宗教2世の影響に思ふ [2025年10月28日(Tue)]
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安倍晋三首相(当時)を襲撃して殺人罪で問われている山上徹也被告(45歳)の裁判員裁判の初公判が今日14時から奈良地裁で開かれます。
争点は、所謂「宗教2世」の影響がどこまで加味されるか。母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に多額の献金をしたことで、教団とつながりがあると思ったことが安倍氏を狙った動機とされていますが、この認識や生い立ちがどれほど情状酌量の余地があるのかが注目されています。 § 殺人は決して正当化はされないが、自分がどうしようもなかった事情は酌むべき要因ともいえるため、専門家でも判断がどうなるか難しいと思われます。 実際、当該教団の元信者39人が献金被害を訴えている集団調停では12億8900万円の解決金を教団が払うことで昨日調停が成立しました。当該教団には解散命令が出されています(現在も東京高裁にて審理中)。 また、派生して良し悪しにかかわらず宗教団体そのもののイメージが悪化したことは否めないと思います。例えばある宗教団体をバックに持つ政党が各種選挙において弱体化した事なども既に目に見える形の影響として因果関係があると言えそうです。 多様化時代。これからは明らかな被害者だけでなく加害者も一面では少し被害者だったのではないか、という複雑な割合の匙加減を、裁判員は判断する事件が多くなりそうです。 山上被告の公判はこれから全19回に上る予定と長丁場ですが、12月18日結審予定、来年21日に判決が見込まれています。 |




