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松戸市長選挙に思ふ [2018年06月04日(Mon)]
■松戸市長選挙始まる
昨日から松戸市長選挙が始まりました。
それに伴い、連日マスコミやあまり普段会話しない政治関係者が控え室などに押し掛けて「市長選出るの?」とぶしつけで執拗に迫り来る質問責めからも解放されました。私は昨日も今日も、市議としての仕事を粛々と続けています。

■現職に対するスタンス
今回、私はは市長選で現職の本郷谷市長を応援しません。私の初当選した時の同期である彼とは、議席も隣り(私が2番・彼が3番)で控え室も一緒でしたので、色々と意見交換しました。
私はその時から一貫して無所属で、彼は民主党(当時)議員でした。保守系の前・川井市長への対抗馬として市民が主役のまちづくりを推進しようとした姿勢は、当時の他の数人の民主議員とは距離を置いた会派構成であったものの、頼もしく見えたものです。
それが、1期を待たずして出た市長選では「無所属」になりました。とはいえ、実際には民主系国会議員と近い関係でした。それはまだしも、いつしか当選を重ねるうちに世話になった民主(民進)系から遠くなり、挙句の果てには公用車で自民党のみの某県議の応援に出かける始末。これは議会でも散々叩かれました。私からみて、市民との距離は実感としてどんどん遠くなりました。2期目まで、応援したからには彼を修正する責任があるものと(控えめにではありますが)投票していたものの、もはや今は彼が何を目指しているのか、大きな方針としての大義や思想哲学があるのか分からなくなりました。市民の1人として松戸市を良くしようという、市民と共有されたビジョンが、私には見えないのです。
市内各種の大型事業も、生めや増やせやの子育て政策も、内輪向けの市松高校重視政策も、基本はバラマキばかりです。
自民党が国政で掲げる地方創生・一億総活躍の神輿の上で、追随する政策を展開しているようにしか見えません。‘財政のプロ’とは思えぬ大型事業の展開で、借金はこの8年で300億円程増えました。新病院については現地建替え64億円のマニフェストが現実的には移転新築で300億円近くかかりました。・・・もとい、それらのマニフェストに対する議会での一般質問を毎年したのですが、最後の砦ともなる公式見解で明快な答えはなく、何とも心もとないです。
無所属の私は、自民党が悪いとか、民主党(もうないけど)がいいとかはありません。どの政党も一長一短だと思っているからです。ただ、有権者との約束(政策)を実態として翻意に感じられる行為を続けることは、政治家である前に人として共感できないため、以前のようには皆様に対して彼を押してくれと頼めません。それでも、前市長を破ったことが大きな功績だとは今でも思っています。

・・・極言すれば、今回の選挙は、市民に対してどんどん補助や給付サービスをばらまき、有権者にいい顔をし、人気を得ようとすれば、私や他の人でも当選できる選挙なのかもしれません。しかし私は、それは決して未来に責任ある者のとる態度だとは思えないのです。人口が国全体で減る中、短期的な手当でとりあえず見た目の人数を増やすよりも、持続可能なこれからの時代にあった真の豊かさを求めるべきと考えています。お金やモノで人を釣るような政策のオンパレードでは、全体最適には繋がらず、他市がそれ以上のものを持ってきたらそっちに市民が流れるだけです。決して郷土愛や市民のシチズンプライドは生まれません。むしろ、さもしい人間をどんどんと増殖するだけです。そのような政策の数々を推進するのではなく、議会としてブレーキをかける役目の重要度の方が上がってきたと感じています。
ゆえに、私は議員を続けます。少なくとも、私の意志を継いでくれる者が出るまでは。
                      §
今回の選挙も現職が有利だとか、次の選挙の為に顔見せで出馬したる候補がいるとか色々と噂されていますが、一貫性のある候補が誰か、見定めて投票したいと思います。
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