成人期から学ぶセミナー [2015年07月31日(Fri)]
今年も、自閉症・発達障害について理解を深め、支援につなげましょう。
日本社会福祉弘済会の助成事業により、「2015年自閉症・発達障害児者支援セミナー 〜成人期から学ぶ将来を見据えた支援のあり方〜」を開催します。 今年度は、成人期に焦点を当てて、将来を見据えた支援のあり方を学びます。
8月は、サポートはぎ診療所の金野先生からご講演いただきます。 10月は、成人2名をゲストにお招きしてお話を伺います。
ご家族、保育・教育・医療機関職員、福祉施設職員、一般の方々、どなたでもご参加いただけます。 お申込みをお待ちしております。
2015年自閉症・発達障害児者支援セミナー 〜成人期から学ぶ将来を見据えた支援のあり方〜
◆第1回 日時:2015年8月30日(日) 10:00〜12:00(開場9:45) テーマ:「発達障害のある方のおだやかな成人期に向けて」 普段の生活の中で、子供の将来像を思い描くことはなかなか難しいものですが、長期的な視点で考えてみることも、支援の大切な要素の一つです。診療の現場から見る、成人の方々のお話と、その人らしい生活が送れるようになるためのサポートについてお話いただきます。 講師:金野 公一 先生 発達障害専門医/サポートはぎ診療所勤務 定員:90名 会場:仙台市市民活動サポートセンター 6階セミナーホール (仙台市青葉区一番町4-1-3)
◆第2回 日時:2015年10月12日(月・祝) 10:00〜12:00(開場9:45) テーマ:「自分に合う生き方をみつけよう」 自閉症・発達障害の診断を受けている成人2名をゲストにお迎えして、お話を伺います。どのような特性を持っているか、どのような配慮があると良いか、現在どのように生活しているのか等をお話いただき、理解と支援のあり方について学びます。 ゲスト:発達障害のある成人の方2名 定員:80名 会場:仙台市戦災復興記念館 5階会議室 (仙台市青葉区大町2-12-1)
主催/認定NPO法人みやぎ発達障害サポートネット
お問合せ・お申込みはサポートネット事務局にどうぞ。 電話 022−265−5581 メール mddsnet@yahoo.co.jp
リボン
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サポートネット
at 15:45
萎むーーーーーー [2015年07月27日(Mon)]
いつもは、先生に対して真逆のことを言ったり、何かと自分ルールで押し通そうとすることの多いツバサ君。
しかし、この日はちょっと違った反応が。。。。
この日のメインの活動は水遊び。 その名もリアルスプラトゥーン。(水の掛け合い) しかし、ここは街中。ダイナミックなものは難しいので、 プラスチックボトルや注射器型水鉄砲で 「膝より下に掛けてもいい」ルールのスプラトゥーンです。 車一台が入るくらいのテラスでの掛け合いなので、こじんまりと水の掛け合いを楽しみます。
ところがツバサ君。。。小木先生の腰あたりにピューーっと。 その後、注意されたのに、友達の背中に向けてピューーっと。(あまりかかりませんでしたが) そして、まほろ先生の上半身にピューーーっと。
まほろ「ん?ここ膝?ルール違反じゃない?」 ツバサ「・・・・・。」 まほろ「上半身に水かけられてすごく怒ってるので、まず謝ってください。」 ツバサ「ブツブツ……………(室内に戻ろうとする。)」 まほろ「どこいくの?」 ツバサ「誰もいないところ。」 まほろ「そんな場所はない。じゃ、ここ(部屋の中のいつもの席)にいてください。」 ツバサ「(まほろと)一緒にいたくない。」 まほろ「一緒にいないよ。私がいなくなる。ここにいてください。」 ツバサ(黙ってイヤーマフをして席に着く)
いつもだったら 「そっちが悪いでしょ!!」「先に言ってよ!!」「もうやらなければいいんでしょ!」 と、強気で来るのですが。。。。ちがう。 そうでなければ、ママのところに「もう帰る!」と言いに行きそうなのに、それもなく。。。 こんなにしょぼんとしているツバサ君は初めて見るに近いので、
『え?怒りすぎた??そうなの??』 と、正直、私はプチパニックでした。 とりあえず、ママに 「怒りすぎたかもです!!帰り反動が来たらすいません。 とりあえず、帰る前にはクールダウンが上手だったと伝えるようにしますが。」と報告。
一緒にはいないという約束をしたので、ツバサ君のところには行かず、 そのまま、またスプラトゥーンに戻るまほろ。
さて、スプラトゥーン終了5分前。 まほろ「先生先にあがってます。タイマー鳴ったら終わりにして部屋に入ってきてください。」
と他の子たちに伝え、ツバサ君の元へ。 すると、彼は先生の席に座り、自分の腕に落書きをしていました。 何を言っても動こうともしない。そこ・・・・まほろの席だよ・・・。
まほろ「ツバサ君は、何で先生に怒られたかは、わかっている??」 ツバサ(突然立ち上がり、だまって2階へ逃げようとする。)
まほろ「お母さんのとこに行ってもいい。まほろ先生の上半身に水かけちゃったと報告してきなさい。」 ツバサ「・・・・・・言えないよぉ・・・。」(小声)
!!! この弱々しい反応もまた、いつもと違う。 いつもなら「ふん!!」と言って振り切っていくのに・・・・。
そして、みんなが部屋に戻ってきたところ、ツバサ君も一緒に席に着きました。
まほろ「ツバサ君。その腕のらくがき・・・・ゆがむ?」 ツバサ「・・・・・・・・・・。」
あぁ、話せないんだな。と思い、しばらく声を掛けるのを止めたところ・・・・。
ツバサ「しぼむだよ!!」 まほろ「え?しぼむなの??(すぐ検索) わぁ!!本当だ!しぼむって読むんだぁぁ!!すごい字知ってるね!!」 ツバサ「しぼむーーーーーーーー・・・・。」 まほろ「どうでもいいけど、今日地下鉄で帰るんじゃなかった?その腕大丈夫?」 ツバサ「ちがう!不審者と帰るんだ!!」 まほろ「誰と帰るでもいいけど、その腕恥ずかしいなら洗って帰った方が良いと思う。」 ツバサ「不審者と帰るんだ!!」 まほろ「うん。まぁ、いいならいいんだ。うん。」
っていうしぼむという字はこれです。

彼は、本当に心が萎んでしまったようでした。 それが分かったのが、 「今日の振り返り」で書いた、一言感想。
ルール:「守れなかったよバカヤロー!!!」 水あそび:「できなかったよバカヤロー――!!」
彼は、本当にルールが守れなかったことを反省していたんですね。 (まぁ、しっかりクイズ形式にしてルールを確かめたので、わかっていたはず。) こちらとしては、「もう上半身には水を掛けない約束を改めてしよう」くらいで済ませようとしていたのに、 ツバサ君は「ルールを守れなかった」ということがショックで動けなくなってしまったようでした。このバカヤローは自分のことだと思います。 そして、まほろ先生を怒らせてしまった・・・。 彼はプリズムが大好きなので、まほろ先生を怒らせたらもう来れなくなるんじゃないかという不安と戦っていたようにも見えてきました。
なぜなら、その一言感想に
『できなかったけど、クールダウンは出来てたよ。 クールダウンの仕方、とても立派だったと思います。』
とコメントを書いた瞬間・・・・彼は張りつめていた気持ちがあふれるように、
うぇーん。ぐすん。ぐすん。
と泣き出しました。
いつも、強気な発言のツバサ君。 泣きながら、悪態ついたり、物を投げたりすることはあっても、 こんなに悲しそうになく姿は初めてだったので、切なくなりました。
ただ、立ち直りが早いのも彼のいいところ。 次回のセッション内容を確認するころには笑顔を見せ、終了の挨拶の声も大きく出ていました。
まほろ「はい。iPad(特別なアプリが入っているやつ)。今日はツバサ君の番だよね。」 ツバサ「うん!!魔法石は使いそうになっちゃうから、負けた時はすぐやめます!守ります!すぐやめるから!!」
っと、いつも以上にルールを守ろうという気持ちになっている彼がいました。 そういうところもすごくめんこい。 自分ルールだった彼から、みんなと同じルールを守りたい彼への成長を感じたエピソードです。
まほろ
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サポートネット
at 20:59
みんなの願いごとは… [2015年07月25日(Sat)]
今年も夏休みがやってきました。 虹っ子は毎年、仙台七夕に合わせて笹を飾るので、今週はその手始めに短冊づくりをしました。
短冊といえば、願いごと。 サンタさんにお願いするのとは違うので、欲しい物を書くのではなく、望むことややり遂げたいことを書こうというのが今回のねらいでした。少し難しいかな…と思いながら話をすると、意外にもそんな様子はあまり見られず、スラスラと書いてくれました。

家族のことを想って書いたもの、自分のことを考えて書いたもの、できたらいいなと思うものなど、それぞれにお子さんが描くステキな願いがあふれていて、できあがった短冊の一つひとつが輝いて見えました。
来週から、飾りつけを始めますので、虹っ子にお越しの際は、ぜひ手に取ってご覧くださいね。
みんなの願いごとが叶いますように…★☆★
クローバー
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サポートネット
at 14:38
公共交通機関を一人で利用する! [2015年07月23日(Thu)]
サポートネットは、仙台駅すぐ近くの花京院にあります。 電車でも、バスでも、地下鉄でもアクセスが大変良いため、一人で通ってくる子もたくさんいます。
「公共交通機関を一人で利用することができる。」
これはとても素晴らしいことですよね。
「一人で行く」がねらえそうな子には、「やってみませんか?」と声を掛けています。 4,5年生から一人で来ている子が多く、それは支援級、普通級関係なくできそうな子から練習をしています。
仙台駅前は人が多く、誘惑も多いのでは?と不安がる声も聞こえてくるのですが、子ども達は目的地がはっきりしていて、「一人で行っても良い」と言われると、案外頑張るものです。
今まで、最年少記録は小学2年生でした。
そんな中、小学1年生男子(チーズ君)のママに 「焦らなくてもいいですが、一人で来るのに挑戦してみませんか? 送り迎えも、迎えだけになると、少し楽になりますよ。」
その時のママはちょっと躊躇していましたが、 お家に帰って本人に伝えたところ・・・・
「一人で行く!!」となったそうです。
とりあえず、バス停まで迎えに行くか聞いてみると、本人が「いらない。」とのこと。 ここは彼のプライドもあるので、スタッフも迎えに行かない事を決意!!
どの子でも「一人で」という時は、とてもドキドキしています。 そして、待っている私たちも、実はドキドキしています。
・・・・チーズ君、そろそろついてもおかしくない時間なのに来ない・・・・。 うーん。心配。そこらへんウロウロしてないだろうか・・・・。 少し迎えに行こうかと、靴を履いて外に出てみると、 信号待ちをしているチーズ君が!!!顔真っ赤!!
ここは、迎えに出たのがバレると「一人で行く」の達成感を減らしてしまいます。 いそいで事業所に戻り、何事もなかったかのように待っていました。
チーズ「こんにちはぁ!!!」 まほろ「こんにちは!すごいね!一人で来れたね!!!」 チーズ「約束の物作ってきました!!」 まほろ「ん?約束?あぁー!約束!うんうんあれだね!!(???)」
そして彼が取り出したのがこれ。 ポテトコーンボール(チーズ入り)

まほろ「すごいねぇ!美味しそうだねぇ♪」 チーズ「コピーもあげる♪」
先日、彼が電子レンジレシピを学校から借りてきていたので、
『まほろ先生はこれがたべたいです。(このメモはすててください)』 とポストイットをこっそり本に貼っていました。 約束したつもりもなかったのですが、彼の中では作ると決めてくれていたようです。
チーズ君の中では、「一人で行く」という目的よりも、 「ポテトコーンボールを作って先生にあげる」という目的の方が大きかったんですね。
とても美味しかったです♪ チーズ君ありがとう!
まほろ
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サポートネット
at 16:16
高校生ボランティアさんが来ます!〜夏ボラ2015〜 [2015年07月22日(Wed)]
一昨日、この夏虹っ子にボランティアに来てくださる高校生の皆さんとの顔合わせをしてきました。 杜の伝言板ゆるるさん主催の「NPOでの高校生夏ボラ体験2015」に参加された高校生たちです。 夏休みが始まったばかりのこの日、高校生たちは「NPOとはどんな活動をしている団体なのか」や「文章の書き方講座」などの座学も受けていました。 いよいよご対面。虹っ子の活動や子ども達のことを聞いているときの皆さんの真剣なまなざし。熱いです。やや緊張している様子とやる気がひしひしと伝わってきます。 それぞれ3日間のボランティア体験ですが、我々サポートネットの活動への想い、遊びを通して子どもたちの様子を感じ取っていただきたいと思います。
暑い、熱い夏にしましょう!
おまけ画像。 ひまわりにつぼみが見えてきました。 いいぞ〜。大きくなぁれ〜

うさこ
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サポートネット
at 09:28
暑いけど運動! [2015年07月18日(Sat)]
今週は暑い1週間となりましたね。そんな中、虹っ子では、わざわざ汗をかくような運動課題を実施しました。 その名も「手づくりラケットで風船ラリー」です。 ダンボールを手のひらサイズにカットしたものに、輪ゴムを付けてラケットを作り、手を通して、相手と向き合って風船でバドミントンのようにラリーをします。 ラケットというと、テニスのような形のラケットを思い起こしますが、手の位置から打点が遠くなるほど操作するのは難しいもの…。誰でも一度は、スカッと空振りした経験がありますよね。このラケットは「手の動き=ラケットで打つ」という作りにし、運動に苦手意識があるお子さんも取り組みやすいようにしました。
それと、ラケットが完成したあとに、ローマ字で名前を書いてもらいました。これまた誰しもが経験していますよね。ローマ字表を見ながら、自分の名前の文字をひとつづつ探して丁寧に書きました。
さて、いよいよラリーの始まりです。 「今回は勝負ではないよ。ラリーとは、続けることです。」 と言うと、やる気満々のお子さんは 「え〜っ?!つまんなーい」 という反応なのですが、 「目標は何回にする?」 と聞くと、 「ひゃっかい!!!」 と、すぐに記録にチャレンジする気持ちに切り替わりました。 目標達成のためには、力を合わせることが不可欠。相手をするスタッフもミスをしないように必死でした(汗) 前後左右にたくさん動いて、目標を達成したときのみんなの笑顔は、とてもステキでした。 最後に、相手と 「ありがとうございました!」 と気持ちよく挨拶をして終了。 「つかれたー。のどかわいた〜。お茶くださーい」 の声が、すがすがしく虹っ子に響いていました。

クローバー
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サポートネット
at 12:06
みつけたっち!! [2015年07月10日(Fri)]
iPad課題はとても盛り上がる。 来てすぐにiPad課題だと分かると、子どもたちの 「やったーー!」という声が聞こえてくるのもまた素敵です。
今週の設定課題は「みつけたっち!」でした。

どの子にも対応できる素敵なアプリ。

同じのを見つけて・・・タッチ!!
 スコアが出るので、それを記録用紙に記入します。
チャレンジモードは、はじめ簡単なのに、20問を超えたあたりから急に難しくなる。 最高を出す!!と頑張る子ども達。 何度も何度も挑戦します。
先生「遊び用のiPadに入れとくから、今度来た時やったら??」 虹子「うーん。遊びの時はやらない。」
ですよね。 遊びの時には、遊びのアプリをしたいですものね。 時間が決まってるし。
最高記録は24問でした。
ふふ♪ このアプリいいなぁ。 プリズムの学習課題にも使えそうだなぁぁぁ♪
まほろ
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サポートネット
at 17:13
お絵かき4作品 [2015年07月09日(Thu)]
就学前のお友達の療育より、お絵かき作品をご紹介します(^o^)
メロディさんの作品
 2枚とも、正面から見てこの向きで描き上げました。 上の絵は、首を左にかしげてみると・・・誰かのお顔かな? 下の絵は、首を右にかしげてみると・・・アイスでした! いつも横向きとはかぎりません。 でもアイスは2回とも横向き。だれかに横から書いてもらっていたかな?それとも、本か何かの情報が横向きだったかな?? 今はこれでOK。 特にお顔の絵は、この時以来どんどん進化しています! これからも自由に、のびのびと描いてほしいです♪
ハッピーさんの作品。
 R2D2。
 こちらはC3PO。 どちらも、大好きなキャラクターだそうです。 シブイぜぇ〜〜!! そのセンスに本気で惚れております(*^_^*)
虹っ子、プリズムの子どもたちは、本当に個性が豊かです。 一人一人、大切な存在(^_^)
お家でも、お子さんの作品はどんどん褒めましょう〜! なぐり書きでも、ナゾの絵でも、大人が見て少々いびつな作品でも。 「うわー!じょうず!!」「スゴイわぁ〜」「カッコイイ!」「かわいい!」とね。そして、「これなあに?」「ここはどうなってるの?」と質問もしてみましょう。
他のお友達の作品も、またご紹介していきます☆
リボン
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サポートネット
at 12:20
なんだかとっても「じーーーん」 [2015年07月06日(Mon)]
プリズムには、サポートネットができたばかりの頃から通ってきている子ども達がいます。 まだ虹っ子が“未就学児の「めばえ」”“小中学生の「わかば」”に分かれていた時代。 放課後等デイも始まっていなかった時代です。
そんな彼らは通いだして9年目。 幼稚園だった子たちも中高生になりました。 9年目とまではいかなくとも、5,6年以上通っているメンバーもたくさんいて、 保護者はもちろん、子ども達からあがる悩みの変化に 勝手にじーんと胸を打たれています。
良いことばかりではありません。 ただ、大人の方々に聞きますが、今まで良いことだけで生きてきてないですよね。 人間関係だって、恋愛事情だって、高校受験だって、家庭の状況だって、 悩まなかった人なんていないわけで、 中高生時代にそのことを悩むことができるというのは アイディンティティが形成されていっているなぁ♪素敵だね!と思います。
中学生だった私は、何かある度に 「今、世界で一番不幸なのは自分だ。 ・・・でも、世界で一番不幸の自慢を始めたら、絶対勝てない相手はいるな・・・・ ただ、傷ついたメンタルの部分を切り取って、幸か不幸かを考えているのであり、 その面でメンタルが一番どん底ってことであり、あの出来事の一瞬を切り取れば一番になれるかもしれない。 ただ、私のバックグラウンドは一般的に不幸でもなんでもないから、人には言えないな。」
みたいな、自問自答をしていました。 困りごとを言うのにタイムラグがあるあたり、自閉症スペクトラムの子ども達となんら変わりがありません。
また、悲しい気持ちの時に、 「わかる。わかるよ!!うんうん。わかる!」
と言われると、
『何が!説明してみいぃ!うぬがわかるわけがなかろうもん!!』
のように、心の中でものすごく反発する自分がいます。 それは、今でも時々あります。 なので、「子どもの悩み」への共感はあまりしないようにしています。
ただ、先日、ADHD診断の子としゃべっていて、 ・洋服ダンスの中の話 ・勉強が嫌いなんじゃなくて、めんどくさい勉強が嫌いな話 ・親に注意されると「今やろうと思ってたのに!!」 ・友達運の無さについて語る ・兄弟姉妹の関係の話 ・子どもの問題に大人が入ってくることへの憤り
・・・・その他もろもろ、他人事とは思えないほど、かつて自分が葛藤していたことと重なり 「おぉぉぉ。わーかーるーー!!!」 と言っている自分がいました。(笑) そんなこともあるもんだなぁ・・・っと♪
中高生に話を戻すと、
悩みがある=「絶望感」
のように話をしてくる子が多いのですが、話をしながら、改善策を一緒に考えるうちに、 話をする表情が明るくなることが多々あります。 「たまに個別もいいなぁ。」 と口にする子もいます。
そして 「悩めるってのはいいことだよ。気付けてるってことだもん。 話せるってのはもっといいことだよ。話してくれてありがとう。」っと。
全ての中高生が、悩みを打ち明けてくるわけではありませんが、 普段あまり話さない子が多弁になったり、 あまり表情に出さない子が、笑顔を見せてくれたり、 突然、手紙やメールくれたりすると、 長い時間をかけて、ここまで関係作りができたな♪嬉しいな♪ と感じます。
療育も、人と人との関係性も、数値化することが難しいからこそ、 子どものささいな変化に心が「じーん」と来るのだと思います。 中高生の七転び八起きの話を聞きながら、 長いスパンで携わることのできる療育士って、本当に素敵なお仕事だな♪ と、また「じーん」とくるのでした。

まほろ
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サポートネット
at 20:42
虹っ子園芸部便り [2015年07月04日(Sat)]
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サポートネット
at 09:00