「ラウンドテーブル@松江」に行ってきました[2022年11月16日(Wed)]
「ラウンドテーブル@松江」
先日、しいの実シアターで開催された、政策研究大学院大学主催「ラウンドテーブル@松江」に行ってまいりました。
『デジタル時代の劇場:時代を超えた役割』『劇場が地域社会にできること』をテーマに、フランスや東京から招かれた専門家による基調講演やディスカッションで、国際演劇祭を実施されている「しいの実シアター」の事例を取り上げて、地域社会における劇場の力や役割に関して議論が交わされました。
デジタル化が進む現代社会において、多くの方にパフォーマンスを発信できるという観点からはとても便利になったこともありますが、演劇には、音楽劇、人形劇、ミュージカルなど様々な形があり、どれも言葉やセリフを大切にしていて、中にはセリフがない黙劇などもあります。
他民族、多言語や方言こういったものが、今後どのようにデジタル化と共存していくのか大変興味深く拝聴しました。
また、長年開催されている、しいの実シアターでの演劇祭や普及活動により、ボランティアの方が多く育ち、地域の方々の支援も増えてきているとおっしゃっていました。
演劇が人を育てるってこういう事なのだと改めて考えさせられます。
今回は、演劇を中心とした内容ではありましたが、いろいろな分野にも共通する内容で、劇場は、役割を果たすべく地域の発展のために主体となって、ローカルならではの地元の方をどんどん巻き込み動員することで、松江の文化力も高まり繋がっていくのだととても勉強になる研修会でした。
(飯塚)