2018セミナーU 加藤潔氏「今、私たちにできること」 [2018年10月29日(Mon)]
10月28日(日)に、 自閉症・発達障害支援セミナー2018 「発達障害のある人が自分らしく生きる社会を目指して」第2回セミナーがありました。 今回は、国立障害者リハビリテーションセンターの加藤潔氏に 「今、私たちにできること ~自閉症スペクトラム児者とのかかわりから〜」 をお話していただきました。 昨年度まで、北海道のはるにれの里にいらした加藤先生ですが、 今年からは、発達障害支援推進官としてご活躍されています。 今までも、国立障害者リハビリテーションセンターのHPはよく覗いていたのですが、 改めて全国との発達障害者支援センターと連携している話を聞き、 「えくぼ」「アーチル」ともつながっていることを再確認。 加藤先生の講演会はリピーターがとても多いです。 基礎に立ち返ることができ、新たに考えさせられることもあり、 「何度聞いても、もっと聞きたい」という声が多いです。 適応と順応についての話では、納得感も多くありました。 適応は、本人が変わる、周囲が変わる、どちらでもOK。 順応は、本人が変わるしかない。 本人を変えるのではなく、周囲・環境を変えることで適応させる例えを 会場の皆さんがわかりやすいように、スポーツ選手で説明してくださいました。 また、療育と教育についても触れ、 療育とは、自分にとって力を発揮しやすい環境が何かを知ること。 教育とは、その人個人のできることを伸ばし増やす営みであり、個の成長という視点がキーワードになる。 というお話をしてくださいました。 これについては、北海道の発達障がい支援情報サイトのリレーコラムに掲載されていたのでご紹介します。 http://www.hkd-dd.com/columns.php?id=22 終わってから保護者の方が声を掛けてくださいました。 「加藤先生の2時間は短く感じます。あっという間です」 アンケートにも多く「もっと聞きたい」「また聞きたい」「ほっこりした」という声をいただきました。 アンケートの一部をご紹介します。 「もっとかたい勉強会だと思っていたのが、とてもたのしく学べました。目からうろこというか、元気になれました。実践してみたいと思いました」 「基礎、基本、そして適応の大切さをとてもわかりやすく楽しく話してくださり、もっとたくさん話を聞きたいと毎回感じます。愛のある支援をしていきたいです」 「成人期の支援のあり方を見通すことで、今、何をしていたらよいか改めて目標が見えました。自分を外言語で褒めることを実践します」 「毎年、加藤先生のセミナーで、ブレてる自分を確認し、ブレない自分になろうと頑張るエネルギーをもらっています。今日も良い時間をありがとうございました」 本当に、良い時間。 加藤先生のお話を聞くのは12年目ですが、その度、また明日から頑張ろう!という気持ちになります。 発達障害支援推進官の「特性理解のお話」が、「元気になれる」というのは、本当に素敵なことです。 加藤先生、今年も素敵なお話をありがとうございました。 まほろ |
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サポートネット
at 19:28