お母さんも頑張ったね〜卒園児さんに向けて〜D [2020年03月30日(Mon)]
虹っ子の児童発達支援に通っている年長児のお子さんたちについて、通い始めたころから、これまでの成長について、エピソードを交えて紹介します。 今回はその第五弾 今回はお母さんと、支援者としての自分も交えさせていただいて…
2歳のころ、出会ったばかりのアニアくんは小さなライオンのようでした。 少しでもジャマされようものなら、相手を威嚇する勢い。 感覚の過敏さ、コミュニケーションの難しさ、他にもいろいろ特性がありました。
始めのうちは課題に取り組むのは難しく、遊んでいるときには友達のおもちゃが欲しくなり、しばしばトラブルが起こる。
我が子の大変さに、お母さんはヘトヘト。 辛さのあまり、涙がこぼれてしまうこともありました。
年々、成長は実感できるものの、年長さんになっても生活する上での大変さは続きました。 欲しいもの、やりたいことは、思い立ったらすぐにやらないと気が済まない。 大騒ぎすることで思いを通そうとするアニアくん。
保育園の行事はうまく参加できないことが多く、他の子との違いを実感し、どうしても落ち込んでしまうお母さん。
「うちの子がそのうち落ち着くなんて想像できない。そんなの信じられない」 とお母さんに言われ、無力感に苛まれた私。
子育ては一筋縄ではいかない。 お母さんがいくら悩んでも考えても、うまく進まないことがある。
そんな時期も経て、12月に迎えた保育園最後の発表会。 後日、動画を見せてもらいました。 ステージに立ち、 シンバルを持ってみんなと合奏をして、 アナ雪の「氷の巨人」の役を1人で演じたアニアくん。 どちらもとても立派でした。 スマホの中の彼を見て、心が震え、安堵感と何とも言えない余韻でいっぱいになりました。
「大変なこと、たくさんあったけど、ほんとによかったね。お母さん、ここまでよく頑張ったね」 そこまで言ったら、思いが溢れてしまいました。 迂闊にも私が先に泣いてしまいました。 「これまで支えてくれてありがとうございました」 とお母さん。その目にも涙なみだ… 以前は辛かった涙が、うれし涙に変わりました。
アニアくんの発表会の姿は、これまで頑張ってきたお母さんへのプレゼントのようでした。 どんなに高価な宝石にも敵わないほど、価値のあるものでした。 私にとってもご褒美のような出来事でした。きっと一生忘れないと思います。
まもなく小学生になるアニアくん。 お母さんはこの先どうなるかと心配していますが、 大丈夫。 アニアくんはもうちゃんと自分の力を発揮できる。 私は自信を持って送りだしたいと思います。
クローバー
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おしゃべりサロンも振り返り [2020年03月28日(Sat)]
新型コロナウイルスの影響で、いろいろな面で制限がかかったり、イレギュラーが起こったりしています。 これまでとは違う3月になっていますが、感染の拡大が少しでも早くおさまって、普段の生活が戻ることを願うばかりです…。
今年度も、おしゃべりサロンでは、ご参加の方がたくさん情報交換していました。 ふわりでは、 行事参加の工夫、おこづかいのこと、サポートブックの活用法などなど、 他にも、園や学校でのこと、家庭でのこと…
ラルクママでは、 学校のこと、就労支援のこと、就職活動のこと、手帳や年金のこと… 家族関係のいろいろや、気分転換のことも(^^)
心配なことや、どうしようもない気持ちも、ここなら話せる、お互いに聞くことができる。 「あー、そうなんだ…」 「うちも、そういうのあるー」と、 子育ての中のうれしいことも、分かり合えることもたくさんあって、そんな時は皆さんの表情も柔らかくなり、少しでも気持ちが軽くなっているといいな…と思います。
新年度も、どうぞご参加ください。 初めての方、久しぶりの方、以前会員だった方も、ご遠慮なくどうぞ。 またご案内記事を掲載します。
イレギュラーな中でも、皆さん一人一人が、ゆるやかに春を迎えられますように。
リボン
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at 15:18
虹っ子でたくさん活動したね 〜卒園児さんに向けて〜C [2020年03月27日(Fri)]
年長児さんの成長、第4弾は二人の様子を振り返ってみます。
元気いっぱい!活動的なゼロワン君。 楽しくなると、待ちきれなくてたくさん動いたり、運動課題ではちょっとふざけた行動を見せたり。あわてて移動することもあるので、ケガをしないように配慮も必要です。 順番を待つ場所をわかりやすくしたり、小集団の活動も見通しを持たせたりと私たちも試みましたが、何より、本人がだんだんと、座って待つ時間が長くなり、落ち着いて活動に取り組むようになりました。
お勉強の課題では、年長さんになってから特に就学を意識して、ひらがなや数の勉強も少しずつ取り入れました。いやにならない少量で、コツコツと。 自分の名前をなぞって書く練習を、積み重ねてきたある日。 「書けるようになったよ!!」と、その日の担当スタッフに、名前の中の一文字を書いてみせてくれました♪ 家ではお風呂で、書く練習をしていたそうです。 名前の文字が、一つ、また一つ、と、書けるようになったゼロワン君。 ひとつずつ、文字が紙の上であっちにいったりこっちにいったり。 それでもいい♪立派です(^^)
自由遊びの時間、キラリ君に「まぜて」と言われたときは、素直に「いいよ!」と受け入れてくれたゼロワン君。 身支度など器用にこなせることがたくさんあって、帰るときにはお母さんの靴まで出してあげます。
カッコよくて、やさしい!そして元気なゼロワン君。 楽しい時間とステキな笑顔を、ありがとう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 もう一人ご紹介するのは、もの知り博士のワールド君。 天体のこと、世界の国旗や国の特徴、数字も大好きなワールド君は、いつもたくさんのことを教えてくれます♪目についたものから楽しい世界が広がって、お話が止まらなくなることもしばしば(^^; 「アゼルバイジャンてさ・・・」 「バチカン市国の国旗ってさ・・・」 うんうん、そうかそうか。 でも、ちょっと待って? 今、取り組んでほしいのは、机の上の課題でーす。
ということで、一人で取り組む自立課題のときは、 ・だまってやる ・おわったら「おわりましたカード」を持ってきて報告する この二つを少しずつ練習しました。 できますできます! だまってできます! おわったら、報告もできます!! 将来の働く姿をも彷彿とさせる、頼もしい背中☆ステキです。
もう一つ取り組んだのは、来所時の『やることリスト』のチェック。 付箋紙にやることをリストアップしておき、終わったら“おわりエリア”に付箋紙を自分で移動させます。 玄関から入って、靴をぬいで、『やることリスト』の“あいさつカード”をじーっと見つめるワールド君。・・・そして私に顔を向け、 「おはようございます!」 と言ったら、付箋紙を“おわりエリア”へ。 律義です。 立派です。 To Do リストのチェックができる!大人のようです。
明るくて、楽しい!いろんなことを知っているワールド君。 たくさんお話できて、うれしかったです。ありがとう。
みんなみんな、そのままでステキな一年生です! みんなみんな、明るい春を迎えてください
リボン
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ずっと味方だよ〜卒園児さんに向けて〜B [2020年03月26日(Thu)]
虹っ子の児童発達支援に通っている年長児のお子さんたちについて、通い始めたころから、これまでの成長について、エピソードを交えて紹介します。 今回はその第三弾
乗り鉄くんに出会ったのは1年半ほど前。 初めてのセッションで私が用意した課題を見て一言。 「やらない」 大人を信用していない様子がビシビシ伝わってきました。 少し手伝ったり、ヒントをあげたりすれば取り組めるものもありましたが、どうしてもイヤなものはやらない。
なので、まずは信頼関係を築くために、課題の組み立てを変更。 彼の興味がある鉄道の課題、製作、クイズなどをしながら、できるだけ会話をするように心がけました。
賢い彼は、私とお母さんが自分のことを話しているのも鋭く察知して、それがイヤだということを、物を落としたり、壊したりすることで表しました。 なので、セッションのときにはお母さんと話すことをやめました。
友達と遊びたい気持ちはあるけれど、かかわりがうまくいかず、続かない。 なので、お母さんと私とで彼の遊び相手になりました。
次第に私への不信感は少なくなっていき、代わりに子どもらしい無邪気な笑顔が出てきました。 彼がボケて(わざと間違えて)、私がツッコミを入れる。 本当はこんなかかわりが好きなんだとわかってからは、お互いに楽しくセッションができるようになりました。
彼は[快・不快]がはっきりしています。 少しでも自分の意に沿わないことをされると100%の[不快]と感じ、その人を非難したくなる。 特性によるものなので、そこを責めたり、叱ったりしてもエスカレートするだけ。
ただ、そのままでは生活がしづらいですし、小学生になってからも大変なことは目に見えるので、楽しいセッションの中にも少しずつ彼の好まない課題を取り入れていきました。 「やらない」 という反応に変化はありませんでしたが、 「やれるよ」 とこちらが言うと、しぶしぶ取り組むようになりました。
まだまだ、やらされることや面倒なことは嫌がりますが、やれることは増えました。 「譲る」気持ちの芽生えをうれしく思いました。
この先、乗り鉄くんが進んでいく世界は、きっと不快なことが多いはず。 少しの不快なら我慢するというスキルも持ち合わせなければなりません。
本当は純粋で素直な彼。 私は彼の描く絵が大好きです。
普段はバスをよく描きます。
これはクレヨンのくろくんをマネしてクレヨン遊びをしたときに描いたもの。 迷いなく筆を進める姿がステキでした。
乗り鉄くんには、大人が歩み寄ることの大事さを学びました。 常識とか普通とか、そんなことを押しつけてたら、きっと仲良くはなれなかった。
小学校に行っても、自分の良さや好きなことを見失わずに大きくなって欲しいと思います。
乗り鉄くん あなたに出会えてよかった。これからもずっと味方だよ。
クローバー
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at 18:01
虹っ子で一緒に活動したね 〜卒園児さんに向けて〜A [2020年03月24日(Tue)]
虹っ子、年長児さんの成長についての第二弾です。
ぬいぐるみで遊ぶのが大好きな、キラリ君。 虹っ子に来るとき、今日はスタッフの誰とどんな遊びをするのか、しっかりと想定して来ていた様子。 子供たちの想定を私たちも想定し、保護者の方と共有して、迎えるようにしています。
長い期間、キラリ君が自由遊びのときに続けていたのは、私と、決まったぬいぐるみを何人か集めての、生活ごっこ♪ 「朝だよ!朝ごはん食べなくちゃ!」 と、丁寧に寝かせていたぬいぐるみたちを起こして、ままごとセットで朝ごはんを作り、一人一人に食べさせたり、 「たいへん!!熱がある!」と内科につれて行って受診させたり。 幼稚園では、体操の時間や、キラリ君先生の伴奏で一緒に歌を歌う時間もありました。
そんなふうに過ごしていた、2月のある日。 「リボン先生、そこでぬいぐるみたちと一緒にいてね!ぼくはあっちでゼロワン君と遊んでくるから!」 と、となりの部屋に私を放置し、去っていったキラリ君・・・。
キラリ君、それまでは自分が想定した世界の遊びをまっとうすることに全力を注いでいましたが、この時はベイブレードをしていたゼロワン君に近寄っていき、 「なにしているの?」 「まぜて」 と、自分からハッキリと声をかけて、まぜてもらっていたのでした
なんということでしょう・・・!
ちゃんと、みんな、成長する。 他のこと、他の人に興味を持つことだってある。
そういうことを、あきらめていたわけでも忘れていたわけでも決してありません。 ですが、キラリ君の大きな成長の瞬間を見た感じがして、お母さんと感慨に浸りました・・・♪
不安になれば、泣いたり、暴れたり、いろんな表現で発信する子供たち。 見通しをもって、安心して過ごせれば、楽しい世界を繰り広げてくれる子供たち。
無理強いをせずに、成長を見守ることの大切さを、たくさんの場面でキラリ君におしえてもらいました。
楽しいことを見つけると、ゲラゲラ笑いながら、笑顔いっぱいで表現するキラリ君。 4月からは、ピカピカの一年生ですね 一緒に過ごせて、とっても楽しかったです。ありがとう。
これからも、明るくやさしく楽しいキラリ君の成長を、楽しみにしています。
リボン
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虹っ子を好きになってくれてありがとう〜卒園児さんに向けて〜@ [2020年03月19日(Thu)]
虹っ子の児童発達支援に通っている年長児のお子さんたちについて、通い始めたころから、これまでの成長について、エピソードを交えて紹介します。 今回はその第一弾
ナンバーくんに初めて会ったのは、約1年前。 いつもニコニコ笑顔の彼は、私の目を正面からじっと見ます。 こちらもじっと見返すと、足を床にドンドン。拳を机にガンガン。これは場の静けさに耐えかねてやる行動。始めはこちらの気を引きたいのかと思いましたが、違っていました。脳が刺激を求めてするこの行動。保育園でも同じようにやっているようです。表情はニヤニヤに変わっていて、これでは叱られてしまうのも仕方ない様子。 「この子は褒められた経験が圧倒的に少ない。」 私と1対1でやる個別課題では、褒めることをベースに、場に相応しくない行動は、どうしてやってはいけないのかを丁寧に説明しながら進めることにしました。 4月頃はまだ褒められても素直に受け取れない状態で、恥ずかしさを紛らわすために、離席したり、私の赤ペンを奪ったり、近くで見ているお母さんにちょっかいを出したり…。 目についたものはすぐに触りたい、思いついたことは実行しないでいられない。 脳がとにかく忙しいナンバーくん。 でも、彼は数字に強いということがわかり、それを課題にして、できたことを褒めていくうちに少しずつ変わってきました。苦手な聞き取りの課題もいい点数が欲しいので、だんだん集中して取り組めるようになりました。そして、いつのまにか褒められることはスタンダードになり、離席や余計な行動はなくなっていきました。
好きなことは強い。 好きなことが彼の学びを深めてくれました。
ゲームも好きなので、途中からアナログゲームも課題に取り入れていました。 口頭の説明でルールを理解できる彼は、どうぶつしょうぎ、UNO、ドブル、他にもたくさんのゲームをマスターしました。職員を加えて3人で、放課後の児童館で過ごすイメージを持ってやりました。友達付き合いはまだ難しさがあるけれど、ゲームを介して友達と遊べるかもしれない、そして仲良くなれるかもしれない。そんな期待を込めています。
今の彼は、自立課題でたし算をしています。後ろで私とお母さんが会話をしても振り返らなくなりました。 好きなことは本当に強い。
こんなに大きく変わってくれた彼とのセッションが、間もなく終わろうとしています。 今後はプリズムにバトンを渡して、グループ活動が始まります。 きっとまた大きな成長を見せてくれるでしょう。
ナンバーくん、1年間ありがとう。私も大好きだよ!
クローバー
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at 20:34
世界自閉症啓発デー2020 [2020年03月17日(Tue)]
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えのぐであそぼう! [2020年03月14日(Sat)]
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レッツ!パドルボール!! [2020年03月05日(Thu)]
コロナ対策として、「バランスの良い食事と、適度な運動」と言われていますが、外に出歩くことは自粛したほうがいいため、子供たちから
「どこで運動するんだー」
という声があがってきます。
そんな中、今こそ、これで遊ぼう!!と取り出したのがこちら。 ポータブルパドルボールです。
6年生に組み立てるのを手伝ってもらいました。
一見卓球なのですが、ボールが弾むのではなく、台がはずむようになっています。 ボールの弾まなさに四苦八苦。
他のボールでも試してみよう!! と、スーパーボール、卓球の玉などでも試したのですが、一番良かったのがPUボール(ウレタンのボールです) 相馬先生も一緒にエンジョイ♪
にしても、なかなかラリーを続けるのが難しい。 でも、どこに弾んでいくか分からないのがなんだか楽しい♪
この春は、虹っ子でパドルボールが流行るかも!
まほろ
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