■広報委員会(視察2日目)
今日は出張2日目です。
朝から豊田市に移動して、豊田市役所へ。テーマは昨日に続き、議会報編集やネット放映についてです。
ご存知世界のTOYOTAを擁する豊田市は、人口約42.1万人の中核市。市の面積は県内最大の918㎢と広く、どこもかしこも走っている車はトヨタ以外見ませんでした。企業城下町の例に漏れず、ゆきとどいた設備や綺麗な建物が数多く並びます。
役所の視察もしっかりと電光掲示板に書かれていました(※写真)
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さて、豊田市の「議会だより」について。
各定例会ごとに、市の広報と同じく16万部強を配布しているのですが、何よりもまず発行のタイミングが非常に早い!定例会の翌月15日には発行しているのです。早期発行のポイントは、編集の為の委員会を定例会の会期中からマメに開き、閉会後の翌日にも開催している事です。話題の旬を逃さぬ俊敏な対応に、商人の街の感覚を感じます。
フルカラーが多い議会だよりの中、今では珍しいモノクロで冊子を構成していますが、議会報コンクールでたびたび入賞するなど、高い外部からの評価を得ています。

■個人的な感想
一言で言うと、「外に開いている」議会だよりだと感じました。
横書きの斬新さに加え、フォントやピクトグラムの工夫、用語解説は元より、面白い取り組みとして「議長インタビュー」記事があったり、マンガを用いて臨時号『市議会へ行こう』を作ったり、市民アンケートや議会報告会(一度に100人来る時も!)も当たり前のように行い、時には地元女子大生を活用して新鮮な取り組みをしています。
質疑を通して、まだまだ議会に関心を持ってもらえる層が少ないという課題も明らかになりましたが、意欲的に情報公開を実践している様子が如実に伝わってきました。
お話の中で薄々感ずいている人が多いようでしたが、豊田市は住民満足度が高く、議会に関心が少ない(=議会を必要とすることが喫緊だという分かりやすい課題が少ない)住民が多いのではないかという点もあるのではないでしょうか。
おしなべて、政令市や中核市は、情報公開に対する意識も元から高く、更に判断や意思決定が非常に迅速だと感じました。取組に反映するスピードもそこから生まれてくる気がしました。
学ぶことの多い両市の視察でした。
参考:豊田市議会HP
PS.それにしても最近は、新幹線のWIFIやコンセントが充実していて、ネット環境が非常に快適です♪