1月のおしゃべりサロン「ラルクママ」 [2024年01月31日(Wed)]
1月 26日(金)にラルクママを開催しました。
まだまだ寒い日が続いています。体調を崩さないようにしたいですね。 寒い中、早朝に愛犬と散歩した時の朝焼けの写真です。

今回は初参加の方も含め、5名の方が参加して下さいました。 お子さんが20代から30代のお母さんたちとおしゃべりしました!
いつものように自己紹介をしながら近況報告。
お子さんの親戚付き合いや病院での出来事、職場の環境について、就職活動や一人暮らしについてなど、話題は様々。
母としてのおしゃべりだけではなく…
子どもとして介護や看取りの話。 嫁として義父母との関係について。 妻として夫の話。 1人の大人として、仕事や社会に関する話。
ラルクママで皆さんのお話をお聞きすると、たくさん学ぶことがあります。
その中で今回紹介したいのは…
お子さんが大人になってからADHDの診断を受けて、現在、障害者雇用で働きながら、グループホームに入所している方のお話です。
母として、診断される前は甘えとしか捉えられなかった子どもの話を、もしかしたら発達障害かもしれないと思ったきっかけがあったそうです。
それは、たまたま出会ったADHDの当事者の方のお話だそうです。 いくつかの話の中で、 「人の話を聞いている時もずっと頭の中で音楽が鳴っている」という言葉がお子さんの言っていることと全く同じだったことに驚いたそうです。
そこから、うちの子はもしかしたら発達障害かもしれないと思い、行政機関に相談したり、病院で診断してもらい、服薬治療を開始し、様々な勉強会に参加したそうです。
そして、ご自身の持病や体調を考え、終活をし始めたといいます。
母が元気なうちにグループホームで一人暮らしを始めたほうがいいと、探し始めたそうです。
一度グループホームに入れればあとは安心と思っていたが、実はいろいろあり、今のグループホームは3つ目だそうです。
この方の行動力の素晴らしさはもちろんですが、相談上手なところがお話から伺えました。
信頼できる相談支援事業所の方に相談し、グループホームの管理者さんのフットワークの軽さに助けられ、移動支援をしてくれたホームヘルパーさんからの情報に支えられ、今があるということでした。
お話を聞く中で、お子さんはグループホームに入ることについてどうおしゃっていましたか?と質問しました。
初めは、僕を捨てるのかと言われたそうです。 母としてそれはとても辛かったそうです。 できることならずっと一緒に暮らしたい。 いつも一緒にいたい。 ご飯も作ってあげたい。
でも、いつ倒れるか分からない自分の体調や、親は先に亡くなってしまうことを考えた時、自分が元気なうちに1人で暮らすための準備をしようと決意したそうです。
自分がいなくなってから新しい生活を始めることは難しい。 お母さんはあなたを愛している。 このことを言葉で伝え続け、説明し続けて、納得してもらったそうです。
グループホームで暮らしながら、休みの日は母と過ごす。困ったら相談して対策を考える。 成年後見人のことについてもお話ししてくださいました。
実体験のお話を聞き、有意義な時間となりました。 子どもから、僕を捨てるのかと言われたという話では、涙を流す母達の姿もありました。
このお話は何年もかけて悩んで、相談し、決断してきたことです。 こういうお話をお聞きできるのもおしゃべりサロンだからこそ。
今はたくさんの情報が溢れています。 発達障害の情報も得られやすくなってきています。
しかし、対面でおしゃべりすることで、心が動く言葉に出会うことがあります。 自分がおしゃべりすることで、誰かに聞いてもらうことで、心が少しだけ軽くなることがあります。
もし、誰かの話を聞きたい、私の話を聞いてほしいという方がいましたら、おしゃべりサロンに参加してみませんか?
◇お問合せ 認定NPO法人みやぎ発達障害サポートネット事務局 TEL 022-341-0885 mail mddsnet@yahoo.co.jp
品川
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Posted by
サポートネット
at 13:32