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松戸市長選挙に思ふ【そのA】 [2018年06月07日(Thu)]
■混迷を極める市長選
「現職に入れるのは迷いがある、でも他の候補もちょっとなぁ」・「誰に入れたらいいか教えて。あなたの応援する候補に入れるから」…そのようなお問い合わせを連日頂きます。自分で決めるのが民主主義の本筋ですが、むしろ自分の基準を持たずしてこれまでどう投票行動を起こしてこられたのか、こちらが逆に聞きたくなります。選挙中盤の今日でさえも。

■本郷谷氏は誰を代表しようとしているのか
民主党公認で12年前に市議会議員として政界入りした本郷谷健次氏(現市長)。保守系の川井敏久氏(前市長)を破り、無所属で市長になったのが8年前のこと。無所属とはいえ、当時は民主系国会議員や県議の応援を全面的に受けていました。つい昨日のことのように思い出します。
                  §
今日の13:20頃、その現職の選挙カーから「本郷谷健次を宜しくお願いします」とマイクが聞こえてきました。その声に聞き覚えがあり、ふと見ると選挙カーの中には自民党公認の小沢暁民市議の顔が!えっ!一瞬見間違いかと思いました。
以前の選挙で本郷谷氏は無所属ながらも民主系議員(国会&地方議員)たちの応援を受けていたのに、今はその逆の政権与党である自民系から応援をもらっているのです。
・・・さすが、公用車を使ってまで某自民党県議候補の応援に行った「お返し」を義理堅く享受されていらっしゃるようです。

「結局、自民に入ったんだろ?」なんて市民からのお問い合わせもやはり多く頂きますが、びっくりしたことがありすぎて、自分でも頭の中で整理しています。

■松戸市長選に纏わる不思議(山中の拙い頭では理解しがたい編)
【ビックリその@】
何より一番は、民主系出身政治家(で自民派の川井氏を批判していた)の本郷谷氏が、今や自民系市議から堂々と支援をもらっていること。

【ビックリそのA】
本郷谷氏を応援しているその自民市議は、4年前の選挙では別の人(末松ひろと氏)を応援していると常任委員会の時に公言されていました。いつの間に変節されたのかは分かりませんが、「昨日はウチの近くにも回って来たよ」とは他の市議。見かけたのは私だけではないことが分かりました。
尚、当時その末松氏からは同じ場で『杉浦候補をお願いします』と言われたのですけれど。他の常任委員もいたので聞いていたのは私だけではないはずです。
色々な人がイロイロな人を応援しています。

【ビックリそのB】
以前、現職を応援されていた民主党(当時)国会議員は、今回は翻って対抗馬のミール計恵氏の応援演説をしているとのこと。
(◎出典:産経ニュース『松戸市長選告示 4氏が第一声』)
http://www.sankei.com/region/news/180604/rgn1806040024-n1.html

【ビックリそのC】
その国会議員と同じ政党に入っている政策実行フォーラムの市議が誰を応援しているかは不明です。が、少なくとも政策実行フォーラムの谷口薫議員は変わらず本郷谷氏を応援しています。議会の駐車場に大きく本郷谷氏のビラを貼った車を停めて、分かりやすい態度はいつも通りです。ふと、会派で別々の候補を応援していることを問題視していた議員がいた以前の選挙を思い出しました。


もはや、誰が誰を応援しているのか、政治家の私でも分かりません。ましてやどんな理由でかも、分かりません。正直、10年以上議員活動していてもまだまだ分からない事ばかりです。まだまだ精進が必要です(議会表彰断ってよかった!)。
現認したり、人から聞いたり、報道で見たりして知った後でも、今までの経緯を考えるとにわかには信じがたい事象が多く、到底理解できません。大義は何か。市民と共有はしているのか…。
政局の都合で次々と身を翻す政治家を見ていると、半年前の都政に瞬間最大風速を巻き起こした緑色の風を思い出させます。

■私が信じること
コロコロと主義主張を変える政治家が多いのは今に始まった事ではありません。
私は、政党や会派といった「政策の芯」を決めているものを大事にしたい。そして、政治姿勢として大事な政策や会派の変遷などについてはその都度、市民に対してこのブログをはじめ、FB、ツイッター、そして4コマレポート『けいじの政治』等、様々な場で発信を心がけてきました。
政策・理念は政治家の『命』であると思うからです。ポリシーなく心地よい風に吹かれ揺蕩(たゆた)うことは、長く政治家を続けたい者にとっては必要なスキルかも知れませんが、私のようないま一つ物分かりの悪い人間には、無用の長物にすぎません。

■私が大事にしていること
繰り返します。
私は、政策を大事にします。その政策の大方針を決める党派や会派といった看板を、気易く掲げ直したり下ろしたりはしない。たとえ、少数派になる事があっても。そういう議員が1人くらい、この街にいてもいいのではないでしょうか。そう考えています。

混迷を極める市長選挙、政策や政党を貫く大切さを学ばせていただく市長選挙になりそうです。

市民力 山中啓之
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