Vineland-U [2016年06月12日(Sun)]
現在、Vineland-U適応行動尺度の勉強の真っ最中です。 Vineland-Uとは、適応行動の発達水準を幅広く捉え、支援計画作成に役立つ検査です。(日本文科学社より) 検査を実施し始めて、またひとつ、発達障害の子の行動面について、腑に落ちていく感覚があります。 うまく言葉に表せないのですが、彼らの困っているところはわかってはいるけど、具体的に数値化してみると「なるほどぉぉ。ほぉぉ。」と思うのです。 WISCでは、脳の中が見えてくる感じ。(あくまでもイメージ) Vinelandでは、行動パターンが見えてくる感じ。 WISCは、結果を見て、すぐに読み解けるようになるまで時間がかかりましたが、 Vinelandは生活に直結していることが多いので、検査結果が読みやすいと思います。 そんな中で、先日、携帯電話の機種交換をしました。 私は、真剣に店員さんの話を聞きました。 店員さんは、紙にプランと数字を書きながら、いろいろお得になることを説明してくれました。 家のインターネット環境を見直したいと考えていたと伝えると、更にお得な情報をくれました。 カードを登録すると、ポイントも素敵になると言われました。 機種はあらかじめ決めていましたが、附属品の説明もそれは魅力的なものでした たくさんたくさん話を聞きましたが、1時間経ったころには、へとへとでした。 しかし、月々の支払額が変わるという、大きな契約です。 携帯電話やインターネット環境は、私にとってはものすごく大事なこと。 しかし、仕事あがりの頭で、たくさんの情報は、本当に苦しくなりました。 そして分かったこと。 「待ちうた」「○○プレミアム」など、全然使用していることを知らなかったオプションが私にはついていました。 きっと、前回の契約の時は、一人で行ったために、そのまま考えることもできずに流されていたんだなあぁ・・・っと。 今回は、自分のことでもないのに、旦那様が真剣に話を聞いてくれました。 「もう、私の頭はフリーズしかかっているらしい。話が見えない。助けてください。」 というと、 「これで、話が見えないの?かなり丁寧な説明だよ?」 と言われつつ、 「はい。情報過多です。すでに通信速度は低速化しました。」 というやり取りを店員さんの前でやりとりし、なんとか最後まで乗り切ることができました。 賞味2時間の出来事でした。 へろへろの頭の中で、ずっと考えていたのは、 「これ、発達障害の方々が一人で契約するのは、難易度高すぎないか??」っと。 相手(店員さん)に失礼にならないマナーを持ちながら、 使い勝手とプランとコストパフォーマンスとその他オプション&周辺機器、たくさんのキャンペーン中について精査して考え、その場で答えなければならない。 受容言語はかなり高くないと、話は聞いていることができないだろうし、 対人関係もコーピングスキルも必要だし、余暇と遊びを充実させるためには、インターネットは必要だし、契約書を読み解く力も必要だし、不適応行動(舌打ち、貧乏ゆすり)などある子は、この緊張感が高すぎる環境で2時間いるのは苦しいだろうし・・・。 っと、本当に私は契約のことではなく、Vineland-Uのことばかり考えていたような気がします。 彼らが大人になって、携帯の契約を一人で契約する!となったら、 「一人でできるって偉い!成長したねぇ!!!」 ではなく、 「疲れるから、客観的に話を聞いてくれる人に付き合ってもらってもいいかもね。私でも一人だと使わないオプションつけちゃうことあるから。その覚悟あるならチャレンジしてもいいね♪」 というアドバイスをしたいと思います。 まほろ |
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サポートネット
at 09:03