松戸たかまさ市長が、選挙で戦った副市長に小玉氏を起用!? [2025年06月12日(Thu)]
■選挙の意味は!?
先ほど「X」にも引用しましたが、こんなニュースが飛び込んできました。 産経ニュース「千葉・松戸の松戸隆政市長、選挙で戦った小玉典彦氏を副市長に起用へ 議会との関係重視か」 https://www.sankei.com/article/20250612-VOXP62QP7ZPALB523CHIOZ55QM/ 記事によると、松戸隆政市長は新たな副市長として、市長選で破った元副市長小玉典彦氏(50)を起用しようとしているとのことです。 暫く新市長の市政について静観しようかと思っていましたが、この記事が本当だとすると、さすがに多くの市民がエッ!?と疑問に感じると思いますので、一言申し上げます。 選挙で敗れた元副市長を再び副市長に据えるのは、選挙に出た松戸氏と小玉氏のお互いの大義名分が崩れるのではないかと思慮します。 松戸氏については、そもそも本郷谷(前市長の後継指名を受けた元副市長)路線からの脱却を目指しての市長出馬ではなかったのでしょうか。 一方、敗れた小玉氏は、サクッと自身の大筋の政策を捨ててこれからは松戸氏の政策を全面的支持に転換し、彼の指示に従って動くのでしょうか。 また市民からすれば、今回、副市長の職を捨てて政治活動を展開した(そして今後も展開する可能性のある)人間が、(法的には問題ないとしても)果たして本当に公平性・公正性を担保して再び副市長として行政運営できるのでしょうか。 このように、一般的な市民感覚で考ても色々な点に大いに疑問符がつきます。 ■結局、市役所は移転新築しそうな気がします 特にJC主催のネット討論会では、最大の争点であった「市庁舎移転」に対し、松戸氏を含む他の全候補が‘反対’の中、唯一人‘賛成’していたのが小玉氏でした。ここには明確な政策の違いがあります。 市庁舎建現地替に反対(移転に賛成)の立場の小玉氏を任命すれば、松戸氏は現地建替の推進どころか、自身の示したゼロベースで検討という公約すらブレーキをかけることになります。選挙結果で示された民意は、小玉氏ではなく松戸氏。つまり、移転ではなく現地(少なくとも、小玉氏がやる事のなかったゼロベースでの検討)。 次の大きなニュースが『市長、市役所移転新築を決断』にならなければいいのですが…。 ・・・他にも懸念事項は数多くありますが、全ては、市民が納得できるのか大いに疑問です。 § 最後に。 選挙で敗れた私が松戸氏の政治生命の心配をする立場にはありません。ただ今回、市役所建て替え問題をはじめとした目玉公約がかくもアッサリ覆されたとなれば、松戸氏に期待して投票した多くの市民はガッカリすることは間違いないでしょう。 小玉氏も副市長を受けるとすれば、どういう面持ちで登庁するのでしょうか。 私には全く想像がつきません。 一部の‘仲良しクラブ’でこういう大事が決められる繰り返しの政治が幕を開けたのでしょうか。 肝心の市民置き去りだけは避けて欲しいと、暗雲立ち込める中で切に思うばかりです。 |