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慣れてる場所でも再構造化が必要です [2014年06月05日(Thu)]
ライダー君は支援学校に通う新一年生。
プリズムも、虹っ子も利用しています。

年少の頃から通っていますが、
児童発達時代と、現在の放課後等デイでは動きが違うので、
虹っ子にしても、プリズムにしても、とにかく初回設定が大事だ!!!

まず、学習するための場所と机が違う。
本の部屋にスムーズに行き、その机に座って課題ができるだろうか!?
彼の大好きなほんがたくさんあるあの部屋に!!!
(幼児期は、本の部屋が余暇の場所でもありました。)

ライダー君、療育を始めたころは、場所も机も人もいとわず取り組んでいました。
いろいろ理解が深くなってくると、場所へのこだわりがでました。
他の子供の存在を感じると、落ち着かなくなり、人へのこだわりも出てきました。
机やいすが変わった時も、1度は嫌がりました。

彼は素晴らしい自閉症なので、自分のこだわりをあっさり変えられるほど柔軟ではありません。
こちらの準備でできるかどうかが決まると言っても過言ではありません。
スケジュール、場の構造化、ワークシステム、課題内容。

プリズム第1回セッション。
大好きな本棚は、隠しました。

DSCN4329.JPG

本の部屋までは、道を作りました。

DSCN4328.JPG
しかし、彼は椅子に座った途端、大泣きしました。
場所が違う。
机といすが違う。
そして・・・お母さんが見ていない。(きっとここが一番苦しかったに違いありません。)

数十分泣き、少しだけ物を投げてあばれ、私の服で涙をぬぐい、スケジュールプリントに目を落とすと・・・・気を取り直して課題を始めました。
学習自体は好きな子です。
それがこの写真。

DSCN3969.JPGDSCN3965.JPG

流れがわかったら、後はもう大丈夫。落ち着いて帰ることができました。

そこからはもう大丈夫です。
第2回目は、なんら問題なく過ごすことができました。
今ではもう、すっかり学習する姿勢が身に付き、
昔は「おやつのために学習頑張る」という部分もあったのですが、
今は「てきぱき学習終えて、早く遊びたい」に見えます。

そして・・・、虹っ子でも楽しく活動しています。

未就学の時は、余暇の時間に本を読んで過ごすことが多かったのですが、
虹っ子はいろんな子がいます。
他の虹っ子がみんなで「かくれんぼ」をしているのを見て、一緒に隠れだしました。
これがすごくめんこい。
さすがにみんなと一緒に「もういいかい」まで出来るわけでもなく、
隠れても、頭隠して尻隠さず。
10秒じっとしているのがやっとなので、また次の隠れ場所を探す。
このせまい虹っ子の中で、隠れ場所をいろいろ探し、
汗だくになっていました。

その他も、「おままごと」「ミニカーならべ」などもします。
他の子が遊んでいるのをちゃんと見ているんですよね。
しかも、出してほしいおもちゃのカード提示も自分から行います。

DSCN4330.JPG

虹っ子は、児童発達時代の個別指導とはちがい、通常学級の子もたくさんいる中で遊ぶので、
どんなことがあるだろう・・・・と心配していましたが、
「この子、話さないね。なんで?」
と言われることがあっても、嫌がられることはありません。

嫌われない理由は、ライダー君が人に迷惑をかけていないからなのだと思います。
「人の物を勝手に取らない。欲しいときは、カードで伝える。」


まだまだ小学1年生。
こだわりが多いライダー君ではありますが、
ひとつひとつ、彼に伝わるように、
彼の疑問を一緒に解決していければなぁ。と思っています。
まほろ
Posted by サポートネット at 15:11
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