健康福祉常任委員会 [2023年09月11日(Mon)]
■健康福祉常任委員会
今日は湯浅議員の出番、健康福祉常任委員会(鈴木(智)委員長、渋谷副委員長)でした。山口委員欠席で10委員の出席で行われました。賛否態度は以下の通り(敬称略)。 ・議案第16号 令和5年度松戸市国民健康保険特別会計補正予算(第1回) →可決(全会一致) ・議案第17号 令和5年度松戸市介護保険特別会計補正予算(第1回) →可決(全会一致) ・議案第18号 令和5年度松戸市病院事業会計補正予算(第1回) →可決(反対:工藤) ・議案第19号 松戸市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用等に関する条例の一部改正 →可決(全会一致) ・議案第23号 和解及び損害賠償の額の決定 →同意(反対:湯浅) ・議案第29号 松戸市国民健康保険条例の一部改正 →可決(全会一致) ・・・23号の市民力の反対理由は、損害賠償(約278万円)の支払先が不明で確認できない事です。公金を支払う上で相手方の存在を確認できないまま支出するわけにはいきません(本当は存在していないかも知れません)。そもそも今回の賠償は市が100%悪く、相手方である支援措置対象者の情報を漏らしてしまいました。その張本人である市が、議会を通すのに必要な手続きをせずに個人情報保護をタテに、信頼する(していない?)議員に必要な情報を提供しないのは正常な状態とは言えません。市議を信頼していない事の証左にもなり、由々しき事態と考えます。 これまで個人の名前などが特定される案件でも、幹事長会議や議運等で(紙の配布はしないが)最低限、議員に示す事はしてきました。それすらしない市の態度にも誠意を感じません。市民全員からお預かりした税金を正しく使うかチェックする役目を果たしたいと思います。 ■取り消されなかった発言 議事進行に疑問がありました。議案18号に対して政策実現フォーラム・社民の工藤委員が「2会派を代表して〜」と討論をしました。会議に参加している別の会派をひっくるめてまとめて討論するのではなく、委員会に居ない会派も代表して討論をしていました。その会議体に存在しない会派や個人を代表して討論する(=議論に参加させる)ことは議会のルール上認められないのではないかと傍聴していて思いました。本来ならばすぐ気づいて本人から発言取消をするべきです。或いは委員長や気付いた人が本人に取り消しを促すべきです。 ・・・しかし、多数決で委員たちに選ばれた公明党の委員長や市民クラブの副委員長はおろか、他のベテラン委員も誰もその’ルール違反’を指摘しません。局長はじめとした議会事務局は議事進行で何か不備がある時はすぐさま委員長に助け舟(メモ)を出すのが通常ですが、それも誰も行いませんでした・・・結局、一切不問のまま、その議案の審査が終了しました。 ■他に誰も気づかず?指摘せず。 会議室の一番隅っこで傍聴していた私ですが、そのような場面を目撃してしまった以上、無視するわけにもいかず、直後の5分休憩で、鈴木委員長に話に行きました。確認する旨を言われたので、後は任せて直ぐ去りました。 ・・・しかし! 一向に本人から発言取消もされなければ、委員長から促す事もありません。 結局、委員会は全ての予定議案の審査をして終了しました。 ・・・ 終了後、公明党の控室で鈴木委員長にどうなったのか確認したところ、一緒に事務局まで確認することになり、議事調査課長ら数人の職員に取り巻かれる形で検証がされました。 事務局(課長)によって以下が確認されました。 @委員会に居ない会派や議員を代表しての討論は不適切であること A発言取消は委員会の中で行わねばならなかったこと B事務局も本来気付くべきだが、誰も気づかなかったこと C好ましくない形だが会議録には発言通りが残るであろうこと 鈴木委員長には、適正な議事進行のために再発防止を要望しておきました。 快くご納得されていた様子でした。 ・・・ ■正しい議事進行の為に 何年も傍聴されている人は同じようにお感じになると思うのですが、最近、議事進行に要所要所で緊張感がなかったり、充分な時間をかけて議論・検証しようというよりも少しでも早く終えようという'空気'を感じます。まるで答えありきのようなやり取り、事前に(ほんらい必要のない)通告しているかのような質疑、議論の時間を「無駄」と表現してしまうような議員・・・。 色々な考えがあるとは思いますが、仮にも民主主義の元で行われている我々の市議会は、最低限必要なルールに則って緊張感をもってきちんと進めなければなりません。 新人議員ならばまだしも、何期もやっているベテランの議員、多数決で選ばれた能力がある(ハズの)委員長や副委員長、議会事務局・・・誰も気づかず指摘せず、一無所属議員の私が「最後の砦」となる状況には何だか哀しさを覚えます。もしも、私が傍聴しなければこの街の議事はおかしいまま進んでいたのだろうか。重責過ぎますが、絶望せずに頑張ります。 曇りなき眼を持つ市民の皆様へ できる限り現場で起きている事を「傍聴」して下さい。ご感想やご提言、お待ちしております |