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どうなる、新庁舎? [2024年09月09日(Mon)]
■議案質疑(議質)
一般質問が終わった後、立て続けに3回の日程で合計6回登壇し、質問を重ねました。答弁漏れが多く、本当はもっと質問したいのですがたった10分という大会派の決定により、議論する時間が狭められています。10分持ち時間といっても、こちらは実際1〜2分しか話しておらず、残りの約8分は全部「答弁」です。やれやれ。
                     §
一般質問と議質の間に5分休憩があったので、議場に出た瞬間、知らない方(傍聴者)から話しかけられ『今日、山中さん質疑しないんですか?』と聞かれました。『何も書いてある髪を頂けなかったんですけれど』と。確かに法に規定がなく会議規則で定めて行っている一般質問は通告書が配布され、質問者と内容が紙で分かるように配慮されているのに、もっともっと重要な議案質疑については誰が何をやるのか全く分からない、それどころか通告の有無も分からない不親切な状況です。議案について市民に知って欲しくないのでしょうかねえ…。

■追加議案(第26号)で新庁舎整備基本計画(第1ステップ)策定予算が!
市は遂に、市役所庁舎の一部を強引に相模台の土地へ持っていく計画策定に取り掛かろうとしています。まだ議会でどこにするかも決めていないのに、「第1ステップ」として新館・本館の部分だけ国有地を買い取ってそこに建てるというのです。様々な懸念が伴います。
(参考:提出議案:16時頃更新)
https://www.city.matsudo.chiba.jp/shisei/soumu-saiyou/sigikai/reiwa6nen9gatsuteire.html

・・・当然、この議案にも質疑しました。内容は以下に原稿をそのまま記しますが、要は、「‘第2ステップ’って何?要は(移転ありきの‘第1ステップ’の副産物として言っているだけの方便でしょ?」ということです。
このままズルズルと移転への道を強引に歩むのか。

*以下、私の質疑原稿と答弁案です。若干表現に差がありますが、大意をお汲み取りいただけると思います*

市民力の山中啓之です。
【議案第26号:一般会計補正予算(第4回)】について、新庁舎整備基本計画(第1ステップ)作成業務(債務負担行為7,260万円)に関して伺います。

本議案は9/4開催の「第279回 国有財産関東地方審議会」が、国有地の利用計画変更を了解した事を受け、上程されました。HP公開された資料の「利用計画図」には、段階的整備案をふまえ、当初案の新庁舎延面積35,000uから新案では20,000uとなり、当該地のほぼ中央に庁舎が配置されています。また、当初案の「全機能移転」から新案では「現議会棟、現別館は継続使用」と記載されています。
更に(資料では)現庁舎は分散等の課題を抱えている一方で、新案は災害時対応にも適切と認められるため当該地の売却は妥当とされています。
しかし、実際は少なくとも第1ステップでは‘更なる分散化’が確実になる上、災害時には庁舎が2つあるため災害対応はより複雑化し混乱の恐れがあります。審議会はその性質上、こういった現実的かつ大局的な見地が欠落していると言わざるを得ません。そこで伺います。

■1.(審議会について)
審議会は、市が当該地に建てようとする新庁舎の災害対応を評価する一方、現議会棟や別館との防災時の連携に全く関知していない点や、分散化の課題解決を銘打ちながら、より分散化を進めていることなど、(資料を読む限りでも)大いに自己矛盾しており懸念も大きいですが、市の見解は如何ですか。
審議会はあくまで今回の計画変更にあたっての土地売却の妥当性を了解しているだけで、第2ステップ完結までの結果責任はないと思われます。従って土地売却(市にとっては購入)が法的手続きに不備はなくとも、市役所再編全体を考えた時、実質的なこれら(防災・分散等)の問題を次のステップへ先送りしているだけで、第2ステップ完結時まで責任がある我々(議会と行政)がそれを鵜呑みにするのはとても危険です。当局はこのリスクに気付いていますか。見解を伺います。

■2.新庁舎整備基本計画(第1ステップ)は何を定めるのですか。
単に当該地に約2万uの新庁舎を建てるだけでしょうか。例えば今後 議会棟&(と)別館も移転となった場合、新庁舎の建つ位置や形状等によって、続く第2ステップの検討余地に致命的影響を与えうることは容易に想像できますが、のちの事をどれだけ意識して策定するのでしょうか。

■3.『段階的整備案』の「第1ステップ」と「第2ステップ」の検討スケジュールについて
本来、両ステップの検討は密接不可分なものと(私は)認識していますが、それぞれの検討スケジュールの「区切り」はどうなっていますか。特に、第2ステップの検討をいつから・どう議論し始めるのですか。
また一定程度、議論の‘土俵’(構成、期間、期限など)が示されぬまま唐突に始まると、その準備も含め、議論がままならず迷走する恐れがあります。半世紀に一度の重大事かつ時間的猶予がないというのならば尚更、予めお考えがあると思いますが、お示し下さい。

【答弁】
ただいま、「新庁舎整備基本計画(第1ステップ)策定業務」に関連して、山中議員より3点、ご質問いただきましたので、順次、答弁申し上げます。
1点目、先般、財務省関東財務局が開催いたしました「第279回 国有財産関東地方審議会」の公表資料に関連し、市役所機能の集約化と、災害対応における新庁舎と議会棟・別館との連携について、自己矛盾はないかとのものでございます。
まず、集約化につきましては、「市役所機能段階的整備案の第2ステップ」に大きく関わってまいりますので、当該ステップで検討することとなりますが、「市役所機能再編整備基本構想」において、「市民利便性に資する関連機能の集約」と定めておりますことを踏まえ、今後の検討を進めてまいります。
また、災害対応につきましては、災害対策本部は新庁舎側に設ける計画としておりますが、同様に、当該第1ステップ基本計画の中で十分に検討してまいります。
なお、市役所の機能配置の検討の中で、当該第2ステップに向けた課題が生じる場合には、議員ご指摘のリスクを含め、そのような課題を、当該第1ステップ基本計画の中で整理してまいりたいと存じます。
次に、2点目「当該第1ステップ基本計画では、何を定めるのか」、「単に2万平方メートルの新庁舎を建てるだけか」、「のちの事をどれだけ意識して策定するのか」についてでございます。
当該第1ステップ基本計画では、以前にご説明いたしたとおり、まずは、現本館・新館分のスペースを収める器として、約2万平方メートルの新庁舎を前提に、計画を進めてまいります。
また、当該段階的整備案は、令和5年5月の、財産取得議案に対する反対意見の中で一番大きな課題、「敷地が狭い、特に平坦な部分、いわゆる平場の面積が少ないこと」を解消するため、平時、有事ともに有効となる空地を確保する案となってございます。
このことから、当該空地に、法的・物理的に可能であっても、別棟の増築等により、この有効空地を減じることとなるようなことは、通常であれば、考えづらいと存じます。
最後に、3点目、当該段階的整備案の第1ステップと第2ステップの検討スケジュールについてでございます。
「各々のステップの区切り」、「第2ステップをいつから」、「どのように議論を進めるか」とのご質問でございますが、先の大橋議員の一般質問に対する答弁にて、申し上げたとおり、「第2ステップは議会のご意見をお聞きしながら検討するもの」であり、従って「現時点で第2ステップを明確に示すことが難しい」と考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。
ただ、議員もご心配いただいていることでしょうから、まずは、当該第1ステップの検討を進めさせていただき、「松戸市庁舎整備検討委員会」にも諮り、市議会が所管する委員会には中間的な報告などをさせていただきたいと存じます。
この中間報告では、先程申し上げました、当該第2ステップに向けた課題についても、ご説明することになると存じます。
以上、答弁とさせていただきます。

【2回目】
ご答弁頂きました。
ただ、答弁漏れや不明確なものが複数存在していますので、再び伺います。
まず1点目。
現在の庁舎機能が新庁舎へと大きく2分化(分散)してしまい、災害対応への連携が図れるか全く不明であります。第1ステップの計画の中で整理が難しいのではという懸念から質しましたが、安心した回答は得られませんでした。
また、機能配置についても、答弁では「第2ステップに向けた課題が生じる場合には、第1ステップ基本計画の中で整理したい」との事でしたが、その第2ステップの課題は、第1ステップも完結していない中でどう行うのでしょうか。お答えください。予測で行うのでしたら議会軽視になるとはお考えになりませんか。
2点目。
これは確認ですが、増築は物理的に「可能」であり、しかしながら当局はそれを現段階で「想定していない」という事でよろしいでしょうか。お答えください。もし第2ステップでそのような話が出たら、時間的にも経済的にも非効率が生じると容易に推測されるのですが、見解を伺います。
3点目。
結局第1ステップと第2ステップの区切りについては示されず、特に肝心の第2ステップのスケジュールについては「お示しする事が難しい」で片づけられてしまっています。既に第1ステップの計画策定がR8年7月と出て予算要求しているのですから、せめて第1ステップの中間報告の予定時期とその方法、第2ステップにいつ開始される予定なのかは明確にしなければおかしいと考えます。
例えば今の私の第一質疑に対し、「議員ご指摘のリスクも整理して参りたい」と捉えている時点で、第1の考慮に入れる事は、既に私の指摘している両ステップが不可分であることを証明しているようなものだと考えられます。つまり、第2ステップの始まりなどというのは実質的には設ける事はできないのではないでしょうか。この点、一般の言葉で分かりやすくお答えください。

(※第2答弁は当日返ってきたためデータなしです。明日のネット中継でご覧下さい。当日13:30位〜)
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