行きたいけど行きたくない・・・ [2026年07月10日(Fri)]
プリズムのグループに来ているイエロー君は、アルバイト大作戦でお金を稼ぎ、そのお金で買い物に行くというセッションを行いました。 買い物に行く日、イエロー君は「540円稼いだよ!!」と笑顔で来所しました。
道順と道路での注意を伝えていざ出発! と思ったら・・・ 「エコバッグもってきたよ」と開いて見せ始めました。 そして「折り目通りに畳みたいんだよ!あー、もうダメだ!」と、言いながらエコバッグと格闘するイエロー君。
何とかエコバッグを畳んで外へ出ると、 涙をぬぐいながら近所中に響き渡る声で「こっちなのになぁー!」「あの地図がおかしいんだよ!もうー!」と、進むべき道を行ったり来たり。
説明で使った地図を持ってきて、立っている位置に合わせて見てみると、 確かにイエロー君の言う「こっち」ではないことがわかりました。
向かい始めると「あの店は薬しか売ってないんだよ」「あの店は店員がくそなんだよ!」 道行く人が注目するような大きい声で、涙をぬぐいながら訴えるイエロー君。
「じゃあ行くのやめる?」と今野がたずねると「やめる!」ときっぱり言いながらも足は店の方へ。 今度は「買い物なんか行きたくないんだよ!」と言いながらも蛇行しながら進むイエロー君。
信号に差しかかるとすっと今野と手をつなぎ、きちんと信号が変わるのを待って渡る彼。 「不安なんだよ!」「買いたいものが売ってないんだよ」 「プリズムなんかやめてやる!」「AとB(グループのメンバー)をぶん殴ってやる」 「あいつらが悪いんだ!」 涙と汗にまみれて大声でいろいろ言いながらも足は着実にお店へと向かっていました。
店の看板を見て「酒・食品・日用品って書いてあるよ」と今野が言うと、 「お菓子って書いてないじゃないか!」と大声で言うので、 「そんな大きい声ではお店に入れません」と伝えると… 「じゃあもういいよ。AとBが出てくるのを待つ。駄菓子は売ってないんだよぉ〜!」
店内にいる後藤に「駄菓子が欲しいそうなので、写真を撮って送ってください」と、 電話して送られてきた写真を見せると「ほら、やっぱり買いたいものないじゃないか!」と泣き出しました。
「別のお店に行ってもいいんだって。駄菓子買いに行こう!」と、誘いますが別の店に行きたいわけではないようです。 「じゃあ帰ろう」と伝えますが帰りたいわけでもない。 涙が引くのを待ち、気持ちを整えていたみたいです。
しばらくすると店の入り口に向かって行くイエロー君。 「大きい声を出したらすぐ帰るからね」と伝えて店内へ一緒に入ることにしました。
大きい声を出さないと約束したことを守るイエロー君。 お菓子コーナーへずんずん進み、商品棚をみて「ほらやっぱり買いたいものがない」と言いながらも目は物色しています。
「高いんだよ」「あれがないんだよ」 いろいろ言いながらもちゃんと物色して「さあ、かごを持ってこないと!かごどこだよー!この店クソだな!」と言う彼に「店は悪くないよ」と伝えます。
かごをゲットしたら後は商品を選ぶだけ、「計算して!」と彼がかごに入れたり出したりするのと一緒に電卓でプラス○〇マイナス○○。 間違えてはいけないと緊張感が走ります。
彼の持ち金540円になるべく近づけようと商品を出したり入れたり。 ようやく合計が556円になって満足しレジに向かいます。 店員さんとのやり取りはバッチリ!会計後お金や商品をしまうこともバッチリ! 帰りはメンバーや職員と話しながら、何事もなかったかのように歩を進めます。
周りから見たら、 騒がずにまずは行ってみたらいいじゃないかなんて思ってしまうのですが、 楽しみすぎてワクワク、不安でソワソワ、思い通りに行かなくてイライラ 頭では分かっているけど、どうしようもなかったのです。
涙も汗もダラダラでしたが、無事に買うことができてよかったなあと思った出来事でした。

あいこ
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Posted by
サポートネット
at 11:16