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山中 啓之
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今年一番感動した日 [2023年12月31日(Sun)]
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■今年一番感動した日
1年も今日で終わり。これから千葉県産の鴨と矢切ねぎを使った年越し蕎麦を食べますが、忘れないうちに一言、のど自慢で感動した話を書いておきます。いつも通り12月は議会にかまけていましたのでなかなか他の事が進みませんでした(^^;)

■あなたはのど自慢を観たか?
12月3日(日)は『NHKのど自慢』で松戸が舞台になった日です(24年ぶり)。
21世紀の森のホールに前日の予選会から200組が集まり(応募は1462件というから倍率7倍以上!)、選ばれた20組が本線で歌声を披露する。ただ、定例会真っただ中で金曜に一般質問を終えたばかりの私は、祖父母の法事があったため家族を連れて土曜から京都に向かい、日曜の法要中は全くそんな番組があることさえ忘れていたのだった…。かくして松戸が全国放送されたその日に千葉に舞い戻り月曜から再び議会に出席していると、議員たちが口々に「のど自慢」の話をしていた。(そういえばそんなのあったな…)とぼんやり思っていたところ、どうやら「NHK+(プラス)」に申し込めばネットで1ヶ月は無料で見逃し配信が得らきるらしいと知る。とはいえ連日の議会日程に追われ何もできず話題に乗り遅れ、ようやく私がこのNHK+に登録して視聴できたのは、議案質疑や討論準備がひと段落した当該番組配信期限の1週間後の日だった。ギリギリの視聴となった。ふぅ〜。
                       §
番組ではおなじみ松戸の風景と共に見覚えある田園風景などが映し出される。専松の甲子園出場時を彷彿とさせるNHK番組での紹介だ。20組が思い思いに歌い、例の鐘の音で審査され、チャンピオンが決まる。ここまではいつも通りだった。
面白かったのはこの後だ。
本チャン番組の後、予選会の裏舞台の様子を見せる『NHKのど自慢 予選会ギュッと見せます!千葉・松戸市』という番組がある。そこで、予選会に出た人たちが全員数秒間ずつではあるが映されるのだ。
折角だからそちらもサッと目を通そうと流して観ていたら、見たことのある人が何人かいた。いつも会う時とガラっと雰囲気が違うはっちゃけたAさんやら、しばらく見ていないながらもこっちが本業だったんじゃないかと思える歌声のBさんやら…観ていて飽きないのは地元開催だからだろう。
                       §
・・・そんな中でひときわ目を引く男性がいた。見た事があるけど誰だったか…認識するのに2秒くらい要した。その人はペンライト替わりの長ネギ片手に「矢切ねぎ」と刺繍入りの帽子をかぶって「世界に一つだけの花」を熱唱していた。一目で地元農家と分かるようなベタな恰好であった。

【あっ…唐澤さんだ!】

思わず心の中で叫んだ。
その姿は、矢切で農家を営む唐澤圭輔さんだった。現在議会でも大きな議論になっているが、矢切が今の市街化調整区域から市街化区域になったり、あるいは調整区域のままでも産業系の開発可能な地区計画が決定されれば、大型倉庫建設が現実のものとなってしまうかもしれない。もう原風景の見慣れた矢切の姿はなくなってしまうかもしれない。そんな懸念を多くの人が抱いています。

★ちなみに関連する都市計画マスタープラン(市街化調整区域編)(案)のパブコメが現在、意見募集中。

…そんな中で唐澤さんは、倉庫建設の懸念に対して、今の矢切を残そうと声を上げている気骨のある農家だ。奇遇にも先日の講演でお会いしたばかり↓。
https://blog.canpan.info/matsudo/daily/202311/20

♪この中で誰が一番だなんて 争うこともしないで〜♪

決してお世辞にも上手いとは言えないその歌声には、鮮烈なインパクトがあった。
必死に地元を盛り上げながら、自分の置かれた場所-矢切-で一生懸命に花を咲かせる事に専心している彼の歌声は、SMAPよりも槇原敬之よりも私には響いた。
歌詞の意味と彼の言動があまりにもマッチしていて、歌とは本来、こういう自分の気持ちを格好つけずにストレートに表現するものなんだと気付かされた気がし、私は衝撃のあまり10回以上再生して魅入ってしまった。
                       §
それだけではない。
矢切ねぎ片手に歌う彼のベタさが功を奏したのか、出演者インタビューの部分が思い切り使われていた。
『「のど自慢」はご当地自慢だと思うので、地元を上げて「のど自慢」を盛り上げていければと思います。ありがとうございます。』
帽子とネギ片手に嬉しそうな横顔で語る彼の姿に、松戸でオンリーワンの矢切を誇れる農家や農地がいる事を同じ松戸市民として嬉しく思った。

※写真はご快諾を頂いて掲載しています
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