投票先の決め方 [2026年01月28日(Wed)]
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■「質問です。山中さんはどうやって投票先を決めていますか?」
選挙シーズンになるとー特に国政選挙になるとー無所属の私の元にこのような質問が直接・間接を問わず届きます。次いで「誰に入れていいか分からないんです」。「答えられる範囲でいいので」。 § ・・・いや、私にもあなたが誰に入れたらいいか分からないです。というより、主権者である国民の1人として同じ主権者である国民の1人に決定してもらおうとする行為そのものが、既に主権を逸脱されているのと同じではないかと思うのです。私からすると、ちょっと大げさに言えば生殺与奪の権利を奪ってしまうのではないかと思い、決めてくれと言われても…と躊躇してしまいます。 ただ、他者の意思を決定することは私にはできませんが、私が自分の投票先を決めている要因の一部を披露することで、上記の質問者のヒントになるならば大いにして頂きたいとは思います。 ■視点 まず、キャッチコピーでは決めません。一昔前の〇〇を取り戻す、とか、日本人〇〇、とか、生活者○○、とか。今回は「消費税」「手取り」等でしょうか。全ては有権者の興味を引くイメージ看板に過ぎないからです。そして、選挙後は有権者1人1人がイメージした通りには政策が推進されたためしはまず無いからです。 最近では、選挙のたびに使い捨てられる看板(コピー)が可愛そうとすら思います。 § その代わりに、私はその人や政党の過去の足跡(=実績)で決めます。 これまでの政策に一貫性はあるか、選挙のたびにコロコロと主義や主張、所属政党を変えていないか、どんなにいいこと言っても選挙のたびにその場しのぎの姿勢をとる者には、政治家以前に人として信頼できないのです。政策は政治家の命です。昨日「命を懸けて○○やる」と言っていたA候補が、次の日には違うことを言っていたら、そりゃシラケます。それと同じことです。難しい理屈はありません。大事な事を、一貫してズバッと言えることが大事です(政治家は言い訳をする時には往々にして説明が冗長になります)。 具体的には現職は政策とその実績をみます。その際に大事になるのが議案に対する個々の賛否態度です。足跡は嘘をつきません。我々の民意の集約として、1人の代弁者として採決に臨むために(たかい税金を払って)議員をやってもらっているのです(そして、候補自身がそれをやりたいと立候補しているわけです)。ここが本丸です。 § では新人はどうか。これも同じです。政治家としての経験はなくとも、それまでの学問や研究、職歴を見れば、その人がどれだけ政治に時間やお金といった自分の資源(=労力)をつぎ込んできたのか分かります。ポッと出て受かりたいだけの人との違いはそこです。年齢が高ければそれほど、専門性が高くなれる時間があったはずです。それぞれの専門や関心を、政治家になっていかしてくれそうかどうかは、その人の生い立ちや動機に迫ればある程度、ヒトとなりといった「輪郭」が見えてきます。 目先の大安売り政策の「ヤルヤル詐欺」候補につられることなく、その候補者が命を賭して未来へ約束を守る意思を有しているか、本気度を見極める事が重要です。就活や婚活よりも難しいかも知れませんが。 |




