赤のクーピー貸して! [2022年02月25日(Fri)]
虹っ子・年長さん小集団活動の様子です。 以前の活動でA3サイズの紙に自由にお絵かきをしたことのある3人。 今回はもっと大きい模造紙にお絵かきをしました!
用意したのはクレヨン・色鉛筆・クーピー。
かわいいお花や女の子(自画像)を描く子。 アルファベットや大好きなタコを描く子。 いろんな色でダイナミックに描いていく子。 三者三様です。
そんな中、タコを描きたいスパイダーくんが 赤のクーピーを持っていたパトカーくんに 「あか、貸して。」
しかし、全色集めたいパトカーくんは赤を渡したくはありません。
「貸してよー」「…(ううん)」「貸してよー」「…(ううん)」の押し問答。
そんな時、スッと赤のクーピーを差し出したパトカーくん! 空気の流れが変わった瞬間でした。 マイペースにお絵かきしていたペンギンさんも思わずパチパチと拍手。
もちろん、タコを描くには赤が必要だという スパイダーくんの主張もよく分かります。 きちんと「貸して」と言えたのも立派でした。
そんなこんなで完成した世界に一つだけの作品♪ もともと絵や工作が好きなメンバーが集まって生まれた小集団活動。 これからも、それぞれのアートな心を持ち続けてもらいたいです⚘

けい
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サポートネット
at 12:56
告知はいつがいいと思いますか? [2022年02月24日(Thu)]
「告知はいつがいいと思いますか?」と質問されることがよくあります。
答えは 「その子によって異なります」です。 よく、 「いい状態の時」と言いますし、本当にその通りなのですが、 「いい状態」がなかなか見えないお子さんがいらっしゃるのも事実です。 そして、「いい状態」よりも、本人が質問をしてきたときは「良い時期」なのだと思います。
プリズムでも告知は行いますが、その多くは10歳前後です。 まずは、「その子にとって大事なこと」だけ伝えます。 なので、「その子によって」伝えることは違います。
必ず行うのは長所の確認です。 自分の長所を本人に書かせ、 プリズムの担当職員も長所をあげ、 保護者の方にもあらかじめ長所を書いてきてもらいます。
その長所の中には、ASDやADHDの特性から来るものもあり、特性を長所として伝えることで、特性を受け入れていく素地を作ります。 短所から伝えると、「特性=短所」のイメージになってしまうため、 ここでは短所について触れません。
告知をして、すぐに何かが変わることはありません。 ただ、本人が疑問に思った時に、自分のことの質問をしてきてくれるようになります。 本人が特性を受け入れるのにも段階があります。 「こんな自分が嫌だ!なんで俺は・・・」という拒否の時期もあれば 「どうせ、特性があるからできない」というあきらめの時期もあれば、 「なんとか特性と付き合っていこう」という前向きな時もあります。
だからこそ、思春期に入って、家族に相談するのが難しくなる前に、 自分についての会話が保護者やプリズムでできるようになるといいな。となるため、10歳前後にお伝えするケースが多くなります。
年齢が早すぎると、秘密の概念が安定せず、周りに言ってしまうことも考えられます。 ただ、ここもいろんなケースがあるんだな。と思うのが、 自分が発達障害であることを、思わず友達に伝えてしまったというケースをいくつか知っていますが、それで仲間外れにされたり、馬鹿にされたりしたケースを知りません。 (世の中にはあるのかもしれませんが・・・) それでも友達と普通に遊んでいます。むしろ、もっと仲良くなっていると思います。 それは、大好きな友達だからこそ、特性も受け入れてもらいたいという、告白に近い感覚なのかもしれません。
ASD(自閉症スペクトラム)とADHD(注意欠如/多動性障害)とLD(特異的学習障害)を全て持っている子には、 まずは、ASDの話だけをします。 一気に言うと、キャパオーバーになってしまうので、 後藤が告知をするときには、1つだけとしています。 (あくまでも基本的に。本人が「自分はADHDじゃないか?」と聞いてきたら、教えることもあります) その後、相談できるようになってから、ADHDやLDの攻略を一緒に考えます。
どのように生きていくのかを決めるのは自分ですもの。 自分を知る手がかりの一つにはなるかと思います。
利用終了した子たちも、数年後に相談に来てくれることがあります。 特性を踏まえた上でのアドバイスを聞きたいという彼らを見ていると、 「自分の特性について相談できる」というのは強みの一つだな。と思います。
「特性があっても自分らしく」と思えるよう、これからもサポートしていきたいと思います。

まほろ
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at 13:52
思い出を動画に [2022年02月22日(Tue)]
先日ブログで紹介した「キラキラ写真撮影」をイチゴさんともしたときのことです。
イチゴさんは、自分でナレーションを加えて動画も撮影していました。 「キラキラ写真を撮っています〜」 「別バージョンでも撮ってみてまーす」 「きれいでーす!」
学校でアプリを使った動画編集をしているそうで、 キラキラ写真を撮りながら「動画を作りたい!」とナレーション入りの動画を撮っていたようです。
部屋に戻ってきて振り返りを終え、 早速動画編集に取りかかるイチゴさん。 須田がお母さんとのお話しに行っている間の遊びの時間に黙々と作業していました。
お話しを終えて戻ってくると、 「できたよ〜!!」とウキウキで出迎えてくれました。
ナレーションを活かした動画のつけ方、文字の入れ方、加工の仕方、動画と動画の間の隙間の埋め方、シーンに合わせた音楽の入れ方…

どれをとっても短時間でこのクオリティはすごい!! 「ここで文字を入れて…」 「こうやって音楽入れるんだよ」 と、教えてくれました。
短時間で素敵な作品を作ってくれたイチゴさん。 全ての工程を一人で作り上げたことも、今学校で頑張っていることを見せてくれたことも嬉しかったです♪
https://www.facebook.com/MDDsnet/videos/550914092582520 (こちらのリンクから動画を見ることができます)↑
ほたる
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at 10:54
EXIT×SDGs [2022年02月19日(Sat)]
1月21日(金)にテレビで放映された「めざまし8」の中のコーナー、「SDGsで地球のバイブスいとあがりけり!自閉症のベストセラー作家にリアルな思いを聞いてみた」が、Youtubeのめざまし8チャンネルにアップされています。
漫才師のEXITと、自閉症ベストセラー作家の東田直樹さんがやりとりをする内容です。
書籍「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」を読んだとき、 映画「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」を観たとき、 東田さんの紡ぎだす言葉は、自閉症の世界を言語化してくれているようで、 感謝の気持ちでいっぱいになりました。 初心に戻る気持ちで、時々見返しています。
東田さんがEXITと話している様子を見ながら、 ここまで声を出せるようになるまで、すごく練習したんだろうなぁ・・・。 プリズムにも、ポインティングを練習している子がいますが、 ポインティングを間違えることもあれば、集中力が途切れることもあります。 指す速度も、そこまで速くはありません。 12分間の動画ですが、東田さん集中力すごいなぁ。カッコいいなぁ。と思いました。
動画を拝見して、最後に
「僕は自閉症であることが、自分の誇りになるように頑張っていこう思っています」
という言葉が、胸にしみました。
今回、こうやってYoutubeで見返すことができるというのも、とても嬉しく思ったので、ここで紹介します。
こちらが、そのyoutubeです。↓ (めざまし8チャンネル) https://www.youtube.com/watch?v=_xO0t4mo62M
まほろ
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at 09:30
おしゃべりサロン「ふわり」 [2022年02月18日(Fri)]
今月のおしゃべりサロン「ふわり」はフリートークでした。 初参加の方と一緒に、コーヒーを飲みながらゆったりとお話が出来ました。
意思疎通が難しいことや、こだわりのルーティンがあること、 園行事に参加できなかった経験など子ども同士の共通点も見つかる中、
それぞれに好きなことや得意なこともあるよね!と再確認できました。 例えば魚が好き、電車が好きなど、 「好き」を本人の強みにしていけたらとても素敵なことですよね。
電車好きが高じて、自分で稼いだお金で電車での旅行を楽しんでいるという方の エピソードも紹介しました。
また、家で上手くいったことを園や学校の先生と共有し 子どもの過ごしやすい環境を一緒に考えていくことの大切や、 「学びの場」の選択肢も少しずつ増えている、というお話もしました。
その他に 美容室についてや放課後等デイサービスのお話もありました。
近年は感染防止のため、保護者同士で集まって話せる場が限られてしまい なかなか情報交換やストレス発散できない方もいるのではないでしょうか。
おしゃべりサロンは感染症対策を実施した上で、少人数でゆったりと開催していますので 初めての方でも、おしゃべりしたい方、おしゃべりを聞きたい方はぜひお問い合わせください。お待ちしています。
サロン内で紹介した日めくりカレンダー

◇お問合せ 認定NPO法人みやぎ発達障害サポートネット事務局 TEL 022-341-0885
けい
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at 12:59
おしゃべりサロン「ラルクママ」 [2022年02月17日(Thu)]
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at 09:43
差し入れをいただきました! [2022年02月16日(Wed)]
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at 09:57
水の上に咲く花 [2022年02月15日(Tue)]
紙の【形状記憶】を利用して、キノコさんと「水の上に咲く花の実験」をしました。
用意するものは、お花紙、コンパス、定規、水を入れた器です。 @紙に半径3pの円と、その中に半径1pの円を描く (今回は型紙を用意しました) A外側の線にそって紙を切り抜き、8分の1に折りたたむ B内側の線より上を花びらの形に切る CBを開いて、花びら部分を内側に折りたたむ D水を入れた器に、Cの平らな面を下にしてそっと浮かべる
花を作る作業をしながら話に出てきたのは、学校のこと、趣味のこと、友達のこと… 「先生が小学生のとき、事件とかあった??」 クラスで起きた珍事件の話になり、2人で大笑い。
「イカゲーム観たいのにパパが許してくれないの〜」 と、言いながらYouTubeで見たというあの怖いシーンを忠実に再現するキノコさん。
「おしゃれもしたいし、髪も染めたいんだけどね…」 ネイルをするのが好きなキノコさんは、化粧や髪を染めることにも興味があるようです。
話しながらもあっという間に花たちは完成しました。 咲くところを動画に収めよう!と画角をチェックする姿はまるで監督。 準備OK!いざ、水の上に咲かせてみよう!!



水を吸ってゆっくりゆっくり開いていきます。 花びら部分が重なってしまったところは、机を揺らして振動を与えました(笑) そして、無事に花が咲きました♪
以前キノコさんが、 「プリズムのために2週間がんばったんだよ」 と、言ってくれたことがありました。
プリズムが頑張る理由になっていることも、 自分の気持ちを言葉にしてくれたこともすごく嬉しかったです。 キノコさんが、楽しみに、安心して話せる場を作っていきたいなと思います。
ほたる
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at 10:38
ゲーム障害について [2022年02月10日(Thu)]
約30年ぶりに改訂された、WHOの国際疾病分類「ICD−11」が2022年1月より発効されました。 そして、そこには「ゲーム障害」が国際疾病として新たに加えられています。
「ゲーム障害」と聞いてギクッとする子は多いはず。 ゲームが原因で親子喧嘩になるという声も少なくありません。 そして、2021年はICD-11発効直前ということで、 「ゲーム障害」についてオンラインで学べる機会も多くありました。
そこで中学生のグループで、ゲームについての話をすることにしました。
「2022年から、新しく病気に位置づけられたものを知っていますか?」
キイロ君「ゲーム依存症?」
さすがです。
「みんながまだ、そこまでゲーム依存になっていないから、今日の話はできます。 そして、もし入院になったときに、ゲームもスマホも触れない生活が待っていると思うと、大人の私でも『無理かも!!』となります。 そこまでにならないように、ゲームと自分の距離をしっかり考えた方がいい。と思いました」
というと、みんな前のめりで話を聞き始めました。
まず、ゲーム障害の兆候をチェック。 「みんな、最長で何時間くらい続けてゲームしたことある?」
アオ「ゲームは2時間だけど、スマホでインターネットなら12時間とかあるかも」 キイロ「友達が来て、8時間やったのは大変だったぁ・・・・・」 ミドリ「3時間くらいかなぁ・・・・」
まほろ「3時間・・・・ごめん。それは、ちょっと嘘ついたなって思う。お母さんから伺っていますので・・・」 ミドリ「あぁ、ご飯途中で食べてとかなら5時間あるかなぁ・・・・」 まほろ「まぁね。兆候にある『使用時間や内容などについて嘘をつく』ってあるけど、ごまかしたくなるよね。私も大人になってから、1日中したという経験もあります」 みんな「えええー−−」
そして、診断基準もチェック。
「私が言いたいのは、ゲームやインターネットをやる時間の長さの話ではなく、ゲームやインターネットをすることで、生活リズムを崩さないでくださいね。と言うことです。 ついつい夜遅くまでスマホを見ていても、朝は起きてください。 学校に行かない理由が、ゲームをしたいから行きたくなかった。というのはやめてください。 ただ、そうなった時には、改善方法を一緒に考えますので相談してください」
というと、口々に、「学校を休む理由にゲームはないわー」と。
最後に、後藤が診断チェックを行いました。 子どもたちにも見えるよう、プロジェクターに映してチェックスタート。 ちなみに後藤は、オンラインゲームを、”この年齢にしては割としている”という自覚があります。
『人にインターネットで何をしているのか聞かれたとき防御的になったり、隠そうとしたことがどれくらいありますか』
後藤「んー。別に隠す必要もないしねぇー−そんなにないかなぁ」と言いながら 『ときどきある』にチェック。(笑)
他にも、子どもたちに 「それ、いつもあるでしょぉぉ!!」 「先生、自分に甘いんじゃない??」
と言われつつ、後藤がゲーム障害になってほしいとばかりに煽ります。
結果は45点。 「40〜69点インターネットによる問題があります。インターネットがあなたの生活に与えている影響について、よく考えてみてください。」 となりました。
(引用)https://mira-i.jp/addiction/check/
思っていた以上に子どもたちが真剣に話を聞き、質問をし、意見を交わすことができました。 好きなものだからこそ、うまくゲームやインターネットと付き合っていって欲しいと思います。
最後に、その話をしながらミドリ君が手を動かしていたのは・・・・「折り鶴」 す・・・すごい・・・美しい。 (小さい鶴はつながっています)

まほろ
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at 13:05
キラキラ写真を撮ろう! [2022年02月09日(Wed)]
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at 13:23