ここでは「2013年度ドコモ市民活動団体への助成(環境分野)」の助成団体をご紹介いたします。
「2013年度ドコモ市民活動団体への助成(環境分野)」は2014年2月1日〜2015年1月31日の一年間を助成対象期間として、日本全国各地の「環境を守る」活動を支援いたしました。
| 十勝海岸湖沼群の生物多様性保全のための標本作成 |
一般社団法人 湿原研究所(北海道 広尾郡) |
湿原・湿地は、地球の生態系上きわめて重要な役割を果たしています。一般社団法人湿原研究所は、十勝海岸湖沼群(通称、北海道湖水地方)の植物相の調査研究を、「タイキ・フローラ」と題して、地域住民とともに行ってきました。平成26年度は、『2013年度ドコモ市民活動団体への助成』により、植物標本展示会をその成果としました。
湿原の植物は、世界的に食文化や医療に活用されています。今年度は、生物多様性の宝庫とされる北海道湖水地方に潜在的に存在する有用植物を調査し、採取して同定・標本化し、さらに専門家を招いてワイズユースの研究を行い、その成果を公表することで、北海道湖水地方の環境経営実現を目指しています。有用植物という、市民にとって身近な角度から植生研究をすることで、市民の参加を促し、自然保全と活用のパランス維持の必要性をお知らせたいと思います。
当面は、3年後のラムサール条約会議を契機として、ラムサール条約登録を目的としています。
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タイキ・フローラと名付けた北海道湖水地方の植物調査 |
北海道湖水地方で採取した植物 |
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