毎日ブログをつけている少年がいます。 [2013年08月02日(Fri)]
最近、
「ブログ読んでますよ。」 と声を掛けられます。 保護者の中には 「こないだ書いてあったことを、実践してみました!」 という声もあり、 何より嬉しいことだなぁ・・・♪と思います。 嬉しくて、嬉しくて、業務が詰まっていても 「ブログ書こう!!」 という気持ちになります。 継続は、評価あってのこと。 子どもたちも、常に学習をする姿勢(態度)を褒められることで、継続できるんだんぁ・・・ということを、改めて感じています。 本物のブロガーってすごいなぁ・・・・と思うのが、 どんなに書くのが好きでも、毎日書くのはとても難しいです。 そんな中で、毎日書いている生徒がいます。 2012年10月11日から病気の日以外、毎日書いています。 虹っ子(今はプリズムっ子)に通い始めたときを思い返せば、今日の振り返りの感想に 「楽しかった。」「むずかしかった。」 しか書けなかったのに、本当に素晴らしいです。 読んでいるのは、家族と親戚。そしてプリズム・虹っ子の先生。 決して多くはありませんが、毎日読んでくれる読み手です。 会えば評価をしてくれる周りの支えもあり、毎日夕食前に書いています。 「一度決めたら継続できる。」 自閉症スペクトラムの最大の強みだなぁ・・・と心から思います。 高校受験では作文もあります。 作文と言われると、尻込みしてしまうようですが、毎日ブログをつけているという事実は本人の自信につながっているはず!!!! ちょっとだけ引用したいと思います。(了承済みです) 「妹のカレー」 こんばんは 今日は、母がカレーを作る予定でしたが、 頭痛が原因でカレーが作れませんでした。 代わりに妹がカレーを作ってくれました。 ちゃんと、包丁でジャガイモやにんじんなどを切ってました。 夜ご飯に妹が作ったカレーを食べました。 食べた結果ものすごく美味しかったです。 妹が作ったカレーは中々食べることがありません。 今度は俺が作ります。 決して「すごくうまい!!」という文章ではありませんが、ホッコリします。 たくさんの人に読んでもらうためのブログではなく、 パソコンを覚えるため、文章を書くことが嫌いじゃなくなるためのブログ。 読んでいると、彼のその時の心理状況も見えてきて、支援のバロメータにもなります。 えんぴつで書くよりも、書きなおすのが楽なので、パソコンで書くのは平気なようです。 漢字も勝手に変換してくれますし。 私も支援学校の高等部担任時代に、文字の読み書きが極端にできない生徒には毎日パソコンでブログをつけさせていました。 (Wordでかかせるので、コメントをつけるのは担任たちだけです。) 字を書くことに抵抗がある子供たちにとって、パソコンで書くことのハードルの高さは、鉛筆で書かせるよりも低いようです。 夏休み、作文、感想文で悩んでいる家庭も多いと思います。 いきなり原稿用紙にむかわせるより、パソコンで書かせてみてはどうでしょう。 字数を数えることもできますし、Wordの書式に「原稿用紙」もあります。 新規作成→フォーム→学校→論文用紙(縦書き) ここで出てきます。 とくに、スペクトラムの子供たちに文章を書かせると、 「あ。違う…。」と思い、今まで書いた長い文章を消したくなる子もいるので、消したくなったら保存して次の文章。詰まったらさっきの文章見返しながら。なんていうのもいいと思います。 人に話すことができる人は、文章を書くのもうまいです。 書こう!と思うと構えてしまうだけ。 日記作文を書くときは、出来事を口で話して、その内容を音声で録音し、そのまま紙面に落としてから文章を直してもいいと思います。 ブログを毎日書いている生徒を褒めようと思ったのに、論点がずれました。 いつもなら、文章を直して論点のずれた部分を削除するのですが・・・・、 今日はあえて、「文章はまず、書きたいように書けばいい。」の意味を持って、そのまま投稿したいと思います。 まほろ |
Posted by
サポートネット
at 16:03