哀しき、地名認識の増加 [2025年02月10日(Mon)]
■ロシアがドネツク州の要衝を制圧
2022年2月24日にロシアがウクライナに侵攻してから今月で丸3年が経とうとしている。隣国が3年間も戦争をしている実感は正直あまり感じない。ただ先日の続報では、ロシアがウクライナ東部ドネツク州の要衝であるトレツクを制圧したと発表した。 § 恥ずかしながらウクライナ国内にあるキーウ(以前はキエフと呼んでいた)の場所も、ドネツクという州に至っては地名も一昨年まで知らなかった。今回はその中のトレツクという地名を覚えた。 哀しいかな、こんな形で新聞やネットでウクライナの地理の知識が増えてゆく。詳細までは分からないが、大体の場所と大まかな戦況を知る。こうして覚える地名は学校の授業で習うより記憶に残ってしまう気がする。皮肉ながら覚えてしまうが、ここで悲しい事が起きている事実を受け止めようとすると、こういう知識の増え方はなんともいえずやるせない気持ちになる。 開戦当初は日本各地でウクライナ支援のため国旗カラーのリボン等を纏うことが一時的に流行ったが、今ではあまり見かけなくなった。流行は風化すれど、長引く戦禍により、現地で人は確実に亡くなっていて、二度と還っては来ない。 もしトランプ氏が持っているならば、早くカードを切って終戦へ向かわせて欲しいと切に願う2月である。 |