夜間中学校視察 [2019年10月01日(Tue)]
■夜間中学の授業参観 松戸市立夜間中学校(正式には松戸市立第一中学校みらい分校)へ2度目の訪問。開講式は記者と職員の小競り合いで雰囲気サイアクでしたが、今回は議員限定公開のようで、記者も市民もおらず、更に加えて最大会派が糸満や石垣へ向けて視察中だった事もあり、少しの議員(15名程度)しか参加がなく、じっくり見て回る事が叶いました。 ■夜間中の状況(抜粋) 1年生10人、2年生9人、3年生4人の23人。年代別では10代から70代までと幅広く、順に10、2、1、3、3、3、1人。国籍は日本が16人(うち市内14人)の他、中国、ブラジル、アルゼンチン、ネパール、アフガニスタンとなっています。 また、4月に開校して4人が既に退学しています。※全て外国の方(国へ帰られたとのこと)。 ■参観概要と所感 17:25〜18:05の授業を見学させて頂きました。 1年生の社会(室町時代)、2年生の国語(高村光太郎の詩を味わう)、3年生の数学(関数)などを見せて頂きました。レベルが高い。少数学級だからかもしれませんが、教師と生徒のやり取りも非常にアクティブで面白い。その他、3段階の習熟度に応じて「スタート」という日本語の指導カリキュラムもあります。中学校時代、お世話になった恩師もご活躍中で、小金中時代をついこの間のように思い出します。壁の掲示物では短歌を呼んでいたり、調べてまとめられた勉強の成果が教育の効果を感じさせます。 総じて感じたのは、生徒(無論、先生も)がとても意欲的なことです。色々な事情で学ぶことができなかった人たちですから当然と言えば当然ですが、義務教育の有難みを再認識するとともに、この熱気や明るい雰囲気に希望を感じました。また、年代や国籍を超えて学ぶ幸せは、夜間中学校の特徴であり強みです。今は見えない’化学反応’が、将来の松戸にどのように寄与するのか楽しみでした!
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Posted by
山中 啓之
at 23:55 |
行政情報 |
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