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なぜ政界は「緊急事態」が絶えないのか [2021年01月28日(Thu)]
■緊急事態宣言発令下で与党幹部が銀座クラブ
緊急事態宣言の「延長」論が強まる中、与党幹部である自民と公明の2人の国会議員が深夜に高級クラブに出入りしていたことが判明し、謝罪しました。政府が20時までの時短営業を店舗に求めている現在の出来事なだけに当然野党から批判が全集中。菅首相も先月、自民党幹部8人程度で会食して批判された矢先ですから、当然、またしても国の代表者である国会議員の「言ってることとやってることが違う」点で与党の本気度が疑われる結果となりました。
上記の点が報道される一方で、私が個人的に問題に思うのは以下の点です。
@なぜ与党に自浄作用が働かないのか
幹部クラスだからこそ、当人に対して意見具申する人が1人も周りにいなかったとすれば問題だと思います。与党なだけに党や政府にも広がるであろう事象。リスク管理やそれぞれの党内ガバナンスは健全に機能しているのでしょうか。個人に対する怒りよりも、どちらかというと私はこれらの組織にこのまま国を任せていいのか気になります。
A安全な対応で国民の要望を聞く体制は整っていないのか
もう一つは、政治家と有権者の健全な関係についての危機感です。今回の深夜の飲食店訪問は、相談や要望・陳情を聞く一貫だったと説明しています。それならば接触を控える事が求められる中でも電話やメールなどオンラインなどの手段を使えばいいだけですし、月100万円超の議員報酬の一部を一度使えば自由に準備ができると思います。学生でもオンラインで授業を受けている世の中で、国会議員がそれすら出来なかったらむしろその状態が国難です。安全な方法が確立されていないのは所謂「料亭政治」の名残が令和に残っている事の象徴のように感じ、何とも言えない気持ちになります。
B足の引っ張り合いの国会審議を止めるべきは与党に匙がある
もう一つ、これも民主主義の視点です。
「国民に罰則や罰金の前に今回の様な議員こそ罰金を科すべき」という主張も充分筋が通りますが、かくいう野党も前回の緊急事態宣言下である国会議員が歌舞伎町の風俗店に出入りしていました。もはや足の引っ張り合いで、本来の議論すべき点において国民に利益が少ないと思います。不毛な論戦を少しでも減らすには、コロナ対策に実効性の高い事を真っ向勝負で行う事、それには心ある政権与党の議員たちの矜持が必要です。まずは、答弁を真摯に行うこと。逸らしたり、通り一遍の官僚答弁から少しでも離れる事です。コロナ支援についての質問で昨日も「最終的には生活保護」と答弁していた首相や他の大臣の答弁からは、やはり一地方議員の私なんかの感覚には想像に及ばないどこかで物事をとらえているのかなと思います。遠い。


誰かが冗談のように言っていましたー今の委員会は「一問半答形式」ーだと。来週の議運でまたまた質問時間や討論時間短縮が話し合われ、決定される予定になっている松戸市議会にいる身としては、笑えません。