賛否公開から国と地方を考える [2020年12月28日(Mon)]
■桜は心穏やかに愛でたいもの
桜を見る会「前夜祭」で会費で足りない分の差額を補填していたことが指摘されていた安倍晋三前首相が先週、不起訴となった。「ウソ答弁」を繰り返し、一国の首相を最も長く務めた人が’秘書のやった事’として知らぬ存ぜぬで通じるならば、政治だけでなく検察不信にもつながるだろう。公設第一秘書が略式命令されたが、安倍氏自身は議員辞職する考えがないことを示した。山口二郎氏(法大教授)は「権力の座から追放するのは有権者の務めだ」と言うが、その通りだと思う。 個人的に思うのは、前夜祭の「招待客」自身はどう思って参加されたのだろうかという事だ。ここまで騒がれて穏やかに桜を観る記憶を思い起こす事ができるのだろうか、心境が気になる。 ■地方からも国会の真相究明を求める議会でありたい 先週閉会した松戸市議会12月定例会の最終日、「国会審議の正常化と真相の徹底究明を求める意見書」(議員提出議案第21号)について賛成討論をしました。 12月議会の賛否態度からも分かる通り賛成は僅か14人で「否決」となったが、地方議会としても国に正確な審議を求めるのは民主主義の基本だと痛切に思う。国がこんなにやりたい放題では、地方も悪い意味で見習いかねない。 如何思われるだろうか。 ■山中啓之の議会動画(録画)の討論はこちら 松戸市議会議会中継ページ ↓ この12月21日から4つ目の段にある 「議員提出議案第十七号から第二十一号までの五件を一括議題、議長発議により質疑・委員会付託省略、討論、採決」をクリック ↓ 動画が始まったら29分付近〜35分頃をドラッグするとすぐ観ることができます(約6分) |