ここは自分を好きになれるプロジェクト [2020年12月03日(Thu)]
ご報告が遅くなったのですが、
ゴールドマン・サックス 緊急子ども支援基金 第2フェーズ コロナ禍で困難を抱える子どもと家族を“心のケア”で支える
の助成をいただけることになりました!!
コロナウィルスにより、強いストレスを感じながら生活を余儀なくされている状況の中で、 経済的困難、虐待やDV等のリスク、不登校児、様々な障がいを抱えている子ども、 外国にルーツを持つ子どもといった複合的な困難を抱える子どもやその家庭を対象に、 心のケアの充実を支援することが、「緊急子ども支援基金」の目的です。
第2フェーズで採択された団体は23団体だそうです。(応募総数125件)
今回、私たちは 「ここは自分を好きになれるプロジェクト」と題し、
(1)自閉症/発達障害のある子供たちと共に ◯オンラインを取り入れた個別や小グループ活動,プログラム化された活動の工夫を図る。 ◯一人一人の特性に合ったはたらきかけで心の安定につなげる。 緊急事態宣言下で実施済みのオンライン活用は,顔が見える安心感とプログラム化された内容により,新しいコミュニケーションの形を獲得していた。様々な楽しみ方に目を向けた活動は心の安定につながる効果が期待できる。
(2)保護者と共に ◯子育て支援の一つとして,ペアレントプログラムを取り入れたモデル事業の構築を図る。 また、行政と連携したペアレントプログラムの資格を取得し、2021年からの子育て支援事業の本格化を目指す。 ◯コロナ禍に対応した環境整備を図り,安心して話せるおしゃべりサロンや相談事業を実施する。
(3)支援者と共に ◯ブログ,HPを活用し,心のケアに関する支援情報を提供する。一人一人に合ったかかわり方や心に寄り添った対応などを冊子にまとめ,発信する。 ◯支援者育成の一環として,心のケアの充実に向けた事例研やスーパーバイザーによる職員研修を実施する。
という取り組みをします。
すでにペアレント・プログラムの研修にも参加させていただき、 必要な物品もそろえました。
なかでも、このパーテーションがすごい!!
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先日、プリズムの保護者会でも使用したのですが、 これがあれば、マスクが苦手な子でも、みんなとの会話に心起きなく参加できます。 これからクリスマスシーズン。 クリスマスパーティーの時にも、これで飲食することができます。
先日、高校生のセッション「自分の好きなおかずを買ってきて夕食をとる」でも活用しました。

今まで、正面にはカラーボードのパーテーションでついたてをしていたものの、 お互い表情を見ながら食べることができました。
「なんかさ、ごはんってさ。何を食べるかじゃなくて、誰と食べるかも大切だよね たのしいメンバーとのごはんって、いつもより美味しく感じる♪」
と言うと、高校生たちも 「たしかに!!」っと。
コロナ禍になり、給食中はグループにもならないし、会話もない。 食事中におしゃべりが苦手な子でも、 「自分がしゃべらなくても、友達の話を聞いているのがおもしろったので、今の給食は楽しくない」とも言います。
また、表情が見えるということも、会話を楽しめる一つの要素だという事も、改めて実感することができました。
今、感染拡大が広がっている中、 来所してできること。 オンラインでもできること。 いろいろ模索していきたいと思います。
まほろ
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Posted by
サポートネット
at 13:02