ありがとうの気持ちをこめて [2016年12月28日(Wed)]
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サポートネット
at 10:38
クリスマスだから [2016年12月20日(Tue)]
今週の放課後等デイ虹っ子の設定課題はみんな大好きなクッキング! クレープを作っています。
課題に合わせて場の設定も変えました。
小さいテーブルでクレープを焼き、お皿に載ったクレープを持って大きいテーブルへ移動。 デコレーションをしてここで食べます。 ちょっとしたことですが工程によって場を移動することにより子供たちも次に何をするのか分かりやすいようですし、何より大人も子供も一か所に集中してしまうという混乱もありません。
分かりやすさと言えば虹っ子には毎日「今日の設定課題」をお知らせするボードも掲示してあります。 今日は何をいつするのか、自分で何回も確認できることで安心感もうまれます。
クッキングが大好きなポニーテールちゃん。 来所して「クレープをつくろう」というボードを目にした途端「うわ〜」とにこにこ笑顔。 バレーくんは「クリスマスだからクレープを作るの?」と職員に尋ねていました。 そうだね、もうすぐクリスマスだしいつも以上にわくわくすることをしよう! 自分で作ったクレープはまた格別の美味しさ。 今日も笑顔が溢れる虹っ子です。
うさこ
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サポートネット
at 16:26
笹森理絵さんの「感じてみませんか?発達障害の世界」 [2016年12月19日(Mon)]
12月17日(土)に、笹森理絵さんを招き 「感じてみませんか?発達障害の世界」をお話していただきました。
「笹森理絵さんが来ます!」と会員さんにお知らせをしたところ、申し込み殺到。 あっという間に席がいっぱいになり、キャンセル待ちが出たほどでした。
笹森理絵さんは、2006年〜2010年までNHKの「ハートでつなごう」に出演され、その他にもメディアに出演されることも多く、書籍も出されています。 そして、ブログ「1センチでも前へ!!笹森理絵です♪」も人気のあるブログです。
前日、仙台空港からホテルまで、御一緒したのですが ホテル近くの交差点に差し掛かった瞬間、すぐ看板を見つけ 「あ。あそこですね。見えました。」 の早さに感動する私。 書籍等で知っていたはずなのに、その動体視力の良さに心がトキメキました。
また、会話の中で 「大変なことがあっても、それは経験値があがるので♪」 と聞き 『この言葉は、子供たちに教えたい!!躓くことがあっても、それは経験値があがるってこと!』 とまたトキメキ。 そして、子供たちの好き嫌いなども家庭よりも、給食やデイでチャレンジするうちに食べられるものが増えていったお話では 『あぁ。確かに!!普通にみんなと食べていたのに、保護者の方に伝えると、食べたんですか???と驚かれることがあるなぁ♪』 と聞いていました。
当事者であり、保護者であり、支援者である。
どの目線からのお話も、心に響いてきます。 私は、最後のエピソードは涙腺がゆるみました。 (あえて、どんなお話だったのかは、他でお話を楽しみにされている方のためにも触れませんね)
笹森さんのお話は「伝わるお話」です。 感覚過敏の話や、過去にあった出来事のお話は、 自閉症スペクトラムのすべての方に当てはまる部分が多分にありました。 そして、是非、重度の自閉症に携わる方々にも聞いて欲しいです。
どんな音で耳ふさぎをしたくなるか 頑張っている姿がどんなものか なぜ、その場にいることができなくなるのか・・・
どの子にも通じる。 そして、どのように乗り越えてきたのかまで、具体的にお話してくださいました。
そして、時間ぴったりに話終わるというところもすごい!!!
今年度のサポートネットの学び合いセミナー(公開)はこれで終了です。 加藤潔先生 梅田真理先生 辻井正次先生 笹森理絵さん っと、とても素敵な講師の方々ばかり。 本当に講師の先生方、ありがとうございました。 ご出席された皆さまもありがとうございました。 そして、助成してくださった日本郵便さん。本当にありがとうございました。
まほろ
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at 09:51
増えてるー! [2016年12月15日(Thu)]
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サポートネット
at 13:29
おこづかいのこと [2016年12月12日(Mon)]
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at 16:39
「殴らないで済んだ」の積み重ね [2016年12月11日(Sun)]
人を殴ってはいけない!ということは、どの大人も教えるのですが、子どもたちはその怒りをどう向けていいのかを教えてもらえない。
本人も殴りたくて殴っているわけではなく、
「言われたことに我慢できなかった」
と言うものの・・・・言われたのは昨日、今日の話ではないこともあり・・・・。 また、日ごろ小さな嫌なことが蓄積されてということもあり、 殴られた方は、突然やられたとなることもしばしばあります。
そんな悩みを持つホルス君と話していて
担当「うーん。また殴っちゃったか・・・何があった?」 ホルス「あいつ、お前はすぐ殴る。殴りたくなったか?殴ってみろと言われたから殴った」 担当「そこ、素直にやらなくていいし!!そんな時、殴らなくてもいい方法探ろう・・・。ねぇ・・・不幸の手紙は?」 ホルス「それ、他の人に回していくやつでしょ??」 担当「本来はそうだけど、例えばさ・・・メモメモ・・・ほら」 (メモを開くと、うん○と書いてある) ホルス「なんじゃこりゃぁぁぁ!!ビリビリ」
担当「悪口書いてないけど、むかつくでしょ。でも、罪に問われない」
そんなやりとりがあった数か月後の出来事。
ホルス君は、また学校の先生から呼び出しをくらったそうです。
ホルス「友達の机にうん○と書いてやったら怒られた」 担当「おぉ!机に?そりゃおこられるわあぁ。でも殴らなかったね」 ホルス「うん。殴らなかった。ふざけただけ」 担当「机に書いたら、器物損壊だよ」 ホルス「でも、消した。消したけど怒られた」 担当「だろうねw ところで、なんで書いたの?」 ホルス「あいつの俺に対する嫌な視線が気になったから、書いてやった」 担当「あなたなりに、理由があったなら先生に言えば良かったのに」 ホルス「視線が嫌だったと言うのは、どうかと思う」 担当「どうかと思っても、それは理由として成り立つから。ってか、不幸の手紙やったんだねww うん。でも、殴らなかったのは、進歩だ!私は嬉しい!!」
その後、最近あった、タレントさんの施設内落書きで逮捕された事件を見ながら 「うん。やっぱ、人の物に落書きは逮捕だね。 あと、手紙でその人に対する悪口書いても、脅迫罪だね。 不幸の手紙もなかなか難しいねぇぇ。でも、口げんかしたら、手を出したくなるので、それはオススメできない。さぁ、どうするか!!」
と、2人で試行錯誤していました。
筋トレするとスッキリするそうで、 「それを毎日したらいい!!名案!!」 と言っていたら 「ただ、筋肉は使ったら48時間から72時間休ませなければならないから、毎日できない」と・・・。
ホルス君がプリズムに通い始めて1年になります。 かつて話していたことは、 「宇宙に住む」 「年間1億かせぐ仕事に就く」 のように、なかなかすぐに達成できない話題多かったのですが、最近は具体的な事が多く、話も弾むようになりました。
また、自分から率先して話せるようになってから、滑舌も良くなりました。 そして、元々笑顔でしか話せなかったのですが、真顔で話すことも増え、お母さんが聞き耳立てていないかを調べるようになりました。 もちろん、聞かれて困る内容は無いのですが、 「自分のプライベートな話を親には聞かれたくない」というのは、心の大事な成長だと感じています。
「どうせ、殴る」と人から思われているのも、なんだか切ない。 「殴らなくて済んだ」経験を積み上げていくべく、これからもストレス発散の方法や、衝動が起こりそうになった時の対処について、一緒に考えていきたいと思います。
まほろ
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at 17:51
12月のおしゃべりサロン [2016年12月08日(Thu)]
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at 12:49
We wish you a Merry Christmas! [2016年12月07日(Wed)]
街はクリスマスのイルミネーションで輝いています 虹っ子たちとのおしゃべりの中にもクリスマスの話題があがるようになりました。
今週の放課後等デイ虹っ子ではとびだすクリスマスカードを作っています。 「これ、難しい?」と聞いてきたお子さんもデコレーションの段階ではのりのりです。 飾りに子供たちが喜びそうなキラキラのスパンコールを多種類用意したところこれが大好評。 音符やラッパといった大きめのスパンコールに人気が集まりました。
デコレーションの材料をそのまま出しておくと「どれを」「どのくらい」使えばよいのか分からなくなってしまうお子さんもいますので、「この中から○個選んでください」とこちらから提示することもあります。 選ぶ子供たちの目は真剣そのもの。 材料が寄せられたトレイを前に「あれも使いたいし、これも飾りたいし・・・」とじっくり選んでいます。
作業中は黙々と制作に専念するお子さんもいれば、手を動かしながらクリスマスのこと、学校での出来事、最近あった嬉しかったことなどをお話ししてくれるお子さんもいます。 手作業をしながら子供たちとじっくり向き合えるこの時間もまた職員の楽しみとなっています
うさこ
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サポートネット
at 10:00
コツがあれば。 [2016年12月05日(Mon)]
先週の虹っ子放課後デイは、LaQ(ラキュー)をしました。 普段、プレールームにあるブロックは違うものなので、たまに使えるラキューは、特別感があるようです。
「あっ!ラキューだ。今日は何作るの?」と子供たちは楽しみにしている様子。 こちらの準備としては、いくつかの平面の作品の写真と実物の準備。その中の好きなものを作っていいことにしました。
気をつけないと、うまいかない部分がいくつかあるラキュー。 例えばこの部品。
細いものと太いものがあるので、間違えるとズレが生じます。 間違えると一気にモチベーションが下がるので、2つの違いを目で確認してからスタートします。 これだけでうまく作れる子が増えます。 ミスを事前に防ぐことができ、大人に介入されることも減ります。 苦手でも、クリアするコツさえつかめば作れる。
「パチ、パチン」 と黙々とラキューをつなげる子供たちを見ていて、実生活も同じだなと思いました。 先にコツを知ってさえいれば、つまずきを減らせる。 うまくいくことが多くなる。 達成感を得ることができる。 生活の中にもコツをつかめばできるものは、たくさんありますよね。
「試行錯誤が難しい」 と、昨年行ったセミナーで、当事者の方がお話ししてくださいました。
失敗してやらなくなるよりは、『コツ』の先出しで成功へ導く。 たった2文字に無限の可能性を感じます。
ちなみに… 時間をかけて、こんな大作を作ってくれた子もいました。
クローバー
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サポートネット
at 12:50
大事なのは伝え方 [2016年12月01日(Thu)]
先日、小学校低学年の子供たちのグループセッション中のことでした。
ガーベラ君のイスが壁に『ドン』とぶつかり、その音が気に入った様子。 壁を『ドンドン』とたたき始めました。 まほろは、違う子に対応していた最中で、 『あっちでなんかやっているなぁ。』 とは思ったのですが、すぐに対応できず。
それに乗ったのがフェンネルさん。 一緒に楽しそうに『ドンドンドン!!!』っと・・・・。
んー。さすがにウルサイなぁ。と思い、側に行き
「ドンドンしないでください。」
と伝えたのですが、2人に聞こえる訳もなく。 ギャハハハ!!☆ミヾ(∇≦((ヾ(≧∇≦)〃))≧∇)ノ彡☆ドンドン!!
そこで、近くにあった紙に
と書き、ガーベラ君の目の前に提示。
ガーベラ君「おこるの?」 まほろ「おこるよ。座ってください」(眉をしかめて)
次に、フェンネルさんの目の前に提示すると、
フェンネル「おこるの?」 まほろ「おこるよ。座ってください。」(眉をしかめて)
ドンドンという音で聞こえなかったのもありますが、やっぱり見た方が早い。 基本的に、このグループの子たちは言葉で十分伝わります。 が、楽しくなりすぎている時、他の音が大きい時は、私も書いた方が心穏やかに対応できるし、子供たちも怒られる前にやめることができる。
ちなみに「おこるよ」にしたのは、字数が多くなりすぎると、一瞬で読めないかもしれないと思ったからです。
その頃、アジサイ君は、
これを励みに課題をがんばっていました。 アジサイ君はすらすら読めるので、文字数多めでもOK。
この、声掛けをどれだけ減らして指示を出すかというのは、永遠のテーマではなかろうか。とよく思います。
保護者の方から 「学校では声掛けだけで動いているらしいです」 「何度言ってもやらないので・・・」
子供たちからは 「やろうと思ってたのに、言われたからやる気なくした」 「言われすぎて耳が痛い」 「先生は言ったでしょ!と言うけど、書いてあったら忘れないのに」
という声が聞こえてきて、お互いの間はどこだろう。と思います。 文字で指示する方が早いですが、大人にしてみれば「言った方が早い」ですよね。
療育スタッフ間で、行っていることを言えば
☆一度に複数の大人が声を掛けない(誰の指示を聞いていいかわからなくなる) ☆“○○しないで!”ではなく、“○○してください”(否定的ではなく、肯定的な言葉で) ☆“やりなさい”ではなく、“いつからやる?”(命令ではなく、能動的に動けるように) ☆伝えたいことは、短い言葉で
口頭指示は、聴覚刺激でしかないこともあります。 お互い快く過ごすために、声掛けの工夫をしていって欲しいな。と思います。
ちなみに、このグループのセッション前には、スタッフ全員が1枚ずつホワイトボードを持ち、声掛けよりも文字で伝えるようにしています。
声のかけ方も大事ですが、本当に考えるのは「伝え方」です。
ちなみに、サポートネットのスタッフは伝言事項をメモで渡す習慣があり、 私はこのみんなのメモに助けられているなぁ・・・と感謝するばかりです。
まほろ
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サポートネット
at 17:06