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千葉県知事選挙を終えて〜投票率に思ふ〜 [2017年04月13日(Thu)]
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■千葉県知事選挙を終えて(続き)
以前(3/27)ココにも書いた通り、知事選が終わりました。現職森田氏の圧勝はご存知の通りですが、もう少し今回の投票率が話題になってもいいと思います。

■低投票率はきわまり知らず
他の選挙に比べて一番盛り上がらないと言われている県知事選ですが、千葉県(全体)と松戸市を調べてみたら、確かにというか、やはりというか、いや、予想以上に低かったです…(下記)。
      前回       今回
    ==================
千葉県  31.96%   31.18%
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
松戸市  26.95%   26.1%

フラッシュモブやら上記写真の車を走らせるやら色々していたようですが、結果として千葉県全体でも前回より低い投票率、本市もその傾向に追随して低くなりました。選管惨敗。
                 §
中でも気になったのが、県下59市町村あるうち、松戸市は58位ということです(ちなみにワーストは野田市)。あと一つでワーストです。これはゆゆしき事態だと思います。人口も県下3番目に多く、財政力も比較的高い方で、子育てにも力を入れているし(最近しばしば新聞地方版にも待機児童ゼロ・松飛台駅前保育所とか載っていましたね!)、東京に隣接して情報やヒト・モノ・カネの流通が良いはずの街で・・・何故こんなに投票率が低いのでしょうか。選挙に行かなくても日々の生活(政治・行政にも不満なく)充分満ち足りているのでなければ、よほど民度が低いという事になります。あるいは、自分の事にいっぱいいっぱいで、他の人のことやまちのことまで考える余裕がないのかもしれません。ですが、周囲の人の暮らしもまちづくりも、いずれは自分に還ってくる話なのに…。
更に、欧米諸外国では‘事故レベル’の低い投票率にもかかわらず、この話題にも飽きたのか、新聞もメディアも通り一遍の扱いしかしません。ちなみに松戸市は前回も今回同様に野田市と仲良くワースト1・2フィニッシュを決めています。
◇参考:「投票結果(エクセル:23KB)」をクリックすると市町村ランキング(順位)が確認できます。
http://www.pref.chiba.lg.jp/senkan/chijisen-toukaihyou.html

■では、どうする?
選挙に行かない人の気持ちが明確に分からないというのは私の欠点だと自覚していますが、これでは埒が開きませんので、自分なりに端的に投票率向上策を考えました。
人間が能動的に何かしらの行動を起こす動機としては、@それをやること自体が楽しいので自発的にする、或いはAしたくないがしないと損害が出る(お金を失う、叱られる等)、の2通りに大別されると思います。野球やゲームなどは@で、仕事や宿題はAに該当します。
多くの人が休日にわざわざ投票所に足を運ぶのは労力だから行かないというのは、投票行動による@政策実現等のメリット、A行かない時のデメリットのどちらもそれを上回る想像力に後押しされていないからだと考えます。
ならば、そのどちらかを強く想起させるしかありません。本来は@を語り、夢や希望にあふれた政治がしたいです。しかし、現実にはA行かない場合のデメリット、例えばそれ自体が市民参加の欠如した政治となる事、チェックが働きにくくなる事、一部の組織や団体が比較相対的に強力になる事を訴え続けてきました。実際、議員をしていると(例えば市立病院会計などで)予算書や決算書が配布されます。おそらくここにある主な数字は、素人目に見ても「松戸市ヤバイ!」と多くの市民が思われると思います。※ちなみに「けいじの政治塾」では実際の予算書や説明書等を塾生に公開し、実物に触れてもらっています(色々な感想が出るんだコレが…)。
根拠なく危険を煽るのではなく、正当な客観的事実に基づいて判断するならば、それは健全な批判精神であり、まっとうな議論が展開されることと思います。
これからも、たとえそれが松戸市に‘不都合な真実’だとしても、議員として情報公開をより一層おし進めようと意を強くした県知事選の結果でした。
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