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衆議院総選挙2024を終えて [2024年10月28日(Mon)]
12.jpg
■悲しい国の政治
昨日投票が行われた衆議院選挙の開票結果が全て確定しました。
(NHK「衆議院選挙 465議席がすべて確定 政党別の獲得議席数は」)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241028/k10014621101000.html

今回は政治腐敗にノーが突き付けられた結果でした。時候の過半数割れ、立民や国民など野党の飛躍・・・生活に密着した政策よりも、明らかに「裏金」による国民の怒りが自公政権を大きく揺るがした事は間違いありません。完全に与党の‘敵失’で野党が利したのですが、もう少し詳しく分析すると以下のように多くの要因があるのではと考えられます。
・首相になってから戦後最短での解散→投開票
 :総裁選前からの言動の変節、旬なうちが有利という甘い見込み
・裏金議員(対象85人→うち46人立候補→非公認は12人のみ)への甘い処分
・裏金問題の真相解明の不実行
・同様に旧統一教会問題への対応
・非公認候補にも2000万円活動費の決定と支給
                  ・・・等々
・・・本来の前向きな政策議論よりも政権のマイナス面が先鋭化して自民は議席を減らし、立民は増やしたというのが実際の日本の民主主義の現状ではないでしょうか。積極的に権利を掴みにいくといよりも、自分の損や不正義には不寛容を徹底するという、戦後日本の国民性を表しているようで、少し悲しいというか物足りない気もします。
                    §
それでも!変化があった事はより良い選択肢を有権者が模索している点で希望だと言えます。
今回の立民の飛躍はひとえに野田佳彦氏の実力だと思います。やはり首相経験者の言葉は代表戦から光を増していました。本気で政権を取りに行くという姿勢が伝わってきました。政策をはじめ色々な要素を寄せた多くの候補が勝っています。ポッと出た旬な候補が小選挙区で勝つ場合によくみられる風の現象です。
私の政治塾でも、野田氏は保革を問わずから人柄が強く支持されています。無党派層の私も同感ですが、政党にかかわらずドスンと信頼できる人だと思います。
今後は立憲民主党の議員たちが国会でどんな振る舞いをするのか注目されると思います。私も中止したいと思います。

■低い投票率
今回も投票率が低い。53%台は、戦後3番目に低いようです。急な解散だったことや整理券の準備に時間を要したなどと言われていますが、私は何より、政治そのものへの失望が主因だと考えます。
このSNS全盛時代に、表と裏のない、本当に公平な政治が求められています。

多くの市民の正義に適う足跡を刻んでいけるかどうか、自戒を込めて。
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