PECSが願う震災復興 [2011年10月15日(Sat)]
「PECS(ペクス)」(絵カード交換式コミュニケーションシステム)」というコミュニケーション支援システムがあります。 東北では青森第2養護学校さんなどで、学校を上げての導入が進んでいますが、宮城・仙台ではなかなか実践が広がらず、研究会の立ち上げも足踏み状態。 PECSは、Picture Exchange Communication System の略で、絵カードを交換することで意思を伝える画期的なコミュニケーション支援ツールです。指導法は応用行動分析(ABA)に基づいており、自閉症をはじめとするコミュニケーション障害のある人に有効な技法として世界各国で活用されています。 『虹っ子』でも、自発的なコミュニケーションを引き出す方法として取り組まれています。
先日PECSを日本の中で普及するために力を注いでくださっているピラミッド教育コンサルタントオブジャパンの今本繁先生からお知らせをいただきました。 『11月10-20日に開催される「2DAYSセミナー」に合せて、PECSの活動の社会貢献として講演会を行い、参加費を日赤を通して被災地に寄付をしたい』というものでした。 早速に感謝を申し上げると共に、「ご寄付をサポートネットにいただくことはできませんか?」と、厚かましくもお願いをしました。 すると繁先生もスタッフの皆様も「顔の見える関係への支援bン」の意図を組んでくださり、快くご了解をいただきました。 準備に間がない日程の中での開催になりますが、ぜひこの機会にPECSの概念や実践報告に接していただきたくご案内申し上げます。
絵でしゃべる?PECS講演会 <復興を心から願って・・・> この度の東日本大震災により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
ピラミッド・ジャパン 職員一同 震災で私どもがもっとも気がかりだったこと、それは発達障害のあるお子様とそのご家族のことです。新聞やニュースで大変な生活を強いられていることを聞くたびに胸がつまる思いとともに、私どもに何かできることはないだろうか、という思いが込上げてまいりました。 何ができるかを考えて参りましたが、私どもの強みを生かし“PECSの活動を通して社会貢献したい”という思いのもと、仙台で講演会を開催することになりました。 皆様から徴収する参加費の全額を 『みやぎ発達障害サポートネット』 様 に寄付する形で私どもからのお見舞いとさせていただきたいと思います。
日 時:2011年11月21日(月)13:30〜(13:00受付)15:30
講 師:今本繁 (ピラミッド・ジャパン ジェネラルディレクター)
事例発表者:門司京子 (ピラミッド・ジャパン コンサルタント)
会 場:戦災復興記念館(4階第一会議室)
所在地:仙台市青葉区大町二丁目12番1号
内 容: 13:30〜14:10 『絵カード交換式コミュニケーションシステム(PECS)とは』講師:今本繁 14:10〜14:40 『ピラミッド・ジャパンでの実践報告』 発表者:門司京子 14:40〜14:50 休憩 14:50〜15:30 質問・相談
参加費:500円
なお21日午前は繁先生が無料でコンサルテーションの機会をくださいました。 PECSの実践をされていて、事例へのご指導を希望される方は 「Schaleおおまち」伊藤(schaleomachi@yahoo.co.jp)までご連絡をください。 件名に「PECSコンサルテーション」とお書きください。
11月19-20日の2DAYSセミナー(ベイシック)もまだお席に空きがあります。 穏やかに丁寧に、しかも理論的に接してくださる繁先生も魅力的です。 ぜひ実際のPECSに触れてみてください。
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Posted by
サポートネット
at 21:40