松戸市の感染者の情報公開の姿勢について思ふ [2020年05月07日(Thu)]
■県、市の情報体制はどうなっているのか
現在、市が出している新型コロナの市内感染者の市民への提供情報は、 ・年代 ・性別 ・職業 ・経過 ・行動歴(肺炎患者との接触歴含む) となっています。 ■まさか、松戸市役所の職員じゃない時のみ公開!? 市長が議会事務局を通じて議員各位へ4/24(実際、事務局から議員にメールが来たのは翌日4/25の業務時間後の17:44)に感染者情報がきました。職業欄に公務員(松戸市役所職員ではありません)と記載されています(下記写真)。 千葉西総合病院やあきやまの郷など、医療等の公的施設では特定されてきたのですが、松戸市役所職員ではない事だけがわざわざその市からの報告でご丁寧に記される情報の出し方に、当時から何だか変わってるなぁとは思いました。 一体、県や保健所はどんな調査をして市に情報提供しているのか(又は県から市には報告されておらず市が独自に人事を調べたのか)それぞれの公開基準はどうなっているのだろうか…と。その時は今より多忙でしたし、執行部もその辺は分かっているだろうし、いずれにせよこの市の出し方なら、もし感染者が市の関係者ならばすぐに情報提供されるだろうと信じて追及すらしませんでした。 § ところが。5/6に感染者の報告時の記載はこうなっていました。 50代女性はいいのですが、「非常勤公務員」との記載。 今回は前例のように『松戸市役所の職員ではない』の記載がなかったため、不安に思われた方から公共施設(殆ど休館中)の職員?消防?救急?警察?税務署?…どこなんでしょう?とあらゆる可能性を模索しながらのお問合せを頂きました。事務局に確認しましたが県からの報告になく、市でも調べておらず分からずじまい、との事のようです。 これまでの役所の発信実績から帰納的に考えれば‛もし自分の近くの施設で発生していたら気を付けよう!’と感染拡大防止に協力しようと思う善意の方々が不安がられるのは当然です。 市役所かどうかが不明なことや、或いは情報公開基準を明確に書いていない事が、逆に市民に不安にするような公開の仕方に心許無さを覚えます。 しかし、同日のチバテレニュースでは以下のように「松戸市内の学校の非常勤公務員」と詳細が明記されており、これが更に市の情報公開の在り方を問われる事となりました。 https://www.chiba-tv.com/plus/detail/20200534584 このような情報が、行政のオフィシャルよりも民間の報道の方が速くて正確だとしたら流石に市民がお怒りになるのもごもっともです。改善せねばなりません。 後日、市の情報公開の基準と、市内の人が集まる施設で起きた件ならば相応の危機管理体制の充実を求めたいと思います。 ※念のため申し上げますが、感染者に一切の非があるわけではありません。市の情報の取り扱い方に問題があるという指摘です。 |