコレーションをしたり絵を描いたりして完成です。
飛び出る部分に貼る写真は、その場で2ショット写真を撮りました♪
工作が得意なグリーンさん。 手順に沿って丁寧に進めていきます。
貼る用にと、あらかじめ用意していた活動の写真を見ながら… 「この実験楽しかった」 「クレープはほんとにお腹いっぱいになった〜」 と、そのときのことを笑顔で話してくれました。
時期に合わせて、ひな祭りのイメージで作り上げたパープルさん。 「今度はクッキングとかしてみたい!」 「実験もやってみたい」 と、やりたいことが次々と浮かんでいきます。
写真撮影を恥ずかしがっていたオレンジさん。 2ショットは顔が少ししか見えませんでしたが、デコレーションには力が入ります。 白いところがなくなる勢いで貼る姿に嬉しくなりました。
お互いに同じドラマを見ていることがわかったピンクさんとは、 ドラマの中の好きなシーンについて語りながら作業しました。
1年を振り返って「カラオケのあの曲が難しかった」とピンクさん。 最近自分のことをたくさん話してくれます。
それぞれ思い思いのカードができあがりました。 同じセッションの内容でも、一人ひとり違う視点や工夫の仕方があるんだなぁと改めて感じました。
共通していたのは、「楽しかった」と振り返っていたこと。 好きなものが同じという発見があったり、おしゃべりしたり。 私自身もとても楽しくあっという間の時間でした。
引き続きプリズムに来るのが楽しみになるような、安心して活動できる場を作っていきたいと思います♪
ほたる
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サポートネット
at 10:03
15歳になりました!!!!! [2022年03月19日(Sat)]
認定NPO法人 みやぎ発達障害サポートネットは、今日で15歳になりました。
15歳ということで、「イチゴ」でお祝いです♪ (理由は後付けですが)
そして、今年高校を卒業し、プリズムも卒業となるメンバーの中には、 設立1年目から通っている子もいます。
まだ、虹っ子もプリズムもなかった時代。 「めばえ(未就学児)」「わかば(学齢児)」という自主療育からスタートしたサポートネット。 初めてあった時、彼はまだ3歳でした。 そして、今は18歳。
ゼニガメ君は 「まじで、ここで働きたい!!」と言ってくれました。 ずっと好きでいてくれてありがとう♪
ヒトカゲ君は、 「まじでプリズムなくなるとか、想像できねー。これからどうすっかなぁーーー」 と言ってくれました。 プリズムは終わりますが、これからも相談には乗ります。 プリズムサークルも来て欲しいす。
フシギバナ君に、 「卒業だけではなく、就職もおめでとう!!!」と伝えると、 「プリズムサークルで4月も来るから。あや先生にも伝えといてね」っと。 もちろん、お伝えします。
みんな、通い続けてくれてありがとう。 これからも、時々きてください。 子どもたちもですが、保護者の方々も、これからも相談にいらしてください。
そして、15年。 こうやって、続けてこられたのも、支えてくださる皆様のおかげです。 設立当初、一番若手だった私も、今では年長組となりました。
これからも、皆さまと一緒に歩んでいきたいと思います。 今後とも、サポートネットをよろしくお願いいたします。
まほろ
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サポートネット
at 11:33
しゅうごうしゃしん [2022年03月18日(Fri)]
年長さんのグループ活動も残すところ、あと数回となりました。 と言っても、卒園式や引っ越しなどで全員そろうのは今日が最後… この日は、グループみんなの集合写真が飾れる写真スタンドを作りました。
まず、配られたカードに虹っ子での思い出やイラストを描きます。 「スライムがたのしかったよ」と思い出の活動を書く子もいれば 虹っ子といえばこれ!と虹を描く子もいます。 ここで面白かったのが、一人が虹を描くと、他の子も虹を描くし、 一人がドラえもんを描けば、また他の子もドラえもんの絵。 お互いが影響し合って、思い思いのカードが完成していきました。
一つの作業の中でも 「赤色貸して!」「いいよー」「ありがとう、〇〇!」という会話や、 職員「そろそろ終わったかな?」に対して、「ぼくはまだ終わってないよ。」という主張。 子ども達の堂々としたやりとりを見て、成長を感じられました。
両面テープでくっつけてスタンドが完成すると 次は集合写真撮影です。 そこで一人が「ぼくはひとりで写る!」と一言。 職員(え!それは予想外のリアクション…)と思いつつも カメラを向ければ5人仲良く、はい、ポーズ!
思えば、このグループが誕生してから何百枚も写真を撮ってきました。 パソコンに入っている写真を振り返って見てみると とびっきりの笑顔でポーズを決めてくれたり、 真剣に課題や制作に取り組んだりする姿がたくさん残っています。
もうすぐ、このグループ活動が卒業してしまうのは寂しいですが、 最後まで、みんなで楽しく活動していけたら嬉しいです♪
けい
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サポートネット
at 19:42
引っ張ったその先に…? [2022年03月16日(Wed)]
虹っ子の小集団活動で「ひっぱりクイズ」をしました。
箱の中に重りを入れ、長いひもをつけます。 ひもを引っ張ってたぐり寄せ、箱のふたを開けると…中にクイズが入っています!! クイズの答えを先生のところまで言いに来て、正解したら終了です。
ひもを見たら引っ張りたい! スタートのかけ声を待つみんなはうずうずしています。
ゲームの説明をしたら、 「よーいスタート!!」
待ってましたと言わんばかりに勢いよく引っ張るオレンジくん。 うんとこしょのかけ声に合わせてリズムよく引っ張っていきます。
「これはなんでしょう?」 と共にイラストがあります。 答えはわかっているけど引っ張ったことで満足したのか、 中のイラストを持っていきます。
「この電車はこまちだね!」 と、一緒に答えを出しました。
散歩に連れていくように引っ張っていき、どんどん離れていくブルーくん。 見られないようにこっそり箱を開け…「クラーケン!」
「先生のところまで来て教えて〜」 と声をかけると…
耳元まで来て小声で「クラーケン」 「大正解!!ピンポンピンポン!!」 無事に答えを導き出しました。
ルールを聞いて一生懸命引っ張る姿。 1人でこっそり問題を見る姿。 イラストが描いてあるプリントを大事そうに持っていく姿。 どの姿もすてきでした♪
ほたる
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at 13:19
ご卒業おめでとうございます [2022年03月15日(Tue)]
仙台市の多くの中学校は、土曜日が卒業式だったことと思います。
中学3年生の卒業写真が届き、とても嬉しく思いました。 そして、その表情が笑顔だったことが、何よりホッとしました。
必ずしも笑顔の写真がいいというわけではありませんが、 紆余曲折があったことを思うと、 「友達と一緒に笑顔の卒業写真が撮れた」 ということに、感慨深くなります。
いよいよ高校生。 高校は、いろいろなスタイルがあります。 全日制、定時制、通信制。 通信制の中でも、週5もあれば、年に数回のスクーリングの学校もある。
子どもたちが、見学に行きながら 「ここなら通えそう」 と、自分で進路に対し、向き合うことができていたのもうれしいことです。
写真の向こうで笑顔を作れていたのは、 学校生活に無理を感じた時に、 通学するペース、場所(教室ではなく学習室のようなところ)を吟味し、 何より理解をしてくれる先生がいてくれたからだろうなぁ。と思います。
そして、ご家庭の支えがあってのこと。
ひとまず、子どもたちには、この受験期我慢したことを いろいろやって、羽を伸ばして欲しいと思います。
ご卒業おめでとうございます (´。•◡•。)ノ₀: *゚✲ฺオ✿ฺメ✿ฺデ✿ฺト✿ฺウ✲゚ฺ*:₀
まほろ
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サポートネット
at 10:42