ゲームと子どもの関係 [2013年05月24日(Fri)]
ゲームの話です。 今、日本で1400万人がダウンロードしているこのゲームご存じですか??
ゲームが世の中に出て1年で爆発的人気、様々なゲーム賞を総なめにしているようです。 CMでもよく見かけます。 そして、私もゲーマーの端くれとして真剣に取り組んでいます。
プリズムには、広汎性発達障害、ADHD、アスペルガー・・・・など、療育手帳を持っておらず、なおかつ普通学級在籍の子供たちもたくさんいます。 そして、子供たちの多くはゲーマーです。 子供たちが楽しそうに話す内容についていきたい、しかも自分は子供よりも少し先にいたい私は、なかなかのゲーマーです(笑)。
虹っ子では、基本的にニンテンドーDS(ほとんどの子供が3DSですが)はNGです。 ただ、プリズムに関してはDSの持ち込みに関して禁じたことはありません。 グループの子供たちは、セッションが始まる前にDSを開いてゲームを見せあったり、作った動メモを見せてくれたり、友達同士で通信をしたりします。 セッション中も、ゲームの話題で盛り上がることもしばしば。 ゲーム機が無く、話に混ざることができない子には、 「こういう話を聞いていても、不機嫌にならないあなたは大人だねぇ。聞き流すができるって大事だからねぇ。」 と、聞き流すことを教えます。
一応ルールはあります。 「セッションが始まる2分前には仕舞う。」 「セッション中はゲーム機・カメラは出さない。」 通い始めた当初、「仕舞ってね。」と声を掛けられていたメンバーも、 「セッション始まるよー。」で仕舞うことができています。 ルールを守らないと、禁止するしかなくなるので、守ってください。と言ってあります。 お互い怒らないし、怒られないで済むので気持ちがいいです。 全員ルールを守ったから、また今度持ってきてもいいよ♪の繰り返しです。
さて、パズドラの話に戻ると・・・最近、これをやっている子供が非常に多く、よく話題に出てきます。 虹っ子でも「iPadに入れてください。」と子供にリクエストされることがあるのですが、
と、「お金がかかることがある。」ということを理由に入れていません。
本音を言うと、 「ロールプレイングなので、複数人で育てるゲームじゃない。」 「スタミナが関係してくるので、やりたいと思った時にスタミナがなくてできないことがある。」 「戦闘中に終了時間が来た時に、気持ちよく終わることができない。」 という理由が虹っ子iPadに入れたくない理由です。
ただ、私個人のiPadには入っていて、余暇としてさせることがあります。 子供によっては、それもセッションの一つにもなっています。 中高生の中にはスマホを持たないながら、プリズムで戦い方を覚えたことで、学校の友達の会話についていけたという話も出ていますし、指の動きに「すげーー!!」とみんなから褒められる場面を作るというねらい。自分では挑戦したくないけれど、見ている分には楽しいから覗きたいという女子。中には私とフレンドになっているので、プリズムに来るなり 「先生!究極進化ゲットだぜ!!俺の見た??使った??」 と嬉しそうに言う子などなど。
余暇は大事です。余暇がある人は働くことができます。そこでメリハリをつけることができるから。ゲームをする時間を確保したいがために、勉強を頑張る子も多いです。 スマホゲームは、ほんの少しの時間でできるものが多いですし、スタミナがあることから必要以上に長い時間をかけることもないのがいいところだと思っています。 (課金したら話は別ですが・・・・ちなみに課金はしたことがありませんw)
このゲームを推進しているわけではないです。 ただ、ゲームが大好きな子供たちと、ゲームの関係をうまく作ってあげることが大事だと思います。
ちなみに、プリズムの余暇でパズドラをすることを楽しみにしている子もいて、
「平日、虹っ子で来た時に『パズドラしたい』と言ったら、プリズムではさせません。他の子にプリズムはゲームできる場だと思われたら嫌なので!!先生は約束を守る人です。」
と言ってあるのですが、しっかりしっかり約束を守り、他の子の前ではパズドラのことを口 にしません。 ただ、「ねぇ、ねぇ、プリズムの時にアレさせてね♪」とこっそり言いに来ました(笑) 少し難しい課題があっても、10分パズドラをしたいがためにブーブー言わずに最後まで取り組めているんですもの。えらいえらい♪
まほろ
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Posted by
サポートネット
at 16:42