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教えて真理先生 [2024年03月09日(Sat)]
先日、今年度最後の職員研修がありました。
講師は宮城学院女子大学の梅田真理先生です。

今回の研修は「教えて真理先生」

IMG_1102.JPG

職員が日頃、子どもたちと接する中で
こんなとき、どのような声掛けがよいのだろう?
より良い関わり方、受け止め方はなんだろう?といった事例をあげ、
真理先生から回答をいただきました。

具体的な書字の練習方法や、
子や親の気持ちをどう受け止めていけばよいのか、
支援者として次にできる一手はどんなものがあるのかなど、
ひとつひとつの質問に丁寧に答えていただきました。

その中でも、お子さんや保護者の方に
じっくりと時間をかけて寄り添っていくことの
大切さを改めて感じました。

今回の研修を、実際の支援に活かせていけたらと思います。

梅田先生、ありがとうございました。

けい




Posted by サポートネット at 16:50
よこはま発達相談室 佐々木康栄先生にお越しいただきました [2024年02月20日(Tue)]

新年度に向けてサポートネットは新たな取り組みを開始しています。
子ども支援事業をより発展させるため、専門性に基づく客観的な外部評価を受けることになりました。それを受けて、令和6年度の1 年間を通してコンサルテーションを受ける予定です。

外部評価およびコンサルテーションを受けるねらいは、
・専門性に基づく客観的な外部評価を受け、子ども支援事業の取り組みを再考する
・発達支援における共通の学びから、サポートネット支援チームの一員として主体的に取り組む
・コンサルテーション全体の学びから、職員一人ひとりのスキルアップを図る、の3点です。

さっそく先日、外部評価のため、よこはま発達相談室 佐々木康栄先生にお越しいただきました。
佐々木先生には、子どもとの個別セッションやグループセッションの様子を見ていただき、
また、保護者との振り返りへの同席、職員や保護者へのヒヤリング等を行っていただきました。

IMG_E0854.JPG

これから始まっていくこの貴重な経験を通して、職員全員が主体的に学び取り、
サポートネットを必要としてくださる方々、応援してくださっている方々の
力になれるよう、スキルアップを図っていければと思います。

三浦











Posted by サポートネット at 13:49
LD・ADHD等の心理的疑似体験プログラムA [2023年12月14日(Thu)]

先月に引き続き、宮城学院女子大学の梅田真理先生をお迎えしての職員研修がありました。
「LD・ADHD等の心理的疑似体験プログラム」
子ども達が困難さゆえに感じている苛立ちや不安等を心理的に疑似体験することがこの研修のねらいです。


IMG_4274.jpg


今回は、C聞く D話す E不器用さ この3つの疑似体験をしました。


C聞く
〜教室でのひとコマ〜
日直の挨拶や先生が話している時、落ちている消しゴムや黒板横にある水槽の音が気になってしまい、情報を聞き逃してしまう太郎さん。
怒られていることだけは分かっても、どうして怒られているか分からない。こんなことが実際にあるんだと非常に衝撃を受け、太郎さんがとてもかわいそうでなりませんでした。


教室内は掲示物など、たくさんの物や音で溢れています。水槽を教室の後ろや廊下へ移動する、黒板横の掲示物や道具を厳選して置く等、刺激を減らして環境調整をすることが大切だと分かりました。


また、先生が太郎さんを日頃から叱っているからか、クラスメイトが太郎さんを見る目はとても冷ややかでした。
「着席」の指示を聞き逃し、一人だけ立っている太郎さんに対して、「太郎さん!!」と声を荒げるのではなく、「どうしたの?」と優しく聞いてあげたら、太郎さんは落ちている消しゴムのことを伝え、ありがとうと言われたかもしれません。


先生の態度や声がけの仕方が子どもに与える影響はとても大きいのですね。
クラス全体の雰囲気が変わり、太郎さんの自尊心が守られるためにも、先生への理解を図り周知してもらうことはとても大切なことなのだと感じました。


もう一つ、本筋と関係ない指示が多かったり、複雑な説明だと、何のことか理解できず、確信がもてないと不安で挙手できない体験もしました。


大人はたくさんのことを子どもに無意識に要求してしまいますが、
「何をさせたいのかをよく考えること」
それをさせるために省いてもいい要求があればなくしていくこと、
間違えても受入れられたという体験をさせることが大切だとのことでした。


D話す
複雑な図形を見せずに言葉だけで伝えること、外来語を一切使わずに説明をすることなどを行い、どう伝えたらいいのか迷い、言葉につまる体験をしました。
言いたいのに言えない、周りに分かってもらえない、言葉がうまく出てこない感覚、もどかしさ、これはかなりのストレスだと感じました。


頭の中で考えたことを思いつくままに話しても、相手には伝わりにくいとのことです。
言葉だけで伝えることが困難な時、ジェスチャーや図など、視覚的なアプローチも交えると相手に伝わりやすく、「分かってもらえた」という喜びにつながるのですね。


E不器用さ
鉛筆の端をつまんで板書を視写する体験や、利き手の逆で鉛筆を持って迷路に挑戦しました。
うまく書けないと書くことに集中しすぎるせいで、板書の文章を覚えられず、何度も何度も文章を見ざるを得ませんでした。
作業中に声をかけられたり先生が様子を見に来ることもとてもプレッシャーでした。


精神的努力を要する課題は人一倍エネルギーを使うので、雑にやったり課題自体を避けてしまいがちだとのこと。
できたできないと結果だけを見るのではなく、取り組んだこと、頑張ったことを褒めることが大切だとのことでした。


職員の感想は
・一人一人に合った環境調整をする必要性を改めて感じた
・こういう子にはどうしたらいいか考えるきっかけになった
・太郎さんのように静かに困っている子に気付く支援者がもっと増えてほしい
・みんな同じように、というやり方が変わっていくといい  など


発達障害に限らず、「この苦しさ、辛さは経験した人でなければ決して分からない」という言葉をよく耳にしますが、
今回この2回のプログラムを体験しなければ、発達の特性による困難さがどれだけ大変なことか、分からなかったと思います。


「また怒られた」「またできなかった」という体験でなく、
「できた」「楽しかった」「褒められた」「自分が好き」という体験を子ども達が積み重ねていけるような支援が、多くの方々や場所へと浸透していくといいなと感じましたぴかぴか(新しい)


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太田
                         
Posted by サポートネット at 13:08
2023年度自閉症・発達障害児者支援セミナーを開催しました [2023年11月22日(Wed)]
11/19(日)に、2023年度自閉症・発達障害児者支援セミナーを開催いたしました。

今回は、「今だからこそ言える、父親と息子の話」と題して、
前半は一組の親子をお迎えして、生い立ちから現在までのことについてお話いただき、
後半は子ども支援事業を利用されているお父さんを交えて座談形式で進めました。

IMG_9706.JPG

当日、会場には50名ほどの方が参加され、
普段あまり語られることのない父親と息子の話に耳を傾けておられました。

前半は、息子さんが自分の経験とその時の思いを、
緊張しながらも頑張って伝えてくれました。
お父さんは、息子さんとのことで印象に残っているエピソードや
進路の選択に際して大切にしてきたことなどをお話しくださいました。

後半は、中学生のお子さんを持つお父さんと
小学生のお子さんを持つお父さんを加え、
前半で話をしてくださった親子に質問をしたり、
「うちではこうですよ」と話したりしてくださいました。

話の中で印象に残ったこととして、
子どもと接する中で意識していたことは、
自分一人で突っ走ってはダメだということ。
妻から「受験する学校の下見について行って」と言われたら一緒に行ったし、
息子と一緒に行動することは彼との旅だと感じていたそう。
兄弟げんかが起きれば両方の意見を聞き、
どうしようもないときには家族会議を開くようにしていたそうです。

息子さんが成人した今、子どものころエレベーターのボタンを
押さずにはいられなかったこだわりや進路が決まるまでの
紆余曲折は過去のこととして、
時に懐かしみながら話していたお父さんですが、
きっと当時はいろいろと悩むこともあったことでしょう。
時折息子さんの方を見て「ごめんね」と言いながら、
「あのときはこれがずっと続くのか?と思った」などと話していましたが、
今では共通の趣味の話をしたり、週末には息子さんの運転で
ドライブをしたりする仲になりました。
人生で、様々な決断に迫られたり思うようにいかなかったりすることは
誰にでもあることでしょう。
今回、いろいろな経験から学びを得た親子から、
セミナーに参加した私たちも多くの学びを得ました。

ただでさえ大勢の人の前で話すことは緊張するものです。
以前は見通しが持てないイベントへの参加に
不安があった息子さんにとって、今回話をするという決断に大きな勇気が
必要だっただろうことは想像に難くありません。
事前に用意することができない開場からの質問に対しても、
一生懸命考えて言葉を探しながら答えてくれました。

貴重なお話をしてくださったご登壇者の皆様に
心から感謝したいと思います。
ありがとうございました。

今野



Posted by サポートネット at 14:15
LD・ADHD等の心理的疑似体験プログラム [2023年11月11日(Sat)]

先日、宮城学院女子大学の梅田真理先生をお迎えしての職員研修がありました。
「LD・ADHD等の心理的疑似体験プログラム」
子ども達が困難さゆえに感じている苛立ちや不安等を心理的に疑似体験することがこの研修のねらいです。


真理先生.jpg


今回は、@読む A書く B計算する この3つの疑似体験をしました。


@読む
白黒反転している文字や、ひらがながひたすら羅列してある文章などを見て、全く読めなかったり、意味が分からない時に、周りが分かったと手を挙げる姿を見て焦ったり、「まだ分からないんですか」という先生(講師)の一言にイラッときたりしました。

注)先生はイラッとさせる演技が上手で、実際はとても穏やかで優しい先生です☆

大人にとっては深い意味がない言葉かもしれませんが、分からない時にかけられる言葉によっては、子どもに様々な負の感情を与えてしまうんだなと感じました。
行間を入れたり、文字間を広げたりと工夫することで、分かる体験につながるようです。


A書く
これから何を書くんだろう?と、緊張とワクワクが混在している時に「制限時間7秒で」「丁寧に」「線からはみ出ないように」と言われると、一気にプレッシャーと不安がやってきます。
そして制限時間内にできないことが続くと、だんだんやる気もなくなっていきます。
見たこともないものが出てくると余計に、どこから書き始めたらいいかと始めから迷ってしまいます。

複雑な図形なら四角や三角、漢字ならたけかんむりなどパーツ毎に色をつけたりすると、記憶しやすくなるということです。
「書けた、分かった」→スッキリする
「できた」という感覚を1日1回でも体験できるといいですね、とのことでした。


B計算する
久々の筆算問題は記入欄の桁がたくさんズレていて、うまく計算できません。
ドキドキするともっと分からなくなります。
また初めてのやり方(インド式の計算)を簡単に説明されただけでは、いまいち理解できず、やり方が分かっていないまま「1分でやって」と始められてしまうと、プレッシャー2倍で頭の中は大混乱でした。

計算の手順毎に数字の色を変えてみたり、やり方をはじめに丁寧に伝えることが大切だとのことでした。


職員の感想は
・自分の手が止まっている時、周りが書いているのが分かると焦る
・焦ることで本来の力が発揮できない
・周りができているかできていないかを気にしてしまう
・できなかったまま次に進まれると置き去りにされた気持ちになり、モチベーションが下がる
・主体的にチャレンジしようとする気持ちがなくなる
・「早く、正確に、丁寧に」「まだそこやってんの」はかなりのプレッシャーを与える  等々。


後ろ姿.jpg


疑似体験をしてみて、大人が2時間やってみても頭が疲れました。
できない度にモヤモヤし、分からないことで疲れてしまいます。
子ども達が毎日学校で勉強する中で、この「分からない、できない」が解決しないままどんどん積み重なり続けているのだとしたら、本当に苦しくて辛いだろうなと感じました。


子ども達が一生懸命考えて頑張っている時こそ、周りの大人は静かに見守ること、
子ども達が「できた」という感覚を1日1回でも体験できるように、その都度必要なアプローチをしていくことが、私達大人に求められていることなのだと思いました晴れ


次回は C聞く D話す E不器用さ について学びます猫


太田

  

                               
Posted by サポートネット at 09:18
父親と息子の話 [2023年11月04日(Sat)]
日中の日差しが暖かく感じられる程の、朝晩の冷え込みに晩秋の気配が感じられる季節となりました。
11月19日(日)には今年度2回目となるセミナ―『今だからこそ言える、父親と息子の話』が開催されます。

父.png

日時:2023年11月19日(日) 10:00〜12:00(開場9:30)
場所:仙台市シルバーセンター 6階 第2研修室
   (仙台市青葉区花京院1-3-2)
ゲスト:成人当事者の方とお父さん
    現在子育て中のお父さん2名
定員:70名
参加費:法人正会員 無料
    法人正会員以外の方 3000円

お父さん同士の対談では
父親ならではの葛藤をどう乗り越えていったのかをお話いただきます。
父親目線のお話を聞ける機会となりますので、ぜひご参加ください。


お申込みはこちらからどうぞ↓
http://mddsnet.jp/study/

あかま
Posted by サポートネット at 11:58
今だからこそ言える、父親と息子の話 [2023年09月15日(Fri)]
学びの秋ですね。
2023年度、自閉症・発達障害者支援セミナー第2回のご案内です。

タイトルは
「今だからこそ言える、父親と息子の話」です。

チラシ.png

ここからは、チラシリード文↓
今年度、自閉症・発達障害児者支援セミナーのテーマは「保護者から学ぶ」です。
第1回目は母親から。そして、2回目である今回は、父親と息子のお話を伺います。
前半は、当事者の方と父親を迎え、生い立ちから現在までのことについてお話いただきます。
後半は、子ども支援事業を利用されている保護者(お父さん)を交えて対談していただきます。
父親が描いた息子の姿、父親ならではの葛藤、息子が父親から学んだこと、父親から言われて嬉しかったことなど、今までのことを振り返りながらお話を伺います。
普段あまり語られることのない父親と息子の話を聞いたり、考えたりすることは、聞く方々にとってもたくさんヒントがあるはずです。

日時:2023年11月19日(日) 10:00〜12:00(開場9:30)
場所:仙台市シルバーセンター 6階 第2研修室
   (仙台市青葉区花京院1-3-2)
ゲスト:成人当事者の方とお父さん
    現在子育て中のお父さん2名
定員:70名
参加費:法人正会員 無料
    法人正会員以外の方 3000円


先日、カンファレンスでも、支援者も保護者も学びの場が必要。という意見が出ていました。
オンラインでの講座もたくさんありますし、情報を取りに行けばないことはないのですが・・・。
対面での学びが一番ゆっくりじっくりできるもの。
そして、対面のセミナーだから聞けることもあるはずです。

いろいろな立場の方のお越しをお待ちしております。

お申込みはこちらからどうぞ↓
http://mddsnet.jp/study/

ごとう
Posted by サポートネット at 13:26
みんなで考えたい子どもがまんなかの支援チームづくりカンファレンス2023 [2023年09月05日(Tue)]
9月3日(日)にエルパーク仙台にて、

2023年度 日本郵便年賀寄付金助成金配分事業
「みんなで考えたい 子どもがまんなかの支援チームづくりカンファレンス2023」を開催しました。

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学校関係者、福祉関係者、児童館職員、そして保護者。
様々な立場の方が一堂に会し、カンファレンスが始まりました。

はじめに、話題提供として、認定NPO法人グループゆうの理事、浅野さんより
連携の好事例についてお話がありました。

それを踏まえて、
グループワーク@ 「どんな連携があるといい?」
グループワークA 「みんなでつくろう、子どもがまんなかの支援チーム」

という2つのグループワークを行いました。

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よく「連携が大事」と耳にしますが、出来ているのはほんの一部。
誰が中心となって(キーパーソン)チームを作るのか。
誰(どの機関)がそのチームに入ってくるのか。
どのように役割分担し、支えていくのか。
今、必要とされているものは何なのか。

たくさん意見交換がなされました。
なかでも、「相談支援事業所の相談支援専門員さんと繋げた方がいい」
という意見が出る中

「それ、どういう人??何する人??」

という声も上がり、
連携も大事だけど、まずみんなが知ること!!
子どものことももちろんだけど、社会資源を知らないと連携が難しいのではないか、
子どもや保護者の気持ちを無視して、支援者だけで先回りになってはいないかなど、
保護者の想い、先生の想い、支援者の想いを1枚の模造紙に落としこんでいきました。

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本人の困り感をキャッチしていく際にも、一人で読み取るのではなく、
複数の目で見ていけるように。

子どもたちも家族も安心して過ごせるように。
これからも、良い連携の取り組みを考えていきたいと思います。

ご参加の皆様、ありがとうございました。
Posted by サポートネット at 10:10
「不安が希望にかわるとき〜息子と歩んできた22年〜」 [2023年07月11日(Tue)]
7/9(日)に、第1回 2023年度自閉症・発達障害児者支援セミナーを開催いたしました。

今回は『そのママでいい』の著者であり、ユニバーサルデザインコンサルタントとしても活躍されている橋口亜希子氏を講師にお迎えし、
「不安が希望にかわるとき〜息子と歩んできた22年〜」
をテーマにご講演いただきました。

橋口さん.png

当日、会場には50名以上の方が出席され、みなさん真剣な表情で橋口さんのお話に耳を傾けておられました。
はじめに、「こんなことはありませんか?」と受講者の皆さんへの問いかけからはじまりました。
その内容は、一見特別なことのようには感じない質問が20問ほど。
「一つでもあてはまるものがあった人?」と橋口さんが受講者に向けて問いかけると、ほとんどの方が手を挙げていました。
そして、「これらは発達障害の人の特徴です。発達障害の特徴は、みんなにあてはまるんです。逆に手を挙げなかった人もそのことに気づいていないということで、それも発達障害の特徴なんです」と。
発達障害の人たちの「困ってる」は、社会の「困ってる」であり、社会の課題を解決するきっかけになるという考え方に立ち、環境調整が大事だとお話くださいました。

また、「親を支えれば、子どもも変わる」という項目では、親として苦労したこと、親として助かったこと、親に欲しかった支援とはなど、ご自身の体験を交えてお話しくださいました。
息子さんのエピソードを話す場面では、それを昨日のことのように振り返り、その時の息子さんの言葉やご自身の言葉を話しているうちに、思わず涙をぬぐう場面も見られました。
受講者のみなさんも、橋口さんの話に引き込まれ涙している方も少なくありませんでした。

講演の最後には、ユニバーサルデザインの好事例として、空港に設けられているカームダウン・クールダウン室や男女共用トイレ、街中でよく見かけるようになった足跡マークなどを、紹介してくださいました。

実際に、親として発達障害の息子さんを育てたからこそ、そのリアルなお言葉や考えには説得力があり、保護者にとっては励みになり、支援者にとっては大事な視点に気づくきっかけとなりました。

橋口さん、本当に貴重なお話をありがとうございました。
今野
Posted by サポートネット at 17:00
笑いあり 涙あり [2023年05月17日(Wed)]
今年度の第1回自閉症・発達障害児者支援セミナーの講師は橋口亜希子さんです。

すぽっとでも紹介したのですが、「そのママでいい」は何度読んでも胸が熱くなります。
サポートネットでは、7/9まで閲覧用図書になっています。
(2階の相談室に置いています)

画像1.png

とても読みやすいので、1、2時間あれば読み切ることができると思います。
そして、いろんな感情になりながら、笑顔で涙が流れると思います。

私は以前、橋口さんの講演を聞いたことがあります。

あったことをありのままに話す橋口さんの言葉にたくさん笑い、たくさん涙しました。
たくさんの人に聞いてもらいたい!!!橋口さんにしか話せないことがある。
と思ったことを、今でも覚えています。

そして、やっとお呼びすることができるのが嬉しくてたまりません。

今年のサポートネットの学びは、「保護者から学ぶ」がテーマなのですが、橋口さんは、ただの保護者ではありません。
元日本発達障害ネットワーク(JDDネット)の事務局長さんです。
支援者の目線もお持ちです。

たくさんのお母さんに聞いてほしい。
頑張らない方法や、失敗談から学ぶこともたくさんあります。
そして、たくさんの支援者に聞いてもらいたい。
子どもたちから学ぶこともたくさんありますが、親から学ぶこともたくさんあります。
このくらい赤裸々なお話が聞けると、とても身が引き締まるものです。

橋口さんは、「社会と発達障害の相互理解を図る友好親善大使でありたい」とおっしゃいます。
そして、その言葉はとてもぴったりだなぁ。と思います。
著書も本当に素晴らしいのですが、生の声を聴いてほしい。と節に願います。

セミナーのお知らせはこちらからどうぞ↓
https://blog.canpan.info/mddsnet/archive/4505
まほろ
Posted by サポートネット at 16:01
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